〜説教部屋行き・・もう慣れた〜
『のう・・ニックよ・・・何時に成ったらわかってくれるのじゃ?』
「はい・・すみません。」
『妾はその様な口先だけの謝罪などほしゅうない・・・』
「しかし・・あの状況ではそうするしか無かったじゃないですか・・・」
『本当かのう?其の方ならもっと穏便に済ます方法もあったのではないかえ?』
「・・・・・・・・・なくは・・ないです・・」
『そらみよ・・あるではないか・・・』
「いや・・穏便というわけではないんですが・・・ある程度被害を限定出来る手法がこれくらいしか今の所なかったもので・・・すみません。」
『・・他の方法とは・・どんなものがあるのじゃ?参考までにきかせてたもれ』
「・・・一番簡単な方法は・・ガス攻撃でしょう・・・腐食性のガスをばら撒けばガラス状の所以外が腐食に耐えかね瓦解すると思いますし・・即効性のものであれば直ぐに鎮圧出来たと思います。」
「他にも共振現象を利用した音波兵器で範囲のデバイスを粉砕する方法や、極低温環境を構築して相手の行動を停止させる為、液体窒素の大量散布。他にも核分裂を利用した熱核兵器の使用も考えましたが・・これらは敵味方構わず被害が出てしまうものですので・・・避けました。」
『・・・よう其のようなわけのわからない兵器を考えつくのう・・・』
「そうですね・・ただもっと、他にもあるんですけど・・この星そのものが危なくなるので・・」
『・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そうか・・・なだば致し方ないのじゃな?』
「・・・そうなりますね・・・」
『わかった。此の話はよすとしよう・・・。 洗脳の件じゃが・・』
「ああ・・洗脳の件・・解決しちゃいました・・」
『なぬ!?』
「どうも寄生虫タイプの感染源だったのですが、操るものが居なく成ると自滅することで証拠を残さない仕組みだったようなのです。」
『・・つまりは・・・先のアームズの中に操るものが居たと言うことかえ?』
「はい・・・現に試験的に閉じ込めていた掃除係の腹の中から這い出た線虫が床で干からびて崩れているのを見つけましたから・・・」
『そうか・・では・・』
「そうですね。・・人間の都市をいただく計画を始めないといけません。」
『・・・・そうじゃな・・既にこの巣の外は・・マグマだらけじゃしのう・・・』
「・・・・・ホント・・すみません。」
俺は、あの後巣に戻ると直ぐに女王に呼び出され説教部屋行きを余儀なくされた・・・
女王のお説教から解放された後、疲れも有り直ぐに自室へ戻ることにした。
自室の前では、白氷が俺を待って居てくれた。
「ああ・・またせちゃった?ごめんね」
『・・母上のお説教は終わったのかえ?』
「うん・・まぁお説教は毎度のことだし・・なれちゃったw」
『慣れるようなものではないぞ・・・少しは反省しやれ』
「えー・・でも、あれが一番いい方法だと思ったんだもん。」
『だもん。ではない・・・今後はどうするのじゃ?・・しばらく巣への食料供給がストップしてしまうではないか・・・』
「んー・・そうなんだけどさー?・・・今回俺がアームズから奪ったATPを元に食料を生産する機械作って、少しの間はそれでやってけると思うんだよね・・」
『ふむ・・それならば、少しは持つのじゃな?』
「まぁ・・少しなんだけどね・・だから早めにこの巣を人間の都市に移動しなきゃいけないんだ・・」
『・・・そうか・・以前話していた・・人間飼育の件じゃな?』
「まー・・・そーなるね・・みんな反対っぽい意見何だけど・・それくらいしかないんだよなぁ・・」
『ふむ・・この森の最深部を目指すのはどうじゃ?』
「最深部かぁ・・おそらくアームズ共も進軍を躊躇する程の難関だけど・・いく?」
『・・・・無理・・じゃな・・なかったことにせよ』
「だよねー・・取り敢えず、土地と農業と餌・・資源・・・色々と揃ってる人間の都市を奪うのが一番穏便で効率がいいんだよ・・力を蓄えた後に森の最深部にむかってもいいじゃん・・其の頃には規模も大きくなって派手にいけるだろうし・・」
『派手に行く必要はない気がするが・・・いたしかたないのう・・・』
「あ・・そう言えば、白氷や黄土ちゃんのファンクションは明日にでも取り掛かるからよろしくね」
『そうか・・わかった。』
「立ち話もそろそろ辞めにしよう・・疲れてるんだ・・寝たい」
『そうじゃったな・・すまぬ。 さ、中へ入るのじゃ』
俺と白氷が中へ。
「王次郎!ママとっても疲れちゃったよ―」
「ママ!どこいってたのー?」
「ママはお外でお仕事してたんだよー?」
「王次郎もーおしごとおてつだいするよー?」
「王次郎にはまだ早いかな〜?」
「ブー!ボクだってできるもん!」
「そうかそうか!じゃぁ今度は王次郎にお仕事てつだってもらおうかなー?」
「うん!」
『ニック様・・ちょっと・・・』
・・・ん?・・・黄土ちゃんがなんか気まずそうに呼んでる・・・
・・二匹で話したいのかな?・・・・・・・通信でよくない?
(黄土ちゃんどうしたの?)
(!・・そうですね・・通信の方が聞かれませんね・・)
(うん・・それで?)
(あの・・ニック様が居なく成ると王次郎様が頻りにニック様の姿を探すのです・・)
(あー・・まだ子供だからなぁ・・)
(それで・・寂しくなると・・私によってきて・・その・・く・・唇を体中に近づけてくるのです・・)
(・・・・・・・甘えてるんじゃない?)
(あの・・私・・此のような習慣がないもので・・どうすればよいか・・)
(いいじゃん・・・ちゅっちゅしまくれば・・・いやなの?)
(えい・・嫌ではないのですが・・私にはどのような意味の行為かわかりませんので・・)
(そっか・・その唇を寄せて当てる行為はキスっていって人間や動物でもよくやる行為なんだよ・・)
(キスですか?・・・・どういう意味があるのですか?)
(愛情表現の一種だよ・・・王次郎はまだ子供さから好き嫌いがはっきりしてるんだ・・つまり)
(では・・私を好いていての行動だったのですか?・・・・・)
(うん・・俺に対してもするけど・・白氷にはしないと思うよ?・・黄土ちゃんだからするんだと思おう)
(そうですか・・・王次郎様は私の事・・好いてくれているのですね・・)
(うん・・まぁ、余り気にしないで、むしろキスし返してあげると良いよ)
(・・そうします・・すみません。 わからないことが多いもので・・)
(白氷もそうだけど、黄土ちゃんも人間っぽい方向にファンクション作るから・・基本知識とかも合わせて刷り込まないとね・・・其のへん気にしてなかったけど・・纏めといたほうが良いか・・)
(お手数をおかけします。)
(いえいえ・・じゃぁ・・俺もそろそろ寝なきゃだし・・)
(はい)
「王次郎・・ママ今日はお仕事で疲れてるからもう寝たいんだけど・・・王次郎はどうする?」
「ボクもねるよー!黄土ちゃんもねるー!」
・・・王次郎は・・・黄土ちゃんの意見きかないんだね・・
「そ・・そうか・・そうらしいけど?黄土ちゃんどお?」
『・・はい・・寝ます。』
『ニックよ・・妾はまだ眠くはないのじゃが?』
「白氷は・・・側仕えの様子でも見たほうが良くない?・・洗脳解けたみたいだし・・」
『そ・・そうか・・そうじゃな・・では行って参る』
・・なぜ、コチラをチラチラみながら部屋を出ていく?・・・・引き止めてほしかった感じ?
白氷が部屋を出た直後・・・また、部屋に戻ってきてこういった。
『はやり妾も眠くなった・・いっしょに寝るとしよう・・・』
「う・・うん・・・じゃぁ・・俺の隣で・・・』
『う・・うむ・・・』
「ママー!王次郎おおきくなったほうがいいー?」
「大きくなんなくていいよー?」
「でもママは王次郎の上でしょー?」
「隣で寝るのもいいとおもおうよ?」
「そっかー!じゃぁ王次郎はとなりー!」
「うんうん・・黄土ちゃんは王次郎の隣ね」
『はい』
俺等は川の字になって寄り添って寝ることに成った。
・・・前世で、こんなふうに寝るのが夢だったんだよなぁ・・・
いいな・・ただ・・寄り添うのが蜂だからな・・早くファンクションつくらなきゃ・・・
川の字で寝ていると隣の王次郎が頻りに俺の頬にちゅっちゅしてくる・・・・
それを見ている黄土ちゃんの目が怖い・・・・
王次郎・・黄土ちゃんにちゅっちゅしなさい・・一様男の子同士なんだから・・・嫌じゃないけど・・
朝早く起きて、俺は”時の記憶”へ来ている。
今日はやることが多い、ボークスの再生の他に姫達のファンクション作成・・時間が余ったら他の事にもチャレンジしていかないとな・・・
『ヘキサ 以前捕まえて、資源にした人間の内、ボークスってやつの再生をしたいんだ。』
”はい 編集コンソールを出します。編集コンソール上から素体の構築を行ってください。”
素体・・ねぇ・・・少し遊びが入ってしまうかもしれないが・・・
そんな事を思っていると、編集コンソールがせり上がる。
さてさてっと・・・ん?そう言えばニルスのパーソナルと話したりしてないけど・・・
まぁいいか・・・・・・・よくないか・・取り敢えず素体だけは作り始めよう。
しばらく編集を続け、ボークスの素体情報を構築。
続いて、一様ニルスにも話ししとくか・・・じゃないと・・なんかなぁ・・
『ヘキサ ニルスのパーソナルと話したい』
”コンソールにデバイスをセットしてください。”
ついこの間なんだよな・・・こいつらとやりあったの・・あれから色々と立て続けにいろんな事件が起こったから随分前におもうけどな・・
さて・・ニルスのデバイスをセットしてっと・・
”触覚接続を開始してください”
触覚接続でニルスに話しかける。
「よお、わかるか?」
「あぁ?・・何だここは・・・・お前・・だれだ?」
「ああ・・そうか・・この姿に成ってからは知らないからな・・えっと」
俺はアバターを以前の幼い姿に戻す。
「!お前は!・・・あんときのガキだな?」
「ああ・・やっと分かってくれたね・・」
「くっ!・・なんだ!・・身体が動かねぇ!・・てめぇ!なにしやがった!」
「?・・ああ・・そうか・・ニルスっつったっけ?お前の身体はもう無いよ」
「はぁ?・・なにいってんだ?ここにちゃんと・・・・・・・なんだ?身体の感覚・・いや手もない・・なんだこれは!?」
「はははw・・ボークスは中々冷静だったな・・レーナもお前ほど混乱はしてなかったぞ?」
「くっ!・・・なにをした!?」
「何をしたも何も・・覚えてるだろ?・・・・・・もう死んでるってことに・・・」
「!・・・・・・・・・・」
「まぁ・・今はお前の心?いやお前自身を擬似的に表現してるに過ぎないよ・・」
「・・・・」
「いいや・・一様お前ら全員に話をしとかないとなんとなく気分が悪かっただけなんだ・・」
「なんの話しだ?」
「ほぉ・・レーナと違い直ぐに立ち直るんだな・・おもしろい・・」
「いいから話しをしろ・・・」
「まぁなんだ・・簡単な話だ・・俺に協力してくれないか?」
「・・・・・・・・・・・・・・見返りは?」
「そうだな・・再生・・そう生き返らせてあげるよ?」
「へっ・・・・大層な口をきくじゃねぇか・・・」
「ん?受け入れてくれんのか?」
「受け入れるわけねーだろ!俺はこれでも王国騎士所属の斥候部隊長だ!・・わけのわからない相手に協力なんかするわけねーだろ!」
「おーw・・すごいなー・・王国の関係者だったんだね・・自分で言っちゃって大丈夫か?」
「へっ、ここがあの世ってんならもうかんけーねーだろ!・・・俺は今まで忠義だけでやってきたんだ死んだ後も忠義はかわらねぇ!」
「おーw見直したわw」
「くっそ!身体ねぇ!・・ホントにあの世なのか・・・くっそ・・」
「まぁ、話しつづけるよ?・・取り敢えず・・拒否したからお前の心?魂?そんなものをバラバラにして使い勝手が良いように利用させてもらうけどいいよね」
「ちょっとまて!・・・何の話だ?」
「ん?レーナとボークスに話しはしたんだけど・・・人間との架け橋のために協力して貰いたかったんだ・・そうだな・・斥候って言うことは盗賊まがいの技術も持ってるんだよな?・・中々便利そうだ・・」
「おい・・・・」
「しかしなぁ・・3人中2人も脱落かぁ・・俺のコミュニケーション能力はやっぱり最低だなw」
「おい!まて・・詳しく話を聞かせてくれ・・」
「え?・・断ったんじゃないの?」
「言葉のあやだ・・本気にするな・・・」
「ほー・・そう来たか・・じゃぁ話すけど、一様ボークスは交換条件とか色々有ったけど協力してくれたんだ。今あたらしい肉体を作ってるところだよ?・・レーナは、残念だったな・・最後まで・・いや最後には心を入れ替えたみたいだけど・・拒否しちゃったからね・・分解しちゃったw」
「・・・続けてくれ・・」
「凄いな!・・・こんな話聞いて信用出来るのか?・・・まぁ良いけど・・」
「そうだな・・詳しくか・・今ねウチの巣何だけど、結構危機的状況にあるんだよ。具体的に言うと食料問題が起きてるんだ・・それでね?近いうちにここから北・・ああ、そうか場所わかんないか・・森の境目の辺にある都市をいただこうとおもってね。それに協力してもらおうと思うんだ。」
「・・・つまりあれか?俺に自分の国を襲えってことか?」
「そー・・なるね・・うん。そう言ってるね?」
「さっきも言ったが俺は忠義を重んじる・・其の話にはやはり乗れねぇ・・しかし・・帝国となら殺っても良い・・・」
「帝国?・・ああ・・たしかボークスはそこの兵士長だったか?」
「・・そうか・・やはりヤツは帝国の間者だったか・・」
「気づいてなかったの?」
「怪しいとは思っていたさ・・ただ、やつも自分の情報は隠蔽していたからな・・中々尻尾はつかめなかったんだ」
「そっか・・まぁ・・いいや。で?拒否と捉えて良いのか?」
「・・・・王国には戻れるのか?」
「いや・・もどれないだろうけど?・・・多分俺の予想だと、王国は近いうちに俺らが乗っとるよ?」
「なに!・・・・・・」
「なに驚いてんだよ?さっきも言っただろ?都市をいただくと・・俺一人でも別に出来なくないんだよ」
「・・・お前・・化物か?」
「おお!久々にディスられた!・・なんか・・この流れ気持ちよくなってきたわ・・・」
「ちっ!ただの変態か・・」
「変態ではない!・・・・変態はしたことがあるが・・・変な意味じゃないよ?」
「まぁいい・・取り敢えず、王国は無くなると思うし・・・どーすっかな・・・」
「お前・・名は?」
「ああ・・そうか言ってなかったニックっていうんだよろしく」
「ニック・・王国をなめないほうが良い・・・俺なんかよりよほど強いやつがゴロゴロしているぞ?」
「・・・・・・・あれ?・・・お前・・強かったの?」
「!・・・・・」
「言っちゃ悪いけど・・お前らを殺したあの蜂な?あれ兵隊蜂つって・・・ウチの普通の一般兵だよ?・・・今はもっと強い奴等がいるし・・・まぁ俺や俺の息子・・ああ、お前は見たことあるよね?あの芋虫・・あれは竜種よりも強いからね?・・・そんなの相手に出来るやつがいるなら考えるが・・・」
「竜種?・・ドラゴンよりだと!?・・・」
「うんうん・・・計算上ドラゴンの攻撃でも傷つかないんだよ・・うちの子・・・いまはもっとエライ感じに変化しちゃってて・・多分、王次郎の一撃で国が焦土と化すよ?」
「・・・・・・・・そんな・・・・」
「信じないなら良いけど・・・まぁいいか・・長話も何だし・・」
「協力しても・・故郷が無くなるのでは意味がない・・」
「?故郷?・・ああそうかお前のしこりは故郷なのか・・そうかそうか・・ボークスも故郷に置いてきた家族を保護するということで、協力してくれたんだっけかな?・・・お前は?」
「俺には家族はいねぇ・・ただ・・あの街が好きなんだ・・・」
「ほー・・なんか心にじ〜んとくるね・・」
「故郷が無くなるとなれば俺はもう死んでもいい・・・」
「?お前もう死んでるぞ?・・・・・」
「そうか・・そうだったな・・・」
「まぁいいや余り長話はするつもり無かったんだ。取り敢えず拒否でいいね?」
「・・・・・・・」
「一様言っとくけど、都市とか手に入れても人民として受け入れてくれる子は殺さないし・・むしろ今の生活基準よりはずっとよくなるよ?・・お前の考えている事を推測すると・・王都辺りに孤児の仲間とかが居るとかじゃないのか?・・だとしたらそいつらも今の生活から普通以上の生活に成るんだけど?}
「!それは本当か!?」
「うん・・まぁ、まだやってないから本当とは言わないけど・・そ~成ると思うよ?」
「・・・・・あのガキンチョ共が・・救われるだと?・・・・」
「おお!もしかして興味出ちゃった感じ?」
「なぁ・・それが本当なら・・俺は協力してもいい・・・」
「おほー!そうか!協力してくれるならいろいろサービスしちゃうけど?」
「サービスなんていらねぇさ・・・ガキンチョ共を救ってくれるなら・・・」
「救うねぇ・・まぁ手は尽くすよ。・・じゃぁ・・ニルスも協力でいいかな?」
「ああ・・・」
「おし!決まった!・・レーナだけだったか・・まぁいいや。取り敢えずもう一度眠ってよ。次に目が覚める時には身体を用意するからさ・・・ただ・・そっくりそのままってわけには行かないけどね・・・」
「ああ・・よろしく頼む・・・」
「もう一個・・もし・・・まぁいわないでも判るか・・・リミッターや色々制限機能は付けるけど・・」
「そういうことでじゃぁオヤスミー」
俺は接続を切る。
・・・・さて・・ニルスには俺の隠密になってもらうか・・中々おもしろそうだし・・他言無用ってことでw
・・色々と面白い駒がそろってきたなー・・早く身体作らないとな。




