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〜絞り込みは中々むずい〜


(ヘキサです。感染者がでました。)


俺と白氷が姫達にワクチンをインストールしに行こうと思った矢先、ヘキサから緊急の知らせが入った。


・・・やっぱりでちゃったかー・・・


マップ確認の時にマップ内の5が感染源出はなく感染者だったのがきになってはいたんだ・・・


最初に発症したのが5で、他の者も5に接触したから感染していたように見えたのも勘違いの原因だな・・・


しかし・・念のためとはいえワクチンを投与して回り始めた矢先だ・・相手にもある程度の知恵があるのかもしれない・・


んー・・・ヘキサに感染源特定してもらうかな?


(ヘキサ 感染源を特定出きる?)

(はい 巣の内部を調査いたします・・・・・・・・・完了)

(感染源の特定に失敗しました。)


・・・もしかしたら、宿主は感染していないのかもしれない・・・

すると・・・普通の蜂と同じ振る舞いをしている可能性が高いな・・・


俺は取り敢えず感染した蜂を拘束・・・現場に向かおうと思ったが、先にワクチン投与を広めていこう・・・そうすることで、どこに感染源がいるのか絞りやすくなるからな・・


そう思いヘキサからのアラートをそのままに深緑様の元へむかった。



「すみません。深緑様おられますか?」

『!だれですか!・・・』


「ニックですけど?」

『ニ・・ニック様ですか・・・よかったぁ~・・・』


「何かあったのですか?」

『側仕えが突然暴れはじめまして・・・私とても怖くなりましてね・・隠れていたのです・・』


「ああ・・・まぁ、そうなりますよね・・」

『のう、深緑よ・・其の方の側仕えじゃが暴れる前にどのような蜂に接触したかわかるかえ?』


『白氷お姉様・・・私は、いつも通りの生活を送っておりましたので・・特に側仕えへの気遣いは全くといってよいほどなのです・・』

『ふむ・・そうか・・たしかに妾の側仕えが誰に接触したかなぞ心得ておらぬしな・・・聞くのも野暮じゃったか・・すまぬな』


『いえ・・お姉様・・・? そういえば・・私の側仕えはここ2日は、働き蜂としか接触をしていないはずです・・・』

『ほー・・・何でわかるんですか?』


『ええ・・私、またお酒が過ぎまして・・お恥ずかしい話、また床に臥せっておりましたもので、看病ということで付きっきりでしたから・・食事やもろもろの物は扉の外にいる働き蜂とのやり取りしかはいはずです・・・』

『ふむ・・・そうか・・もしや、働き蜂に擬態したアームズが、おるのやも知れぬな?』


「なるほどね・・・そうか・・接触が限定してるからわかった情報か・・貴重だな・・・同じような報告があれば確定だが・・・」


「兵隊蜂で試してみるかな?」

『しかし、このままでは感染者が増える一方じゃぞ?』


「洗浄する器具はあと3日かかるんだよ・・さすがに今なんとかはできないきがするんだけど・・・」

『ふむ・・それより、ワクチンじゃ・・・早よ投与せい』


「そうですね。深緑様こちらに触覚向けてくださいますか?」

『・・こ・・こうですか?・・・』


俺は深緑様にワクチンを投与し終えると、しばらくは側仕えがいないがうまくやって来れと言い残し自室へ戻ることにした。



「黄土ちゃんもどったよー」

『ニック様!姉様!・・何があったのですか?突然巣から音が流れたようですが?念話にて緊急などといっていましたし・・』


「ああ・・ちょっとね・・それより黄土ちゃん王次郎の様子は?」

『ああ・・先程一度、お目覚め立ったようですが、また眠りについてしまったようですね・・しきりにニック様に会いたいといっておいででしたが・・・』


「そうか・・まぁ・・早く王次郎に会いたいのは俺もだしな・・」


「ところで、黄土ちゃんこの部屋には働き蜂きました?」

『いえ・・来ておりませんね・・兵隊蜂も覗き込みもしておりません・・そういえばなぜでしょうかね?』


『黄土よ・・いまこの巣は一大事に見舞われておるのじゃ・・』

『姉様?』


『うむ・・捕虜より戻ってきたナンバーズの一匹である5がのう・・なにやらアームズにいいようにされてしまっていてのう・・どうやらこの巣に悪さをする病気のようなものを蔓延させてしもうたのじゃ・・』


『そうんな!・・では・・もしかして私も病気にですか?』

『いや・・そうではない・・いまニックがその病気にていこう出きる薬の投与を行って回っておるのじゃ・・其の方にも薬を届けようとな・・来たまでじゃ』


『そうだったのですね・・ですが、私は良いのですが王次郎様は?』


「ああ・・王次郎と俺はかからないヤツだから問題ないよ・・それより黄土ちゃんが感染するとまずいんで今からワクチン投与するけどいい?」

『はい!』


「そうかwいい返事だ!」


俺は黄土にもワクチン投与を行った・・あとはもう一度表に出て、ナンバーズにも投与しておかなじゃならないかもな、なんにしてもあいつらが一番危ない位置にいるから・・先にやっとけばよかったわ・・



(ヘキサです。また、感染者が出ました。感染経路からサーチした結果、掃除専門の働き蜂の中に感染源が居る可能性が濃厚です。至急、掃除専門の働き蜂を招集します。特定をお願いします。)


俺が自室を出て、ナンバーズにワクチンをと思い外へ向かっている最中の事だった。


そうか・・掃除係の一匹が感染源か・・しかし・・どうして掃除係なんだろう?

掃除係はアームズに捕縛された居ないはずなのに・・・


まぁいいや・・取り敢えず、集められたやつの中から特定するか。


ヘキサによりかなり大きめの部屋が用意され、

其の中にこの巣全体で動いていた働き蜂の中で掃除を担当している小さい奴等が集められていた。


『のうニックよ?・・此の中に感染源とやらが居るのかえ?』

「うん・・ヘキサの感染経路サーチによると此の中の一匹が感染源・・もとい、洗脳の因子の保有者とか宿主とか言われる者なんだ・・」


『ほう・・しかし、マップを覗いてみてもこの中には感染者が居らぬが?』

「そうなんだよ・・だからヘキサも特定できないんだよ・・なのでおれが直接一匹一匹探さないと行けないワケ・・」


『ほう・・それは妾も手伝えるのかえ?』

「んー・・もしだよ? 寄生型や宿主をコントロール出来るタイプが白氷に襲ってきたら・・防げる?」


『妾になにを期待して居るのじゃ?防げるわけがなかろう?・・しかしじゃ・・其の場合はニックが都合よく防いでくれるのじゃろ?』

「まぁ・・其のつもりだけど・・・余り危険には合わせたくないんだよなぁ・・・」


『ふむ・・ならば妾は部屋の出入り口を固めるとしよう・・』

「そうしてもらえると助かるよ。」


白氷が扉の前に陣取る。それをみたあとで、俺は・・・


「さて・・・・言葉は余り伝わらないかもしれないけど・・此の中に今この巣で起きている汚染の現況が居るんだ・・調べさせてもらうからね?」


一様、話はしておいた・・多くの働き蜂はそれほど頭が良くない・・というか、自爆蜂に至っては、命令が有るまで何も出来ない・・完全なロボット状態なのだ。


掃除ロボット・・ル◯バよりも高性能だが・・掃除係の蜂達は、本当に小さい・・体に溜め込んだ物を腐敗させてはお尻で培養・・更にそのパンパンに膨れた尻の者は自爆蜂の餌となる・・丸呑み何だが・・・


今目の前に居る掃除係の者は・・数えると1000匹を少し切るくらいだ・・

このなかから一匹ずつ調べるのは・・酷なんだが・・どうするかな?

・・調べる手法が・・触覚接触でしか調べることが出来なさそうなのも難点なんだよなぁ・・


まぁ・・やるか・・・・・・・・まずは・・目の前のお前ね・・

俺が、一匹ずつ触覚を接触して行く中時間だけがドンドンと進んでいく・・


なんだよ・・・ぜんぜん見つかる気配しないんだけど・・

『の・・のう・・ニックよ・・これは何時まで続くのじゃ?』

「・・・・終わるまでだけど?」


『そうか・・見守るとしよう・・』

「・・そうしちゃってほしいです。」


・・・白氷・・この後に及んで・・飽き始めてないか?

・・まぁ・・この巣の一大事だからさ?我慢してね?


感染源の特定の検査はかなりの時間を要した・・

残り・・3匹・・これまでに見つからないと言うことは・・検査から逃げている可能性も有る・・それくらいは思考力が有るのかもしれない・・・取り敢えず進めよう・・


『のう・・ニックよ・・・もしじゃ・・もし此の中にも居らなんだら・・どうするのじゃ?』

「・・・・・いやなフラグたてないでほしいな・・・・・そうだな・・もしかすると腹の中にある物が原因である可能性が出るから・・何処かで纏めて吐き出させて処理するしかなくなるかもしれない・・かな?」


『ふむ・・そうじゃな・・しかし、この掃除専属の蜂は腹の中身を出さぬが?・・・・』

「・・そうなると・・・・自爆鉢に食べさせて・・・爆破かなぁ?」


『・・そうなると自爆鉢が感染するのではないかえ?・・』

「そうかもしれないけど・・前もってワクチン投与しとけば問題ない気もする・・」


『そうじゃのう・・・自爆鉢はこの量を食す事が出来るじゃろうか?』

「・・・微妙・・・」


『ふむ・・まぁ良い・・妾は流石に飽き始めておる・・・早う済ませよう』

「・・う・・うん・・・」

・・いや・・開始早々、飽きてたでしょ?・・ここまで良く耐えたね・・・


さて・・まずは、コイツ・・・・問題なし・・


次・・コイツ・・・・問題なし・・・・


「残る一匹・・・・」

『・・・・・』


・・・・・問題なし・・・・・・


「問題がない・・やはり腹の中に潜んでるのかもしれない・・・・」

『ふむ・・・・では処分をしなければならないのじゃな・・・』


「んー・・・ちょっとまってね・・・」

(ヘキサ 掃除専用の蜂の腹の中身って取り出せない?)

(はい 取り出しは可能ですが、個体が生命維持を続ける事が出来ません。)


「ヘキサも中身取り出すことは出来るけど、やはり掃除蜂が死ぬっぽいって言ってるし・・」

『しかし・・やらねばならぬであろう?』


「うーん・・・どっか見落としてるのかもしれないな・・・」

『どんなことをじゃ?』


「・・例えばさ?・・5と一緒に巣に来て、5から働き蜂に移ったとしてだけど・・・其の方法がもし、寄生とかな場合は?」

『ふむ・・寄生虫ということかえ?』


「そうそう・・寄生した宿主は感染しないけど、寄生主と触れ合うと感染する・・そして何食わぬ顔で徘徊し、見つかりそうに成ると・・・他の宿主を探す・・となるとだよ?」

『ほう・・・』


「下手するとこの中に寄生主が居ない可能性が有るわけだ・・・実際、兵隊蜂以上の個体しか感染していない所を見ると・・」

『つまりじゃ・・この中に感染源が居ない可能性が有るのじゃな?』


「うん・・・ヘキサのサーチを掻い潜るわけだしね・・・結構、用意周到な物なんじゃないかな?」

『ふむ・・・厄介じゃな・・・』


「しかしちょっと試そう・・」


(ヘキサ 此の中に兵隊蜂を一匹連れてきて隔離しておいて)

(はい 工員を一匹選出、感染源と思われる集団の中に投入隔離します。)


『なんじゃ?試すとは?』

俺は、白氷と共に部屋を出て、入れ替わりに一匹の兵隊蜂が中へ入る・・・物凄く悲しい目をしてコチラを見ていたが無視した。


「んっとね・・この働き蜂の中にもし感染源がいたら・・今入った兵隊蜂は感染するだろ?」

『・・そうじゃな・・・可哀想に・・・』


「まぁ・・可哀想なのは置いといて・・・そしたらこの中の働き蜂を処理することで一見落着なわけだ・・」

『そういうことか・・なるほど・・』


「それから・・感染しない場合は・・さっきいった逃げ回るタイプなんだ・・つまり特定にまた時間かかるってことだね・・」

『やっかいじゃな・・・・』


「そうなんだよ・・やっかいなんだよなぁ・・・」

『しかしじゃ?・・・・・もしじゃが・・・・・・この中で感染が起きて・・外でも感染者が出た場合どう説明付けるのじゃ?』


「・・・・・・・一番イヤな展開だな・・・・感染源複数か・・・そりゃ困るわ・・・」

『そうじゃな・・・ワクチンを投与された妾等はかからぬが・・・』


「・・・最悪の場合・・・俺がこの巣のワクチンを投与されていない奴等以外を3日ほど拘束して洗浄を行いつつワクチンを打っていくことになるな・・・」


『そうか・・それでなら・・内部に介在しておっても・・いみをなさなくなるな・・』

「うん・・・まぁ出来なくないんだけどね・・・3日はツライんだよ・・俺的にね・・・」


『苦労を懸けてしまう事になりそうじゃな・・・』

・・・白氷は意外に状況みえてるから話しやすいけどな・・

嫌な予想は・・まぁ・・危機意識が働いてのことか・・・・しかたないやな・・


「さて・・取り敢えず、ワクチン投与をドンドン済ませていけば色々穴埋めできるでしょうし・・やってくかな・・」

『そうじゃな・・・手間じゃが・・』


「・・・・手間か・・・・・そうだ!」

『どうしたのじゃ?』


「ん?ヘキサにこのワクチンわたして纏めてインストールすれば良くない?」

『其のようなことが出来るのかえ?』


「ヘキサはこの巣の者全てとある程度接続状態にあるんだ・・下手すると・・そこから後を辿られて逆にハッキングを食らうけど・・・防御も有るだろうし・・、まぁ・・簡単にいえば使えるやつなんだよ」

『そうか・・便利じゃな!』


「うん・・やってみるか」

『うむ』


(ヘキサ 俺のワクチンのスクリプト・・いや原文をそっちで解析して対洗脳感染の完全な特効薬をつくってよ・・)

(はい 原文をいただけますでしょうか?)

通信経由で主様が作ったであろうワクチンの原文を送信・・・


(原文を受信しました。解析に回します)

(解析中・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了)

(ワクチン情報を製作します・・・・・・・・・・・・・・・・完了)

(対アームズ洗脳感染情報へのワクチンが完了しました。形状は情報と成ります。)


(じゃぁ・・いま感染していない者全てにそのワクチンを投与してほしい。)

(はい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・完了)

(告知です。 外部に居る者への投与が行なえませんでした。実験部屋への投与は行いませんでした。巣内部の非感染者へのワクチン投与は完了しました。)


(ありがと、外のやつはおれがやるからいいよ)

(はい)


「思いの外時間かかったけど、行けたみたいだ。」

『凄いな・・・しかし・・此のように投与が簡単であると・・今後もこの手法が使えそうじゃがな?』


「・・・・・・そうだね・・・・・白氷・・凄い所に目をつけたね・・・・そうか・・そうだな・・中々いい方法だ・・」

『フフフ。 妾が居ってよかったじゃろう?』


「ああ・・白氷がいなきゃこれで終わってたわ・・確かに良い・・今後も使おう・・」

『うむw』


・・・確かに俺が気づかない点も白氷が居ることで中々に気づくのは良いことだ・・頼もしい・・

やはり助手はこうでなきゃな


俺は、其の足でナンバーズ達にもワクチンを投与しに向かった。


「おい。様子はどお?」

『特に問題は起きてませんぜ?』


「そうか・・じゃぁ・・お前らにもワクチン投与しとくからさ一匹ずつ触覚むけてちょーだい」

『へ・・へい!・・・』

『ニック様・・ワクチンってなんですか?』

『さっきなんか言ってたやつじゃない?』

『先程女王様にインストールすると言っていたものですね』

『ワクチン・・・何故か・・怖い・・・』

『あたし達はかまわないよね?ムウ』

『うん。いいとおもうよ。ミウ』


俺は、一匹ずつワクチンを投与していった。


「これでお前らは感染しないから安心してね。」

「さて・・ヘキサで洗浄のための器具を今、製作中だからさ完成するまで、この状態だけど頑張ってね」


『お頭・・あの完成は何時頃でやすか?』

「3日後かな?」


『結構長いでやすね・・・』

「しかたないだろ・・・いまはこれしかないんだから・・・」


『わかりやした・・・全力で見張らせていただきやす!』

「うん!がんばってねw」

・・さて・・自室に戻って王次郎の様子見ながら・・完成を待つかな・・

『のう・・ニックよ・・少し願いが有るのじゃが?』

「なに?」


『妾のファンクションの件じゃが・・妾にも手伝わせてもらえぬかのう?』

「いいよ?・・・なんか気に成ることでもあんの?」


『妾はそれほど手伝いが出来ておらぬ気がしてのう・・少しでもニックが行っておる作業が妾にもできればと・・その・・習おうとおもおてのう・・』

「おお!そーかwそれはいいねw」


「むしろ俺からも頼むよ・・出来る限り教えるからさ?使えるようになろうねw」

『うむ!』


「でももう今日は遅いから戻ろうか」

『うむ』


俺達は自室へ戻るのだった。


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