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〜やっぱり、王次郎と居るのが一番だ〜

俺が、ヘキサと話している間にいつの間にか蜂妖精が息を引き取っていた・・・・

・・ん〜・・・・なんか・・気がおもいなぁ・・・


しかし、人間が息を引き取ったときには何も感じなかったが・・やっぱり、身近に居る蜂妖精が亡くなると・・こぅ・・くるものがあるな・・・ナムー


さて・・気を切り替えて・・・やってくか・・・・

しかし、なんで俺はこんなに薄情なやつなのだろう?

・・・元の世界ではそんなに薄情だった覚えはないのだが・・・・いや・・薄情だったか・・・


まぁいい。


さて・・・・蜂妖精の遺体を溶液に変えるか。


「兵隊蜂さん居ます?」

蜂妖精を運んできてくれた兵隊蜂はまだ外で待機していたようだ。


「兵隊蜂さん。 取り敢えず蜂妖精さんも溶液に変えておいてもらえます?」

蜂妖精の遺体を運び出してもらい、俺は人間の情報編集に乗り出そうとしていた。


・・・そう・・・人間の知識や技術がどんなもので、どんな感じなのか探らないとな・・

・・実は、幾つか気に成る点があるんだ。

・・レーナ達が死んだのが最近・・しかし、しばらく経てば恐らく捜索隊何かも出てくるやもしれない・・今後人間とのいざこざが発生しかねないわけだ・・・・ならば、先手をうって情報だけでも先に取得ほうがいい。


俺は、手始めにニルスのデバイスをコンソールにはめてヘキサへ頼んでみた。

『”ヘキサ” デバイスのパーソナルを再生って出来る?』

”はい 可能ですが、現在個体名【蜂妖精】のパーソナルが滞在しており記憶領域への読み込みが不可能です。”


あ・・そっか・・・じゃぁ・・・女王のとこにデバイス取りに行こう・・・・か?

・・・ヘキサなら・・デバイス作れたりしちゃったり?できるかな?


『”ヘキサ” デバイス作れる?』

”はい 可能です。常時、約1000個ほどのデバイスを作成するための材料がストックされています。 デバイスの作成をしますか?”

『は・・・いいえ。未だ作らなくていい』

”デバイス作成シークエンス停止。”


・・・・デバイスまで作れちゃうのか・・ってことは・・?他にもなんか作れるのでは?


『”ヘキサ” デバイスの他にもなにか作れる?』

”はい。 様々な物が制作可能です。”


『”ヘキサ” 作成出来る物のリストを表示出来る?』

”はい。 作成可能な物のリストを掲示します。”


”泉”に凄い量のリストが出てくるが、全部は覚えられない・・・・こりゃ・・相当だぞ・・・

・・ってかこの量・・どうやって把握したら良い?

・・・そう言えば、蜂達は触覚接続で色々と情報の読み書きを楽々こなしてるよな・・・?


『”ヘキサ” 俺でも触覚接続が出来る様な装備とかある?』

”はい。 触覚を持たないもの用のインプラントが有ります”


・・・・・インプラント・・・・それって・・装備じゃ無いじゃないか・・・なんかヘットマウントディスプレイみたいなの想像してたのに・・・いきなり・・・インプラントなんて・・怖いんだけど・・・


『”ヘキサ” インプラント以外の方法はないの?』

”幾つか有ります。 ただし、情報を扱う上ではインプラント以上のパフォーマンスはでません。”


・・・なに・・これ・・・なんかインプラント押しなんだけど・・・

・・薄々気づいてるんだよな・・・俺・・・このヘキサ・・・コアに絶対パーソナルもってるだろ・・?


『”ヘキサ” 正直に言ってほしい。 音声でのやり取りは面倒か?』

”はい”


はい!きたー

ヘキサも面倒だったのかー

実はな俺も面倒だったんだ・・・・


『”ヘキサ” 迷惑かけたな。俺も面倒だったんだ・・・だからそのインプラントで解決するか?』

”大幅に問題が解決する可能性があります。 インプラントを作成しますか?”


・・・・・どーする・・・?


『”ヘキサ” そのインプラントだが、俺の肉体成長で不具合がでたりしないか?』

”インプラントはソレそのものが成体素子であるため、生物への影響は皆無です。”


・・・・インプラントやるか・・・・・


『”ヘキサ” インプラント作成おねがい』

”はい。 インプラントの作成を開始します”


すると、いままで壁だと思っていた場所から透明なガラスで覆われたカプセル状の容器がせり出してくる。


”培養液を注入開始します”

俺が見入っていると、その中に黄色に色づいた液体が注入されていく。


””培養液注入完了・・・引き続き卵性素子の注入を開始します”

容器のなかが液体に満たされると中にカプセルの両端から注射器に使う様な針が出てきたかと思うと、針からなにやら粘液がニュルニュルと押し出されていく。


”卵生素子注入完了・・・結合完了”

両端から押し出された粘液はカプセル中央で絡まり次第に球体に変化すると、鼓動を開始した。


”培養成功です。引き続き培養を継続します・・・・・・・・・完成まで約48時間です。”


・・・・すげぇな・・・コレを作った異星人は・・・バイオ技術が主体なのかもしれない・・・・

・・全てが恐らく成体ユニットなのだろう・・・生物にはもってこいじゃないか・・・


因みに・・・・恐らくこの星で同程度の技術レベルを有する国家や知的いきものは居ないだろうなぁ・・・だってもしこんな技術持ってたら世界は終わってる筈だ・・・


『”ヘキサ” 出来上がる頃にまたくるよ』

”お待ちしています。”


俺は、培養をずっと見ていたい気もしたが・・二日もいりびたったら恐らく王次郎がエライ事に成るはずだ・・・・だから・・・帰るしか無い。


そう思い、自室へ戻ることにした・・・女王へはデバイスの関係であとで伺うかもしれんが・・

取り敢えずは、一段落だろう。



・・・さてと・・・蜂妖精いないしな・・黄土様ンとこ行っても話できないし・・

・・やることがなくなったきがするなぁ・・・

・・王次郎と游んでみるかな・・・・・


中身はおっさんだとしてもやはり若い体は凄い!

病み上がり一日目から元気なのだ・・・今の状態でおっさん生活したら居ても立っても入れないだろう・・なぜか体がウズウズするしな・・・



俺は自室に戻る途中で、

女王の部屋の前で待機する近衛兵へ女王への伝言を伝えておいた。

デバイスの件を言わないとマズイだろうと思ってな。

後ほど、女王と話すことに成るだろう。



自室へ戻ると、

王次郎が何やらクネクネしたり、

床へ頻りに体をこすりつけていたりと、

奇妙な仕草をしきりにしているのをみつけた。


「ただいま。 王次郎?・・・なにやってるの?」

『ママー!ようせいさんはー?」


「ようせいさんはいま寝ているよ。 それより王次郎?なんで床に穴ほってるの??」

『んー? ボクもわかんないー』


「ほう・・・。 主様これって・・蛹になる準備かな?」

「ああ・・やっぱりね・・」


「王次郎。 王次郎はもうすぐ蛹になるぞ!」

『サナギー・・?』


「そうそう。王次郎が大人に成るために体を作り変える準備だよ」

『へー・・。 サナギってあそべるー?』


「んー・・。しばらくは、あそべないかなー?」

『!じゃーやだー! ボク、サナギにならない!』


「ええ!・・王次郎・・成らないとかじゃないんだよ・・成っちゃうの・・」

『ヤーダー! ボクもっと遊びたいー!』

『お外で、いっぱい遊びたいよー』


「・・・王次郎・・お外がそんなにきにいったの?」

『うん!お外で、いっぱいあそぶのー!』

『ボクね。いっぱい、美味しい芋虫の真似ができるようになったの!みてみてー!』


王次郎は、言うなりゴロンと仰向けになり

『ボクはおいしーぞー!』とか『ほっぺたおちちゃうぞー!』とかいいながら

クネクネ、バインバインとしながらさも美味しそうに見せようと必死だった・・・


・・ってかさ・・こないだの戦闘の時のあれ・・・あれで味しめたな?

・・王次郎にとっては、あの戦闘も・・遊び程度のことだったのか・・・すごいな・・

・・あの時、兵隊蜂・・満身創痍だったぞ?・・王次郎・・どんだけ強いんだよ・・・


「・・・・」

『ママー!どお? 美味しそうだった?』

「う・・うん。 すごく美味しそうだった・・・・・」

『へへーw ボクもっとお外で美味しそうにしてトンボさんと遊びたいよー!』


・・・・あのトンボ・・・かなりの攻撃力あったとおもうよ?

・・王次郎だって、お腹に刺さる時「イダイ!」って、いってたじゃん・・・

・・・こりてないのか?


「王次郎。 トンボさんに突かれた時、痛かったんでしょ?」

『んー? おぼえてないー・・・』

「覚えてないって・・・。それほど痛くなかったの?」

『んー?? おばさんに叩かれた時はいたかったけどー・・・トンボさんはいたくなかったよ?』

「えっ! ・・・・だって・・・王次郎はイダイ!っていったよね?」

『そーだっけ?』


そんな話をしていると、主様がなにやらそこらにある石ころを王次郎へなげた。

綺麗な放物線を描き・・コツンと王次郎に当たると

王次郎が「イダイ!」と叫んだのだ・・・

叫んだ王次郎は・・その後なんともなくまたクネクネしたりしている・・・


「主様・・どういうこと?」

「・・え?・・・物が当たると、痛い物だと頭で理解してるだけ・・・って・・」

「じゃぁ・・物があたるとなんでも痛がるの?」

「・・・あー・・俺の気を引くためなの・・?」


・・・・じゃあ、実際は痛くないのか・・よかった。


「王次郎。 本当に痛い時だけ痛い!っていわないとママ心配しちゃうよ?」

『うんー!わかったー!』


・・・王次郎は理解してくれたが・・・・話してる最中、主様は面白がって、王次郎に小石を投げまくっている・・・・・やめたげて?王次郎になんか恨みでも・・・・・・?・・・・イデェ!


「ちょ!主様! どさくさに紛れて俺に向かって石なげんなや!あたっただろ!痛いんじゃボケェ!」


・・・くっそ!・・主様笑い転げてやがる・・・・


「・・・・」

「王次郎さん? その大きな塊は・・・?なに?」

!・・・王次郎!・・その岩みたいなの何処から出した!ってか・・・まさか・・主様!


「ちょ! 主様!王次郎が真似してる!ヤバイ!・・あれ投げられたら俺らおっちぬぞ!」

「王次郎!ストップだ!ストップ!」

『おじちゃーん!いくよー!』


王次郎が器用に岩を放り投げた。

床に凄い振動と何かが砕けるおとが響く・・・

・・主様・・・ご愁傷さま・・・・・骨は溶液にしてサンプルにさせてもらいますから・・・・・

・・あっ・・・必死でにげおおせやがった・・・チッ!


「王次郎。 そのへんにしてあげて・・」

『ぶー。 ボクももっとあそびたいのにー』

「じゃー・・巣の近所で少しあそんでみる?」

『!いいのー?』

「まぁ・・兵隊蜂連れてけば大丈夫だろう・・・」

「今日は少しお外であそぶか?」

『うん!』

「主様も一緒するでしょ?」

主様もやはり外にでたいらしい・・・


「よし!決まりだ!」

「兵隊蜂を連れてそとに遊びに行こう。」


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