〜女王陛下は心配なのですよ!〜
ふぅ・・・・・
今日はなんて寝覚めが悪いんだ・・・・・・
変な夢みちゃったなぁ・・
夢じゃなきゃ・・スキルもらったはずなんだがなぁ・・
全然実感がわかない・・寝る前と一切変わらん。
ってか、主様戻ってきたのね?
「主様・・・・いつもどったの?」
「ん?今さっき・・・?」
「主様・・・・・俺・・夢みてたのかな?」
「!・・・・・・夢じゃないの?」
「じゃぁ・・スキルくれた?」
主様がうんうんと頷いてる・・・
「そうか・・・じゃぁ・・何かのスキルもらったんだね・・・」
ふむ・・夢だけど・・夢じゃなかった・・・ってやつだコレ
今・・そう!今!とても大きくて、もふもふのやつに抱きつきたい・・すごく抱きつきたい・・・
お腹でバウンバウンしたい!
・・・正直、かなり嬉しい・・が・・
何をもらったのか?
どんなものなのか?
判らにままでは・・見つけようもないなぁ・・
くそぅ!運営&視聴者メッ!こっちは生死がかかってるのに!
「主様・・取り敢えず・・黄土様のとこ行ったほうが良いかな?」
「ん?普通にしてろ?・・・・・」
「え?他の姫様の件はどうなったのか?」
「・・いや・・まだ、全員の話を聞いただけなんですけど・・・」
「・・ええっ!女王の方も聞いとけ???なんで?」
「女王も?・・だって、もう寿命近いって行ってたじゃん!」
「・・・わかったよ。 取り敢えず、女王の問題も聞いとくよ」
俺は、主様が女王の抱える問題も聞いとけというので・・
蜂妖精に頼んで謁見の約束をお願いした。
ってか、すぐに会ってくれちゃうの?
・・・やっぱり・・女王暇なんじゃ・・・?
女王の部屋・・・
いつもの謁見の間とは違う部屋に通された・・・俺一人だけで・・・
『よく来たなニックよ!姫達から報告は受けておる!活躍しているようだな!』
『迷惑を掛けた者も居たようで済まないな』
『して?今日はなにようじゃ?』
・・・主様・・なんで付いてこないんだよ!
俺は一人で女王に対面していた・・若干腰が引ける
・・お・・王次郎・・側に居てほしい・・
「あの・・なんというかですね・・・主様が女王陛下も何か問題を抱えているはずだから聞いとけと・・」
『ふむ・・・やはり主様は偉大な方であるな・・』
『なぁ、ニックよ。 其の方、姫達の側仕えをみてどうおもうた?』
「え?・・・・色々な種が入り混じって居る感じの特殊個体と聞いていたのですが・・・」
『ふむ。 まぁ、あながち間違っては居らぬか・・』
『ニックよ。なればこそじゃ・・側仕えはどのようにして産まれるか興味はないかえ?』
「・・・!・・・あ・・あります!」
『そうじゃろう、そうじゃろう。 今から其の方へ特別に教えても良いぞ?』
「!ホントですか?!・・・・それをうまく使えば・・・色々解決出来ると思います・・」
『ただし、妾のお願いを一つ聞き届けてほしいのじゃ・・・』
「・・・・」
「ど・・・どのような?」
『ふむ・・・ どこからはなせばよいかのぅ・・・』
『そうじゃな。 黄土にはもうお会たじゃろ?』
「は・・はい・・」
『ニックよ。 其の方は黄土をどうみる?』
「・・・・・・」
『咎めはせぬ。正直に申せ』
「僭越ながら・・・昨日会った際の反応から察するに・・もう長くないとおもわれます・・」
『ふむ・・ そうじゃろうのぅ・・』
『黄土自身も其のように思おておるようじゃ』
「?・・女王陛下は・・どうお考えですか?」
『妾かえ? 妾は・・妾もそう長くはないと思おておる。』
『じゃがのぅ?我らの種は其のような際でも生き延びる・・いや、状況を覆す事が出来る種なのじゃ』
「?・・といいますと・・?」
『そうじゃなぁ・・ ちと話がそれるがよいかのう?』
「ええ、聞かせてください。」
『遙か昔、妾のずっと前の代で、王子が黄土の様に不全をおこしてのぅ・・』
『危うく種が絶える危機があったそうじゃ』
『その時代の女王は、とても心根が優しゅうてのう・・人間とも交流が会ったそうなのじゃ』
『古の女王は、王子を不憫に思い・・人間の手を借り、ある方法で王子の身を正常なものにする事に成功したそうなのじゃ・・・』
『其の方法なのじゃが・・・妾の代では失伝しておってのぅ・・』
『妾も知識を活かし、色々と試しては見たのじゃが・・やはり、効果はなくてのぅ・・』
『其の方法が儀式なのか産み分けなのか・・・一切の手掛かりが、掴めぬのじゃ』
『そこでじゃ! もう、分かるじゃろう?』
『人間のお主なら・・・其の方法を知っていまいか?』
「・・・正直に申し上げますと・・私では、検討もつかないのですが・・・・・ですが・・」
「・・・・その古の女王様は・・・・当時どのへんに暮らしていたのでしょうか?」
「それと、その時代はどのような風習や文化、習慣、慣例が合ったなどお聞かせいただきたいのですが・・?」
『ふむ・・・失伝して久しいからのぅ・・・手掛かりは全くと行ってないのじゃが・・・記録は書庫にあるかもしれん。』
「でしたら、その書庫に入る許可をいただきたいのですが?」
『ふむ・・・書庫には我ら一族の秘密も隠されておるでな・・なかなかには・・・』
「・・・・」
「正直申しますと、この世界の・・いや、ここでの設備や諸々が整えば後は知識と経験で解決できるかもしれないのです。」
『ほう!』
「憶測で申し訳ないのですが、私の知る限りでは、恐らく産み分けに近い行為かもしれないのです。」
「たしか・・自分が産んだ子を危機に際しては喰らい、自分の安全が確保できれば子を成す生き物が居たはずです。」
「古の女王は、一度王子を体内に戻し・・・一度喰らい・・再度産み直す・・・其のような行為を行ったのではないでしょうか? 推測なのですが・・」
「ただし・・再誕した王子は、体内へ戻す前の王子と同じであったかどうか・・・」
『・・・』
『ふむ・・・ やはり、其の方に願おう。』
『再び同じくして産まれる方法・・・・再誕の方法を探し当ててほしいのじゃ』
・・・女王・・・・正直・・言うとさ・・・科学が発展していれば・・クローンとかできたはずなんだよ・・・
・・・この世界の人間が、どんな文明レベルかも・・俺は知らない・・だから・・
「・・・安請け合いはできかねます・・が・・・努力はさせてほしいです。 やらせてください。」
『うむ。 やってくれるか・・ 心から感謝する。』
・・・科学に代わる何らかの”もの”がみつかれば・・どうにかなりそうなんだよなぁ・・
・・代用で思いつくのは・・・やっぱ魔法しかないんだよね・・魔法でどうにかできないか?
俺が考え込んでいると・・・
『そうじゃな・・ここまで協力してくれる其の方には、それなりの立場を用意したほうが良かろう』
『条件づきじゃが・・女王の補佐・・いや、代理権限をやろう。』
・・えっ!・・・それ・・かなり責任大きいんじゃ・・? マズイんじゃないか?
『代理権限が有れば、自由に外へ情報を取りに行くこともかなおう』
・・!外でていいの?・・・逃げちゃったりしたら・・どうすんのさ・・?
『それと、古の女王の居城じゃが・・やはり特定は難しい・・』
『じゃが、当時の記録が書庫に残っておろう・・・書庫の閲覧を許可しよう』
・・!書庫・・・つまり・・・文字・・習わな!
・・取り敢えず、知識をためておかないと・・姫様の事も解決しずらいな・・・
「有難う御座います。全力を尽くさせていただきます。」
『うむ、それと側仕えの件じゃが・・どうじゃ?今からでも聞く気はあるか?』
・・・正直・・・さきに書庫いって色々調べたりしたいし・・でも文字さきにならわないと・・・
・・いや・・文字は蜂妖精さんが読めるし・・連れてっていいなら・・・代わりに朗読してもらうか・・
・・しかし・・・一気に詰め込みすぎてもなぁ・・・
「・・・わかりました。聞きます!」
『うむ! 良かろう!』
・・・心なしか、女王の表情(表情無いけど)が柔らかい気がする・・・




