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〜女王の正体・・・・・OBC〜

OBC=OBA-CHANおばーちゃん byダイ語風

俺と王次郎、主様が蜂妖精に連れられて謁見の間へ。



面会一発目に俺は話を切り出すことにした。

「女王陛下 ご機嫌麗しゅう。」

「この度は、謁見の機会をいただきまして誠に有難う御座います。」

「急なお呼び立て申し訳ありません。」

『ふむ・・改まってどうしたのじゃニック・・? どのような要件じゃ?』


「すみません。」

「敬語を使いますと話がしづらいため、ここからは敬語なしでお話いたしますね」


『うむ、良かろう』


「えっとですね・・ 本題から言っちゃいますと」

「女王陛下はこの巣の未来というか繁栄について、どのようにお考えなのかをまず聞きたいんですけど・・?」


『唐突になんじゃ?』

「女王陛下に伺いたいことがいくつか有りましてね。この巣の未来に関わることですので・・」

・・・さて、女王はどんな考えなのだろうか?・・・・


『んむ・・そうか・・・ そうじゃな』

『妾としては、今まで通り進めていくつもりじゃが?』


・・・・このままってことは、王子の選択もかな?・・


「そうですか・・ それではですね」

「例えばですが、他所のソードヘッドないし近似種から新しい血を巣に導入するということについてはいかがですか?」


『急に妙な質問じゃな・・』

『んむ〜・・ そうじゃな、先々代の世代に姫が一度さらわれる事が合ったのは知っておるが、妾の巣が他所の種を迎え入れる事はしたことがないはずじゃ』

『前例にも習う成れば、妾の世代も他所の種を迎え入れる事はないじゃろぅ』


・・・・つまりだ、他所の種は新しい血を導入するがこの巣はしないってことだよな?・・・


「ほう・・・ 仮にですが、この巣の姫が他所の種を迎え入れる事を選んだ場合どうでしょう?」

『ふむ・・ 其の場合は、その姫と他所の種が妾の巣から巣立つ結果になろう』


・・・ん?ってことはだ・・姫が選択した場合も有るということか・・・王子だけじゃないのか・・・


「じゃぁ・・・ 万が一・・女王陛下が他所の種を迎え入れることが合ったら?」

『妾がか? ・・・そうじゃな・・難しい問題じゃが恐らく妾と他所の種の新しい種がこの巣で産まれ育つ事になるじゃろぅ・・・まぁ、ありえんがのぅ』


・・・んー?女王にも選択肢があるって事だよな?・・じゃぁなんで王子だけの選択って事に・・・


「もう一つ・・・ 王子が他所の種を見初め、他所の巣へ巣立つ場合はいかがでしょうか?」

『・・・・・つまり、王次郎は他所の種を選択するという話なのじゃな?』


・・やべっ・・怒らせちゃいそうだ・・なんとかしないと・・

「いえいえ。 仮のお話でございますよ。」

『・・・・・ふむ。 まぁ良かろう、其の場合は王子が単身この巣を離れ他所の種と新たな子をもうけることになろうのぅ』


・・・・・なんだよ・・王子の選択肢って他にもあんじゃん・・・王子の選択ってなんのためなのだろ?・・・


「ふむ・・・」

「それではですね。この巣に有る王子の選択なのですが・・・・なぜ新しい血を入れるという選択が無いのでしょうか?」


『・・・前例にないからじゃ・・・・』


・・・つまりは、前例にアレば選択肢としてOKってことだったのか?・・・


「それではですね。 仮の話ですが、この巣で産まれ育った者であれば100%かかり死んでしまう病が合ったとします。」

「他所の血をこの巣に入れることによって・・・回避出来る。もしくは完治するとしたら・・?」

「女王陛下は迷うことなく新しい血をこの巣へ迎え入れますよね?」

『うむ・・・入れるじゃろうのぅ』


「これが、病ではなく、身体的もしくは新しい力や長い寿命、高い知能を獲得するに至る結果であった場合はどうですか?」

『其の場合も入れるじゃろうのぅ』


・・・・・わかった・・つまりは女王が選択肢を決定しているんだ・・・・

・・・もしかしたら近親交配は、近くに近似種や別の群れなどが居ないためとか?・・・

・・取り敢えずは、女王の現状も聞いとこうか・・・


「女性に年齢を聞くのは失礼かと存じますが、女王陛下のご年齢はいかほどでしょうか?」

『・・・本当に失礼な質問じゃな・・・ 今年で、289といったところかのぅ・・・』


・・・・えっ!この巣・・・もうオワコンじゃんか!・・・・

・・あと11年で・・女王死んじゃうの?もしかしたすぐに逝っちゃうかもしれん・・・・

・・王次郎がおばーちゃんと交配・・・見たくないわ・・

・・ってかぐちゃぐちゃな家系だな・・血が濃すぎるだろコレ・・


・・王次郎を女王の元にはやれんな・・・はっきりいっとかな。


「失礼な質問申し訳ありません。ですが、もし仮に王次郎がこの巣に残ることを選択した場合、通常であれば5年ほどで王次郎は亡くなるわけですが、女王陛下のご寿命を考えるに王次郎との子孫が繁栄出来る期間が非常に短いのですが?」


『う・・うむ・・』


「酷なことを申し上げれば、王子の選択としましては、この巣に残るという選択は種の維持存続を考えても無いでしょう。」

「さらに、先程もお話いたしました、病の件とも重なり、近親間での番は厳しいと考えているのです」


『・・・・・ふむ・・確かに妾も歳では有るのは認めよう・・されど、少ない時間であろうとも妾と王子の子から新しい世代が産まれる方がこの巣には良いではないか?』


・・・良いではないかじゃねーよ!・・・王次郎かわいそうだろ!・・・・

・・王次郎の選択肢にはもう、近親間の番は選ばんことにするわ・・・・マジで・・


「確かに短い時間の中で産まれた新しい世代が誕生することは可能でしょう。ですが、やはり数代に渡り血縁での交配が行われるとリスクを負った子孫が増える可能性があるのです。」

「つまり、先程の病の件がこの巣で実際に起きかねないということなのですが・・?」


『うむぅぅぅぅ・・・ なれば、其の方はこの巣の繁栄をどのように考えておるのだ?』


「単刀直入に言いますと、新しい血をこの巣に導入して、より強い種を産み出していく事が必要かと」


『んむむ・・其の方は失礼極まりないものいいじゃ・・が・・』

『仮に王次郎が、今回妾の元に残ると選択があったとしても妾は姫との番を進めたじゃろう』

『悲しいかな、妾の世代はもうすぐ終焉を迎えるのは分かっておったのじゃ』


・・・・なんだ・・女王・・良いやつじゃんか・・・


『ニックよ・・其の方が言う、新しい血とやらが与える恩恵で妾の子孫は妾が亡くなった後も繁栄できるとおもうか?』


・・・・やっぱり、女王は女王なんだな・・巣の事をしっかり心配しているし・・・

・・・おばーちゃん何だからもっと優しくしとこうかな?・・・


「はい。交配相手を選別すれば、環境に適応でき、種としての弱点などを克服した種として繁栄出来るでしょう。」


『ふむ・・・そうか・・・それは良いことだ』


女王はしばらく無言で何かを考えては、頷き

何かを心の中で納得させている様子だった。



『ニックよ。王次郎並びに姫の番の件じゃが、其の方が陣頭指揮を取り妾の子孫をより強くより広く繁栄出来るよう取り組んでくれまいか?』


・・・・・えっ・・・王次郎だけじゃなく・・姫蜂も?・・・・それ大仕事なんですけど・・・・

・・・二歳の俺がやる仕事じゃなくね?・・・普通の二歳ならまだママンに甘えてるとこだぜ?・・

・・・しかし、これ断ったらぬっころされそうだし・・・ことわれないかぁぁぁぁ・・


・・・やっちまった・・・


「かしこまりました!おまかせください!」

・・・こういうしかないじゃん・・・・泣



この謁見、俺の中ではかなりシリアスだったが・・横に並んでる王次郎と主様・・途中から飽きてあそんじゃってたなぁ・・・近衛兵・・・また壁にささってるけど・・いいのか?


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