〜巣の大改革案・・・・・裏で好き放題したい〜
「女王陛下、おり言って相談が有るのですが・・」
『なんじゃ改まって?』
「いや、最近作業に没頭してましたので・・この巣の状況をあまり良く知らないのですが、昨夜に黄土様からやはり食糧難が深刻だという話を聞きましてね」
『うむ・・確かにかなりの状況になってきておる』
「ええ・・ですから、その解決法として一つ提案があるのですが?」
『ほう・・どのような?』
「まず、食料の消費が著しい者たちが居ます・・ナンバーズですが・・これは、自らADPをATPに変換してエネルギーを作り出しているからなのです。」
「其の点、食料としてATPを直接摂取して消費している。この巣の多くの蜂達は、ある意味で量は少ないが、非常にコストパフォーマンスが悪いと言えます。」
「そこで、これらを解決する方法として兵隊蜂以上の蜂達に汎用の消費改善ファンクションを投与したいと思います。これをすることで、食料の質としてATPが少なくとも栄養価が高くカロリーが摂取できれば、それだけで、自活が出来るように成ります。」
「更に植物などに備わっている光合成と言う機能を付与することで、土と光と水あとは二酸化炭素などの物を用いてエネルギーを生産出来るようにしようと思っています。」
「・・・・いかがでしょうか?」
『・・・少々・・わからぬことがある・・それをすると具体的にどのくらいの食料が削減できるのじゃ?』
「王次郎が、最近食料の消費が少なくなった事は報告に受けておりますか?」
『うむ・・聞いておる・・其のお陰で、随分と危機が遠のいたと聞いておるが?』
「つまりは、その効果が出ているということです。さらに光合成を取り入れることで、さらに効率化が見込めます。具体的にとはまだ計算していませんが、恐らく現在の消費の10%まで短縮できます。」
『ふむ・・それは凄い・・つまり妾もそのファンクションを受けるということに成るのかえ?』
「そうなりますね・・」
『・・少々不安ではあるのじゃ・・』
「実際、王次郎は、この巣の蜂と違い食料を摂取してエネルギーを自ら生産しています。私もそうですし、ナンバーズもそう・・そして外に居る動植物・・人間も似たような機能があります。」
「其のような機能を獲得しただけですと、食料の消費が莫大になりますが、質というか、ATPにこだわらない食料をメインと選べば、ATP事態の消費がかなり抑えることができます。」
『ふむ・・つまりは、ATPを利用しない食事に変更出来るということじゃな?』
「はい・・そしてこのサイクルを保つことが出来るのは・・やはり人間の農業を取り入れなければ成りません・・限定された食料が摂取できないだけで、種が壊滅するという危険も避けれます。」
『そうか・・そうじゃな・・複数の選択をうまく利用出来るように成ることは必須やもしれぬ・・』
『ふむ・・わかった・・其の案進めて良い。』
『しかし、ファンクションを利用する際に蛹に成ることに成るじゃろ?どのくらいの期間なのじゃろうか?』
「そうですね・・大体、長い者で1っヶ月はかかるでしょう・・汎用ですので、余り急な変化を起こさぬようにしたいのです・・急な変化を伴う者は必ず失敗の可能性が有りますから・・例えば俺みたいにです。」
『そうじゃな・・失敗はできぬな・・なれば、各々期間は違えども安全に変化出来る未知を選ぶのは必須じゃな・・よい・・そのへんも任せよう』
「ありがとう御座います。」
『時に、ヘキサから報告が有った・・・其の方、あの人間どもを再生・・生き返らせたのじゃな?』
「はい・・間もなく外に出ます・・」
『では一度、妾の元へ連れてまいれ・・話がしたい。』
「わかりました。では、一通りのお話が出来るよう調整してからのが良いですか?」
『いや・・そのままで良い・・外の世界のことについてきたんのない意見を聞いてみたいと思ったのじゃ』
「左様ですか・・畏まりました。」
『うむ・・では、よきにはからえ』
「ははー!」
俺は取り敢えず、この巣全体にファンクションを使い生まれ変わらせる方法を取ることにした・・これで・・少しは良くなるだろう・・・
本当は内緒で殺ってしまおうと思ったけど・・流石に怒られるしな・・
さて・・次は、王次郎と外で遊ぼうか・・其の前にソロソロ、ボークス達が目覚めるだろう・・先によってくかな・・
『ヘキサ 培養槽の中はどお?順調?』
”はい 作業全てが完了しております。何時でも誕生可能です。”
『じゃぁ・・・ニルスから先に出してくれる?』
”はい 個体名ニルスの培養槽を開きます。培養液が流れますのでご注意ください。”
・・そうだった・・俺のときもザザーッとながれたな・・
バコン!ザザー・・・・ズルン・・ドシャッ
「・・・・・・・・・・・なんか痛そうに出てきたけど・・打ちどころ大丈夫か?」
『ん・・ん?・・・・・お・・お前は・・ニックだな?・・・・ここは?』
「ん?覚えてないの?」
『・・そうか・・ここが巣ってやつか・・なるほど・・・何故か判る・・・』
「そうそう・・色々と前知識とか、念話もつかえるだろ?」
『・・そう言えば・・この声に出さない話し方・・・これが念話ってやつか・・』
「うん・・通訳いらず何だが、相手に素養が無いと通じないと言う・・便利なんだか判らんが使える能力だよ。」
『・・そうか・・・で?・・・・・周りの様子を見るに俺を先に出したってことは?なんかあるのか?』
「うん・・早速なんだけど・・ちょっと色々とはなしもしたいし・・その身体の調整もしてもらいたい・・これから王次郎とほか数匹で外へ遊びに行く・・はずだ・・一緒に着いてきてくれないか?」
『でて、早速か・・エライ雇い主についちまったな・・・まぁいいぜ』
「wまぁもっとこれからコキつかうからさ・・覚悟しろよ?」
『ふんっ・・しかし、例の約束は守ってくれるんだろうな?』
「ああ、もちろんだとも王都のガキ共だろ?特にお前が故意・・いや保護しているやつらな?・・それに対しての調査というか保護目的でも動いてもらうよ・・基本的には俺専属の密偵もしくは秘密工作員として動いてもらう・・それなりの報いはできるとおもうよ?」
『それなら・・かまわねぇ・・・よろしくな・・・・・・・・お頭・・・』
・・・・・お頭呼ばわりするやつが二匹目になったか・・・ふむ・・・しかし・・お頭呼ばわりは、俺的にゼロだけでいいや・・・
「・・ニルス・・俺のことはニックでいいよ・・・むしろ上下関係で、ってのは俺は好きじゃないんだ・・」
『へっw・・生意気言うじゃねーか・・・わかったよ・・・ニック・・・』
「取り敢えず・・・・一言、言っとくけど・・ニルス、お前はもう人間じゃない・・俺等・・蜂の仲間に随分と近くなったんだ・・裏切ったりするようなことは無いと思うけど、万が一の備えはしてあるから気をつけろよ?・・・」
『ふん・・そういうところは、用意周到なんだな・・やはり・・引き受けるべきではなかったかもしれねぇな・・・まぁいいや・・俺は俺でやるべきことをやってガキどもを守るとするさ・・・』
「うんそうしてくれ・・・ほいじゃもう一匹目覚めさせる・・裸だとなんだからそこの台に置いてある着るものを着といてね。」
『ああ・・わかった。』
・・・・さてと・・・・つぎは、蜂妖精・・・・・白氷が嫉妬しなければよいのだが・・やはりきまずいなぁ・・
『ヘキサ 蜂妖精を培養槽から出してもらえる?』
”はい 個体名蜂妖精の培養槽を開きます。培養液が流れますのでご注意ください。”
バコン!ザザー・・・・ズルン・・ドシャッ!
・・・これまた痛い音がする・・・可哀想に・・・
『・・・!・・・誰・・?・・・・・もしかして・・ニック様ですか?・・・・・・私戻れたのですか?』
「気がついた?・・よかった・・・・・・・・・・・・改めて・・・・よろしくと言いたいところだけど・・・・・」
『ニック様・・・随分とご成長したように見受けられますが・・・どのぐらい私は死んでいたのでしょうか?』
「ん?・・一ヶ月もたってないはずだけど?」
『?ですが・・ニック様はその・・それなりのお年に見えますが?』
「あー・・うん。俺もファンクションつかって自分を成長させたんだ・・・ファンクションは判るよね?」
『ええ・・でも・・そんな急な成長は・・・危険ではないのですか?・・』
「危険だったね・・まぁ危うく死ぬとこだったけど・・何とかこうしてるよ?」
『・・・そうですか・・・・』
「まぁ、他にも色々と蜂妖精が居ない間に事が進んでしまっていてね・・・白氷と番になってしまったんだ・・・」
『それは!おめでとうございます! はわっ!』ドシャ!
・・・・まだ力がはいらないのか・・・・立とうと思って足で支えれない・・ってか今の蜂妖精・・・ほぼ人間だな・・・まぁ基本情報にレーナの情報を流用してるから・・かなりレーナに似てるんだ・・・
それに・・・妖精タイプとは言え、蜂の仲間からの変態だしな・・・身体のコントロールもままならないのかもしれない・・
しっかし・・美しい出来だな・・・手足はスラッとしていて・・・
胸・・あまりないな・・まぁオタク共通の趣味・・貧乳を実現してみたけど・・・
完全にモデル体型だな・・顔なんか小さいし・・首も長く見える・・
背も今の状態で165はあるだろう・・・そこそこの高さだ・・・うむ・・・
髪の毛はまだ短めだが恐らく長く成長していくだろう・・・
まぁ概ね予想通りに事が運んでいる・・ヨシとしよう・・・背中・・羽がなくなってるが・・まぁあの機能を取り付けてるからな・・問題はないだろう・・・
「大丈夫か?・・・手を貸すぞ?」
『いえ・・結構です・・大丈夫ですから・・自分で立てます!』
・・手近な台に手を掛け自力でなんとか立ち上がった・・・・
・・・そう言えば・・蜂妖精・・と言う名前・・・・・・・どーするか・・・・正直もう蜂でもなければ妖精でもない・・・・ほぼ、人間の見た目に成ってるから名前も変えようかな?
「なぁ・・蜂妖精・・名前・・変えてみないか?」
『?どうしたのでしょうか?・・・・なにか問題でも?』
「いやここまで人間に近づいて、もし人間の世界に近づいた時、蜂妖精なんて呼ぶのはおかしいだろ?」
『・・・・そうですね・・・・なぜか、そう思います・・・』
・・・これは人間の常識的な感覚もインストールしてるからの反応だな・・・よしよし・・・
「だから、新しく名前を付けたい・・良いかな?」
『ええ・・構いません・・変な名前出ないのでしたら・・・』
・・・俺には名前のセンスは無いのは重々承知・・では・・・
「そうだな・・・俺が考えるのは辞めにしよう・・自分から名前を付けてみてはどうだ?」
『・・・・そうですね・・・・・・・・ニーナ・・・・そうです。ニーナではいかがですか?』
・・・それは・・レーナの影響か?・・やはり何処かで断片的に残ってるのかもな・・レーナが・・
「・・ニーナか・・・いいんじゃないか?・・なぁ・・ニルス・・・」
『・・・そこで俺に振るのか?・・俺は外野だと思ってたんだが・・・・別にいいんじゃねーか?違和感も無いしな』
「だそうだ・・人間が言ってるんだ・・・問題ないだろう・・・」
『はい・・ではこれより私はニーナと名乗ります。』
「うん・・それから・・おれにはわからないんだけど・・人間の言葉も声で発せられるはずだ・・ニルスと一緒に少し会話して見てよ・・・」
『はい・・・』
『・・・俺?』
(ヘキサ このふたりの会話を俺だけに訳して聞かせてね・・内密に・・)
(はい シークレットモードで通訳開始します)
「・・・・ニルスさん・・ですね・・以前、湖でお会いしたはずです・・憶えていらっしゃいますか?」
「・・ああ・・あれだろ?・・蜂と妖精が合体したようなやつだろ?お前・・ニーナか・・・」
「ええ・・その節は、申し訳ありません・・色々と我が巣のものがご迷惑をおかけして申し訳ありません。」
「・・まぁ・・結果殺されたからな・・まぁ・・謝罪は受け取るが・・生き返らせてももらったようだし・・恨んじゃいねーよ・・・」
「そう言って頂けると助かります・・・・」
「それにしても、お前は・・ニーナは人間の言葉が上手だな・・随分と都会の話し方をする・・・」
「そうですね・・おそらく私に書き込まれた人間の言葉・・言語力が影響していると思います・・・」
「そうか・・こんな訳のわからない・・巣に俺達は仕掛けるとこだったのだな・・しかし・・・被害が俺達だけで済んだのはまだ良いほうか・・・」
「そうなりますね・・・・」
「しかし・・ニックから話はある程度というか・・・目的は聞いてるんだ・・これから人間の都市を奪うらしい・・」
「・・・それは・・初耳です・・・」
「そうか・・まぁ・・後ほどニックから話があるだろう・・・・」
「そうですか・・わかりました・・この辺で会話の練習は大丈夫でしょうか?」
「俺からしたら上出来だ・・俺よりも都会語を喋りやがるしな・・・」
「有難う御座います・・・」
・・・・会話が終わったようだな・・・・
「会話終わった?・・・・」
『はい』
『ああ』
「よしよし・・では、ニーナもそこの服きといてね・・人間の感覚というか羞恥も学んでるでしょ?」
『!・・・・きゃっ!』サッ!
・・今更だが・・急いで服を着る・・・・
『ニック様!・・・流石に恥ずかしいですね・・・・』
「まぁ・・蜂達には裸が通常だしな・・裸だからと羞恥するのは人間やある程度の衣食住に依存している種族が取る行動だ・・・いいんじゃないか?」
『・・・そういうものでしょうか?・・・・』
「ニルスも・・・・鼻の下伸ばしてないで・・早めに言ってやれよ・・・人間の都市を奪う話しなんかしてないでさ・・・・」
『ちっ!・・やっぱり聞いてやがったじゃねーか・・・・ったく油断も隙もねーな・・・』
「w・・そういう方が、馴染むだろ?・・斥候・・騙し騙される世界で生きてきたお前としてはさ?」
『・・ちがいねー・・・まぁ・・いいさ・・・何とかやっていくよ。』
『それより、ニック・・ボークスは?出さないのか?』
「ああ・・そうだな・・ボークスはまだ後だ・・色々と仕込みをしたいからね・・ニルスもボークスの前には出ないようにしてほしい」
『・・なぜだ?・・・・』
「まぁ・・・ニルスは隠密・・つまり余り多くの者に知られたくない・・それにボークスは帝国の兵だ・・王国の兵として活動したニルスには余り関わりに成らないほうがいいとおもってね・・」
『・・まぁ・・そーゆーことにするか・・・わかったよ・・』
「まぁホントはさ、色々秘密にして居たほうが面白いだろ?w」
『はははw・・そうか、そうか・・そういうことなら手を貸すよ・・面白いことは好きなんだw』
「ほいじゃ・・ニーナもニルスも巣の外でいろいろ試したいこともあるからさ?・・いこうか・・」
『はい!』
『ああ!』




