~おっきしました~
『それじゃいくぞ?お前ら!』
『少しお待ちください!』
『なんだ?10・・・お前が立てた作戦じゃねーぇか・・』
『いや、このEMP使ってみませんか?』
『・・・ニック様の作ったやつか?・・たしかアームズ供の動きを封じるとかいう・・・』
『ええ、ですから今、外に出て挟み撃ちになるよりは前もって足止めしてはどうかなと・・』
『ふむ・・いいじゃねぇか!ナイスアイディアだ!なぁ!みんな』
『そうね・・何も無いよりは良いと思います。』
『そうよね・・運良く多くを封じれば沢山たおせそうだしね』
『ボクは・・・一匹でも平気だよ・・・』
『まぁ・・6はおいといて、それでいこうじゃねぇか!』
『『『『『おう!』』』』』
門から見えない位置で作戦を立てたナンバーズ達は
10が配置へつくのを待ちタイミングをうかがっていた。
10はEMPを腹のナナフシから投擲する準備を終えると合図を出す。
ナンバーズはその合図を見るや、ものすごい勢いで門前で仁王立ちしているナイトアームズへ突撃を始めた。
それを見た10は同時にナナフシからEMPを投擲。
EMPはナンバーズ達を追い抜きものすごい早さでアームズへと迫る。
EMPがアームズと接触した瞬間、爆発は起こらなかった・・・
しかし、なにかが弾けたのであろう事はその場にいる皆が感じた。
ナンバーズ達も感じたことのない神経を刺激するような、そう、神経を針で刺されるようなショックを受けたのだ。
『『『『『あがっ!・・・ぐっ!』』』』』
投擲した10もその影響を受け、ナナフシが暴れだす。
中々抑えが効かない・・・どうしたら!?
と思うのもつかの間、すぐにその刺激が和らいでいく・・・恐らくニックが用意して投与されたEMP耐性が効果を発揮したようだ。
目標のアームズはと言うと・・・微動だにしない・・いや・・動けないのであろう・・
『皆さん!いまです!少し我慢すればなんとかいけます!』
『『『『おう!』』』』
一番は7、槍を構え猛烈な勢いで突進を掛ける。
重量を乗せた勢いをそのままに強烈な一撃をナイとアームズの腹部へと叩き込んだ。
驚くほど大きな音を立て、槍が腹部に穴を穿つ。
二番は9、これも突撃の速度を落とさずそのまま大剣による突きを行った。
ナイトアームズの右半身、前脚と中脚を綺麗に切断した。
三番はゼロ、四本の剣を恐ろしいほどの速さで複雑に振り抜き、左半身の前脚と中脚を粉砕した。
四番目は6、突撃前から透明に成り、いつの間にやらナイトアームズの後頭部へ回っていたようだ・・
6本ものナイフがナイトアームズの首へ突き刺さり、身体と頭部の接続を断った。
最後に10、銃を正眼に構え狙いは容易かった。
銃が火を吹くと同時にナイトアームズの頭部が爆裂する。
ズ・・・ズズズ・・・ズズン
大きな音を立てナイトアームズが地に伏した。
『いけるじゃん!』
『やったね!皆でかかればこんなに簡単なんだね!』
『ふぅ・・確かに簡単だったが・・これは何回もできるようなことじゃねーぞ?』
『まぁ、皆の全力をもってすれば此の程度ですよ。ハハ・・やりましたね!』
『ああああああ!・・・この感触!・・サイッコー!』
この時ナンバーズには隙が在った・・・
余韻に浸っている最中、注意深くナイトアームズを調べていればわかったはずなのだ・・
しかし、自分達ではかなわぬ強敵に圧勝出来た奢り・・いや油断だろうか?それが幸いした。
地に伏したはずのナイトアームズが頭部を失いながらも前へ前へと歩を進め巣の中まで進んできている。
そして、力尽きる瞬間辺りがひっくり返ったのではないか?と思うほどの爆発を起こしたのである。
ゴッ!ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオオン
轟く爆音、燃え上がる門。
そして、爆散したナイトアームズの破片が門周辺を徹底的に破壊したのだ。
しばらくすると辺りが、静まり返る。
動いてる者は・・・ナンバーズが身体の幾分かを失いながらも起き上がってくる。
『ゼロ!しっかり!』
『・・7・・か・・・しくっちまった・・・すまねぇ・・』
『あんな爆発をするとは・・知らなかったんだ・・しかたないよ・・』
『少し、アームズ共を侮っていました・・・つっててて・・あちゃー・・前脚なくなってら・・・』
『・・・死ぬかと・思った・・』
爆発音を聞きつけてか、外に待機していた約300のナイトアームズが此方に来る様子が伺える・・・
『ちょっと!・・いったん引こうよ!』
『みんな!・・動けるやつだけでいい・・先に行ってくれ・・』
『何行ってんのよ!ゼロ!』
『そうよ!あんたも一緒に行くの!』
『行きたいのは山々なんだがよ・・・・脚・・全部もってかれてんだ・・すまねぇな・・・』
『!・・あんた!・・・もしかしてあたし達をかばったの?』
『・・かばいきれて内容だがな・・・』
『ゼロさん・・構いません・・どっか引っ掛けてもってきますから・・じっとしててください・・』
『・・ゼロ・・がんばれ・・』
『・・・そんなこたーいいんだ!・・早く巣の奥に避難しろ!・・今の音で残りの奴等が向かってきてる・・』
『だめよ!・・・・・リーダー置いてくわけには・・いかないじゃない・・』
『7・・・すまねぇな・・・』
『そうそう・・7だけじゃなくあたしにもお礼行ってね・・絶対いきのこるよ!』
『9・・わりいな・・』
『ゼロさんがいないと我々ナンバーズも締まりませんからね・・必ず生き延びますよ!』
『ああ・・・』
『・・・ボク・・・もお先に行っていいですか?・・・』
『『『『お前がつれてけよ!』』』』
そこへ、白氷が何事かと・・到着する・・
『其の方等・・・なにをやったのじゃ?・・・』
『白氷様・・早く奥へいってくだせぇ・・・奴等もうすぐここにきます・・・』
『其の方等をほおっておけるか!・・・・・事情は後で聞く・・・引くぞ!』
『『『『『はっ!』』』』』
白氷とナンバーズが研究室へ入る・・
『・・さて・・・なにがあったのじゃ?・・・』
『『『『『・・・・』』』』』
『だまっていては、判らぬではないか!』
『・・俺等・・あのデカブツを・・全員で倒してみようって話しになりやして・・・』
『あたし達・・うまく倒したと思ったんです・・・そしたら・・』
『そうそう・・そしたら首無いのにあのデカブツったら・・自爆しちゃったのよ・・・』
『ほう・・・・ただでは殺されぬ仕組みだったか・・・』
『ええ、どうやら・・自分を殺したあいても道連れなのかもしれません・・・』
『ボクは・・うまく逃げたけどね・・・』
『『『『・・・・・・』』』』
『・・この厳しい状況で・・ようやってくれるわ・・まったく・・・』
『すいやせん・・・』
『まぁ良い・・・しかし、壊れた門のあたりはもう防衛装置が起動しておらぬようじゃった・・・』
『もしかして!・・・巣に乗り込んできやしたか?!!』
『いや・・まだじゃ・・門の内側・・少し入った辺りで防衛機能が稼働しておる・・』
『あぶなかった・・・本当にすみません・・・』
『まぁよい・・其の方等の命が無くなるほうが問題じゃ!・・・今後は勝手な動きはするな・・したい時は妾か母上に相談するなりせい・・わかったな?』
『『『『『はい』』』』』
白氷・・すごいな・・流石に姫様だ・・中々まとめてるな・・・・。
ってとこで、ヘキサの回想が終わるわけだ・・・
ふー・・・
『ヘキサ 俺の状況どお?やれそうかな?』
”申し訳ございません。その質問には回答いたしかねます。”
・・まぁね・・・そんなもんさ・・・さて・・いっちょやってやるか・・・
俺が部屋を出ようとした時、ヘキサに呼び止められた。
”固有名ニック様・・”
ん?めずらしいな・・ヘキサから話しかけるなんて・・・
『なに?どうした?』
”現在のニック様は、完成度76%程度です・・・あまり無茶をするのは、危険かとおもわれます。”
・・ははw・・ありがとよ・・・
『ヘキサ チャフは白氷が持ってる感じ?』
”はい 固有名白氷が所有しております。”
・・・まぁ・・いけるだろう・・・
『ヘキサ 心配かけたね・・ありがと』
”いいえ ご武運を・・・”
俺はヘキサの言葉を背に部屋を後にする。
研究室の前について、
さて・・取り敢えずナンバーズでもからかっておくか・・
「よぉ!みなの衆!げんきだったか!?・・・アレぇ〜?なんで皆虫の息なの〜?虫だけだけにってかw」
『『『『『『・・・・・・・・・』』』』』』
『ニック!』
初めに飛びついてきたのは・・白氷だった・・が・・やはり蜂に突撃されると・・身構えそうに成る・・
「お・・おお・・どうしたの?白氷・・?・・・なんか泣いてる感じだけど?」
『ニック!お主・・よう生きとったな!・・・うぅぅぅ』
「ごめん・・なかせちゃってる?」
『母上には?・・母上にはあったのか?』
「あ・・まだなんにもいってない・・いまするわ・・」
(女王陛下・・すいません。なんか心配かけちゃったみたいでw)
(!!!!!!!!!ニック!ニックよ!・・ようもどってきた!・・・・・)
(ええ・・取り敢えず生還できましたね・・多分主様のはからいだと思うけどw)
(おお、おお!そうか!・・しかし・・・今のこの巣は・・ちと危機にひんしておってのう・・)
(ああ・・大体はヘキサと主様から聞きましたから大丈夫ですよ)
(そうか・・・しかし、例のアームズじゃが・・・)
(ああ・・分かってますって・・取り敢えずいまから俺がでばってきますんで・・安心してください)
(・・・なに?・・・其の方・・たたかえるのかえ?)
(まぁ・・戦えるって言うほどではないですけど・・・大丈夫だと思いますよ?)
(しかしのう・・あの騎士階級という輩・・相当てごわいらしいのだ・・先程も白氷から連絡が有り・・・あやつら・・自爆しよる・・)
(ああ・・そこもヘキサのログみましたから・・大丈夫です。)
(・・そうか・・・わかっておるなら・・・)
(まぁ・・取り敢えず安心して待っててくれていいと思います・・・)
(しかしのう・・王次郎も蛹になり・・打つ手が無う成ってしもおたのじゃ・・)
(あー・・そうですか・・まぁ王次郎ですから・・あまり気にしないでください・・)
(・・それとのう・・今言うことではないが・・・ヘキサから王次郎の事を聞いたのじゃが・・)
(あー・・しっちゃいましたか?・・・でも女王陛下のお子さんで間違いないですから・・)
(・・・・しかし・・種も違うようじゃしのう・・・)
(はははw・・よしてくださいよw・・王次郎が本当のソードヘッド・・いや元の原種ですよ・・)
(なぬ!・・・・・どういうことじゃ?)
(あー・・まぁ・・其の話は後にしましょう・・取り敢えずアームズの件かたずけますから・・ね?)
(う・・うむ・・・・)
(ほいじゃ・・ちょっくら行ってきます。)
(・・死ぬのではないぞ!)
(はーいw)
・・・ふぅ・・しかし・・王次郎の事ばれたか・・こまったねー・・まったく・・・




