〜籠城戦突入〜
『おい・・起きろよ!・・・なに呆けてんだ薫!』
『っち・・しょーがねーな・・・』
・・・ん?主様?・・・・どうしてこんなとこに?・・・
・・あれ?・・俺今何してんだっけ?・・・
・・・・・・・・・・
・・・・・ああ・・・そうだ・・たしか・・ファンクションつかってるんだったっけ?・・・
・・なんで主様いるんだろ?・・・
・・失敗・・・・・したのか?死んじまったか?
『薫くん・・意識戻った?』
「んぉ?主様・・俺やっぱ死んじゃった系?」
『まだ死んでないよ・・ってか死なれると困るんだよね・・・ふぅ・・』
「・・・・・・なんでいんの?」
『アームズの捕虜に成ってたんだけどさ・・途中でこの巣の子が捕まってね・・助け出すのにてまどっちゃってさ・・一緒にいたわけだよ・・さっき開放されてね、取り敢えず戻ったんだけど・・アームズせめてきちゃってさ・・』
「あー・・交渉うまく行かなかったか・・」
『まぁ・・交渉とか言うもんじゃなかったけどねw・・・人質とって脅迫しただけだし』
「あー・・まぁそんな事だろうとおもったよ・・」
『薫くんはアームズの狙いってしってた?』
「まぁ・・予想はついてたよ?・・シールダー解析してた時にエネルギー源がATPなんでしょ?・・たぶん自分達で作れないんだと思うんだ・・どっかから搾取しなきゃいけないだろうなーとは思ってたよ?」
『そうか・・』
「ってかさ・・むしろなんでこんなとこに・・主様いんのよ?・・・」
『ああ・・そうか・・んっとな? 薫くん流石にこのたぐいの技術の移植はまだ早いんだよ・・』
「ああ・・じゃぁ・・失敗しちゃったんですかね?」
『いや・・失敗させないけどさ・・取り敢えず、予想よりしばらく時間かかりそうだしね・・』
「それじゃ・・間に合わないじゃないですか・・巣は今、どんな状況ですか?」
『んー・・ちょっと見てみる?』
「お願いします。」
主様の正面にスクリーンが表示される・・其の中に周辺で起こっていることが映し出される・・
『まぁ・・今は王次郎が放った光線の影響でアームズの前線はほぼ駆逐出来たけど・・・』
「・・・主様・・・こんなに来ちゃったの?アームズ・・・」
『ああ・・そうだね・・これでも一部なんだよ・・』
「・・相当数いるってこと?」
『んー・・まぁね・・ってか奴等は、捕まえた敵を自分の所で改造して兵隊として組み込んでいくんだ・・・だからこの巣が壊滅すると数が増える・・そんな仕組みだ・・』
「つまり・・いままで、滅んだ巣の数だけいるって言うことですか?」
『まぁ・・そう言っても良いんだけど・・耐久年数はそれほど長くないからね・・改造が下手なんだよ・・』
「ふむ・・・じゃぁ・・総数は其れなりってかんじですか・・・」
『数が減ったら何処かをおそって仲間を増やす・・そして移動を繰り返す・・そんな感じだよ』
「ナンバーズは?ちゃんとやれてますか?」
『ナンバーズ?・・ああ・・薫くんのオモチャか・・そうだね・・中々の出来だったよ?・・シールダーやブレイダーくらいなら相手に成らないけど・・・・騎士級がでると・・たぶん一対一で引き分けくらいだな・・』
「ブレイダー?・・・・まぁ・・いいか・・それより、騎士ですか?・・・どんな感じのやつです?」
『僕が見てきた映像だすよ。』
「お願いします。」
スクリーンに映し出されたのは、300体ほどいる騎士階級の兵隊の列だった・・・
騎士階級・・・こりゃ・・動く要塞だな・・・こんなのがいんの?
・・こりゃ・・ナンバーズじゃ歯がたたないや・・・王次郎砲も受け止めるかもしれない・・・・
いや・・むりだな・・受け止めれないわ・・・
鉄でさえ蒸発するほどの高温を一時的にでもだすんだしな・・
まともにくらったらこの騎士階級にも風穴あくな・・
「主様・・これじゃ・・ヤバイですね・・巣の皆はにげなかったの?」
『・・薫くん、言いづらいけど、逃げる選択肢は、ないとおもうよ?・・女王筆頭にこの巣の関係者だからね・・逃げたくても逃げれないんだ・・そうゆうふうに思考誘導を受けてるよ』
「・・・思考誘導ですか・・・誰に?・・・」
『それは、いえないよ・・流石にね。 まぁ、女王にはヘキサの防御システムの起動をお願いしておいたから・・・・巣の中なら取り敢えずしばらくは安全だと思うけど?』
「・・そうか・・ヘキサはこの巣のシステムでしたね・・そうなりゃ・・防御もできますね・・失念してたわ」
『まぁいいさ・・取り敢えず、意識も戻ってきたことだし・・危険はなさそうだな・・あとは時間だけだね』
「・・・・そう言えばなんですけど・・・主様・・一つ聞きたいことが・・いや確認したいことでしょうか?」
『どうした?改まって?』
「ここの会話ってやっぱり、視聴者とか運営もみてます?」
『・・・・・・視聴者はいないよ・・運営は・・ログを見るかもしれないけど・・・』
「そうですか・・・じゃぁ・・聞きますね・・答えれなければ答えないでいいですから・・」
『・・・・・・・』
「・・・この・・星・・・・地球でしょ?」
『・・・・・・・・・・・』
「だって・・変じゃないですか・・・・俺が喋る言語は理解出来なくても・・単語や何かはほぼ同じ意味の単語としてのこってたり・・全く違う常識とかでもない・・つまり・・ここは人類が居た・・あるいは関わりのある場所・・・星として考えるなら・・地球しか思いつかないんですよね・・・」
『・・・・よくきがついたね・・・』
「・・つまり・・異世界では無い?」
『・・んー・・・なにを持って異世界とするか・・だけど・・まぁ薫くんがいた時代の地球とは全く違うからね・・・そりゃ少しは文明の影くらいは残ってるかもしれないけどさ?』
「・・・つまり・・俺が住んでいた時代より・・未来・・ってことですね?」
『・・言葉尻を取るのはよくないよ?・・・・まぁあたってるんだけどね・・・あまり其のへんは突っ込まないでほしいんだよ・・・視聴者みてないけど運営の目に止まるとヤバイんでね・・・』
「すいません・・・なんとなく気づいちゃってたんで・・・取り敢えず確認したかったんですよ・・」
『・・でもね・・異世界と言ってよいほど、薫くんの世界とはまるで別物のはずだよ?』
「そうですか?」
『うん・・・だって地形さえ・・大陸さえ全く違う形にまで移動するほど先の未来だからね・・』
「・・・・・そんなに先なんだ・・・」
『・・・薫くん・・もう一個ききたいんじゃない?・・・どうせだ・・答えてあげるよ?』
「・・・・・・・・・・・・主様」
「この世界・・いやこの宇宙全体・・いや・・それよりもっと大きな枠組みで・・・・いやちがうな・・ココは・・・主様がやっている・・ゲームですよね?実況中継とかの・・・そんな感じだと思う・・ちがいます?」
『はははwそう!そうだよ!・・・一様、国盗り系のシミュレーションゲームだけどねwwwははw良く気づいたねwすごいすごいw』
「いや・・だれでも気づきますって・・・・でも国盗りってのはわかります・・多分、色々な異星人なんかをプレイヤーが送り込んでくるんでしょ?・・・それで星(国)を取り合う・・そんなゲームでしょ?」
『そうそう!・・薫くんすごいなw・・いいねーw・・・・でも・・ココまでだ・・これ以上は運営の目にとまるからね・・・』
「そうですね・・・詮索はここまでにして・・取り敢えず早く復帰出来るようにしないとな・・」
『そうだね・・意識もあるし・・。 あー、それからね・・ここから羽化したら白氷ちゃんにちゃんと心配掛けたって言ってあげなね?つきっきりで、そばにいてくれてるたんだしな・・』
「・・白氷・・・が?・・そんなに俺って好かれてたの?」
『んー・・多分・・そうなんじゃない?僕は深緑ちゃんが・・いいけどな・・キャバ嬢っぽくてw』
「wwwそれは、おにあいだよw・・いつも飲んだくれてる主様しかみてないからw」
『まぁ・・息抜きは必要さw』
「わかりました。白氷にはキチンと心配かけたと言いますよ。」
『うん・・じゃぁ・・・僕は一度、リアルの方にもどるわ・・ちょっとしなきゃいけないことあるんでね・・』
「・・しばらく会えなくなる感じですか?」
『うー・・ん・・僕的にはそれほどじゃないけど・・流れる時間がちがうからなぁ・・こっちの数年とかに成ってしまうかもしれない・・わかんない。』
「そうですか・・・じゃぁ・・それまでにこの星・・制圧しといたほうが良いですか?」
『お!・・マジで?マジでいってんの?・・・やってくれるんなら嬉しいけど・・・』
「まぁ・・なんとかやってみますよ・・・アームズもあれでしょ?敵さんが送り込んできた奴等の一部でしょ?」
『察しがいいね・・まぁ・・それを言うと・・僕等も似たようなものなんだけどねw・・・』
「まぁ・・俺は主様側のキャラなわけですから・・仕方ないでしょう・・・取り敢えずそんな方向で考えときますよ」
『ああ・・苦労かけるね・・すまない。』
『じゃぁ・・取り敢えず・・僕は先に出ちゃうけど・・しばらくはここで安静にしてな・・そのうち自動的に外に出されるからさ』
「あ・・はい・・」
『じゃあね・・また会いに行くよ』
「はい。お待ちしてます。」
主様がスッと消える・・・
ふぅ・・主様・・結構話してくれたな・・・まぁ・・大体はわかったよ・・
しかし・・ここでずっと待ってるのも暇だ・・・ヘキサにでもアクセスできないかな?
退屈過ぎる・・・
声かけてみるかな?
「ヘキサ! いる?」
・・・・・・・・・
だめか・・通信でいけるだろうか?
(ヘキサ いるの?)
(はい)
おおお!ヘキサと話せる・・・いいねーw
(ヘキサ 外の状況教えて)
(はい 現在アームズによる襲撃を受けております。先程、個体名王次郎による砲撃とナンバーズによる攻撃により、其の数は1500から300にまで減っております。)
(残り300か・・そいつらの映像見せて?)
(はい)
スクリーンに騎士階級と思わしき300体が映し出される。
・・・あちゃ・・・騎士級に被害殆どないのか・・・兵隊が盾になったか?・・・
・・ってか巣のすぐ外まで来ちゃってるじゃん・・・・でも入れないっぽい・・なんでだ?
(ヘキサ なんでアームズは巣にはいれない?)
(はい 先程、工場長権限により、防衛装置が起動されたためでしょう。)
・・防衛装置か・・・しかし・・見えない壁か・・・凄いなどんな仕組みなんだろ?・・・・
・・あ!・・・見えない壁に一匹突撃したぞ!
・・・おおお・・・・防いだ!・・ってかその壁抜けれないのか・・凄いな・・・
(ヘキサ この防衛装置・・・どんくらい持つの?)
(はい 消費ATPと利用可能総ATPより算出中・・・・約240時間は持続します。)
・・・240時間かぁ・・其の前に俺が羽化できればいいけど・・・
・・ATPが目減りするしな・・・ATP無くなるとこの巣も稼働できなくなるな・・
(ヘキサ 俺が羽化するのあと何時間位?)
(はい 算出中・・・・エラー)
(申し訳ありません。算出に失敗しました。明確な羽化完了時間は不明です。)
・・・そうか・・不確定要素多すぎかもな・・・
(ヘキサ 240時間以内に俺が羽化する確率教えて)
(はい 計算中・・・・・・完了。 99%の確率で羽化するでしょう。)
・・・羽化する”でしょう”ね・・・・なるほど・・・・
しかし、10日か・・長いな・・・巣の自給も考えると・・10日はもたないだろう・・
王次郎にまた大砲討たせるにしても・・・巣に残ってる食料ではたりないかもしれない・・・
いいとこ見積もって3日くらいか・・・
・・主様・・どうする?・・俺強制羽化するしかなさそうだよ?
まぁ・・少しでも身体作るしか無いな・・・仕方ないか・・
(ヘキサ 白氷に通信は可能?)
(いいえ。 培養槽より外部への通信はヘキサのみです。)
・・・・そうか・・じゃぁ・・・ヘキサに伝言たのんどくかな・・
『すいやせん。姉さん・・・・全力は尽くしたんですが・・・』
『ごめんなさい・・・』
『皆!まだ終わってないよ!がんばろう?』
『そうですね・・これからが、本番です・・引き締めていきましょう。』
『・・・バレるとは・・・おもわなかったなぁ・・・』
『ナンバーズよ・・欠損した部分は直ちにニックが用意した補修用のファンクションを使い蛹になるのじゃ・・・』
『『『『『はい!』』』』』
(固有名白氷へ固有名ニックより伝言です。)
『なに!?・・・』
(あー・・ニックだけどー・・やっぱり、戦闘になってるね・・仕方ないけど・・取り敢えずあのデカイのはその巣にしばらく入れないから休んでてもらっていいよ。それから、俺は当初より少し・・遅めに羽化すると思う・・苦労掛けるね・・すまん。・・すまんついでに・・白氷・・お願いがあるんだ・・ヘキサを使いチャフと言うものを作っておいてくれ。)
(ニックよ!・・・生きておったか!・・妾はニックに言わねばならぬことがあるのじゃ!)
(・・・・・・・・ニックよ!)
(ヘキサ! ニックに繋いでたたもれ!)
(申し訳ありません。培養槽内よりの伝言です。外からの情報はヘキサ経由で渡されます。)
・・・・・そうか・・・しかし・・・中でまだ生きておるのじゃな・・まだじゃ!・・希望はあるのじゃ!
(母上!)
(なんじゃ?)
(アームズ共が巣へ入れないようです。)
(うむ・・ヘキサに頼み防御装置とやらを起動した・・しばらくはもつじゃろう・・・)
(どの程度もつのでしょうか?)
(判らぬ・・しかし10日ほどは持つとはおもうのじゃ・・)
・・10日か・・
(母上・・10日の間・・兵士の食料は・・持ちますか?)
(・・・・・厳しいじゃろう・・・とくにナンバーズや王次郎には・・・必要じゃしな・・)
(では・・・実際はどのくらい・・・・)
(良くて、3日じゃな・・・)
・・・3日が限度か・・・・厳しいのじゃ・・・
・・・王次郎様の王次郎砲を凌いだあの大きなアームズ・・・・
王次郎砲を再度放ってもまた防がれる可能性があるのじゃ・・
・・・さらにじゃ・・王次郎様やナンバーズの消費も考えると・・王子朗砲も・・使えぬのじゃ・・・
・・・どうしたものか・・・・ニックよ・・妾は無力なのじゃ・・
姫と言われてはおるが・・巣を守る一手さえ持ち合わせておらぬ・・・・もどかしいのじゃ・・・
『姉さん・・どうしやした?』
『白氷様?なにか思い詰めているようですが・・・』
『ニック様はどのくらいでお戻りに成りますか?』
『白氷様・・我々に出来ることがあるのでしたら・・何なりとお申し付けくださいませ。』
『・・もう一度・・・あの感触を・・・・・』
『『『『6!怖い!』』』』
『ナンバーズよ・・気にするでない・・・早う回復するのじゃ・・よいな?』
『それから6よ・・・お主は少々危険じゃ・・発言に気おつけよ・・』
そう伝え、妾は”時の記憶”でチャフ成るものを製作するのじゃ。




