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〜観察記録・・・なのか?〜

続けることに意味がありそうです。

1日が過ぎる頃、部屋の卵に変化が有った。

初めピンポン玉くらいの卵だったのがいつの間にやら直径10センチくらいの大きさになっていた・・ふやけたのだろうか?

ただ、中でモゾモゾしてる様子から生きてはいるようだし・・要観察・・




2日目

室の片隅で就寝を取っていた俺は妙な音をきいた。

頭に響く念話に近い音で何やらつぶやいている音だ。

気になって、卵を見ると寝る前は10センチほどだった卵がいつの間にか30センチほどに膨れていた。

ここまで来ると、明らかに掃除蜂ではないだろう・・自爆蜂か王子蜂になるのかもしれん。

というか、この部屋のハチミツを使えば自然に王子ができるんじゃないかな?今更だが・・・


だが、お隣の姫蜂と同じハチミツ使ってるはずだからこのままだと姫蜂になてしまうんじゃないかな?

やはり条件がちがうのか?


まだまだ、謎だらけだ。

統計出しや実験がまだ初めの段階だからそんなに明確に解ることがない。


『ギィギィー』

なんか言ってるなのかな?確か人間の赤さんはお腹の中にいる時に音楽を効かせるといいんだっけか?

楽器もないしな・・俺が歌うか!心をこめて!


俺は取り敢えず知っている歌を一頻り歌った。・・・演歌だけど・・・


取り敢えず、働き蜂達のお世話をしてこよう。

成長促進魔法が成功すれば問題はほぼ解決するわけだし・・・よし!がんばるぞ!


・・・んー なんか最近、ハチミツにつかってふやけた全身の皮膚が痒くて仕方ない・・・

風呂はいりたいよ・・・・




3日目

・・・・卵・・でかくなりすぎじゃね?


朝起きると、卵が1メートルを超えていた。

お隣の姫蜂の幼虫よりもでかい・・・近衛兵のよりでかい・・・ってかこれが王子なのかな?

たしかゴブリンの集落にいた王子は1メートルあるかないかだったきがするんだが・・・


・・・どうしよう・・これは予想してなかった・・


昨日までウニウニしてた卵が今はバウンバウンと跳ねるほど元気なんだ。


卵・・割っちゃう?・・かわいそうだな・・・・取り敢えず・・歌うか!


俺は一頻り歌ったあと不安を覚えつつ働き蜂のお世話にむかった。




4日目

・・・もう、割るしかなさそうなんだけど・・成長促進魔法うんぬんじゃなく成長しすぎだぞ!これ・・

これで、王子じゃなきゃどーすんだよ・・・手がつけれないじゃんか!


現在、卵の直径3メートルを超えたところです。


このままじゃまずいだろ・・・色々と!なんとかしなきゃ!

ってか、ハチミツハイブリットがまずかったか?


・・・・・・取り敢えず・・歌っとこう。

歌は楽しいしな!歌に合わせてバウンバウンするしなかなかだ!可愛い奴め!


おし!今日も働き蜂のお世話にいこう!




5日目

ぉい・・・孵っちゃってるよ・・・卵から孵っちゃってる!

部屋のど真ん中で3メートルはある塊がウネウネしながら床に溜まってるハチミツをものすごい勢いで吸ってる!


・・・ちょw・・・ブレンド蜜たりなくなるw

これで、王子じゃなきゃヤバイよなぁ・・・


取り敢えず、王子蜜増産してもってきてもらわなきゃ!

・・・自爆蜜と掃除蜜も必要なのかな?これ以上大きくなられても・・・・


俺は、例によって主様に心良く(またひと悶着あったが)引き受けてもらった。


主様の指示の元、半時くらいでドンドンと運び込まれる王子蜜。

自爆蜜と掃除蜜も一緒である。


ここまで大きくなっちゃったんだし・・・行くとこまで行くしかなくね?男ならさ・・

ってか・・なんか愛着わいちゃってさ・・割ることできないわコレ・・ウチの子決定。


結局、そのまま育てることにした。


・・・・取り敢えず、一曲いっとくか!


歌ってる最中、室を覗いた兵隊蜂達がウチの子見てギョッっとしてた。

続いて、指示出ししていた主様もウチの子みてギョッっとしてた・・・


・・・主様・・・すまん・・・こんな結果になってるんですよ・・・


取り敢えず、働き蜂のお世話しなきゃ・・




・・・2週間目

成長促進魔法は諦めた。

と言うか、働き蜂への若干の促進の効果が出たのを見て取ったからだ。

結果から言うと、自分で丹精込めて育てたほうが効果が高かった。


ソレよりもウチの子だよ・・・朝から歌えとせがんでくる・・可愛い奴めっ!


おとうちゃん気分よく歌いましたとも!


ここ最近、この子のためなら何でもしちゃえる気がしてならない・・・

完全に親バカになっているようだが・・後悔はない。


卵から孵ってからこっち特に大きさは変わっていないが意外に活発に動くので目を離せないでいる。


そろそろ名前つけよかな・・




3週間目


「王次郎!こっちだこっち!ほら!」

現在、そこらの物を集めて作ったボールで王子幼虫(仮)と遊んでいます。


・・・え?・・名前ですか?・・・


・・・先代王子を長男としたら次男。王子の次男だから王次郎にしちゃったんだけど・・・

つけちゃった後、俺のネーミングセンスが壊滅してることに気づきました。


・・・そのうち「バケラッタ!」とかいったら笑うけどねw

まぁ、王次郎が気に入ってるからいいけど・・


最近、王次郎は念話を使い始めているためよく会話している。

ただ、まだ赤さんなので片言しか喋らないんだ。

だけど、抱きしめちゃいたいほどに可愛い!


・・・抱きしめると俺が潰れるんでできないけどね・・


とにかく可愛い!


『マッマー』『ゴアンー!』

「はいはい♪ ママじゃなくてパパだけどねー。はい!ごはんだよー♪」


『マッマー タマー』

「はいはい♪ ママじゃないよー。 はい!王次郎とってこーい!」


・・・・・俺・・ママ認定されてます・・・女王様には聞かせれないな・・・

この巣に来てからもう2ヶ月になる。

王次郎はスクスクと成長しており、一時停滞していた体長も3メートルから2倍の6メートルに・・・


・・・王次郎・・おおきくなりすぎじゃ・・?もう、女王様の大きさ超えちゃってるんだけど・・・


王子蜂ってこんなに大きくなるものなんだろうか・・?

隣の姫蜂の幼虫さんと比べるとお相撲さんと子供くらいの比率なんだけど・・・?


日々、不安になるが、まぁ俺も男だ。やっちまったもんはしょうがない最後まで育てるぞ!


『マッマ!マッマ! オンモ!オンモ!』

「王次郎ごめんねー? 王次郎が大きすぎて、ドアからだせないのー・・・」

『ブゥー!』

「こら!王次郎!部屋の中で跳ねないの!ママつぶれちゃうでしょ!」


部屋の天井にもう背中ついちゃってて外にだせない・・・

ってか・・跳ねるだけで部屋がエライ揺れる・・・

このまま大きくなるとヤバイとはおもってるんだがな・・・


ゴブリンの集落に居た王子幼虫・・・アノぐらいが平均なんじゃないかなぁ・・?

王次郎アレの何倍あるかわからん。でかすぎる・・・


ってか、ソロソロ新しい部屋を用意してもらわないと王次郎がヤバイ。

なんとかしなきゃ・・・!



俺がそんな事を考えていると室のドアが開き、兵隊蜂が覗いてくる。

・・どうしたんだろ?

続いて、主様が覗いてくる。


(主様、どうしました?)

(・・え・・!!!)

(女王様にばれた?!!!!!何がばれたの?・・・俺の正体かよ!)

(ちょ!マジかよ!ど・・どうしよ・・・)

(え?緊急呼び出しかかってるの?だれに?・・・俺だよなぁ・・・)

(・・・主様、どーすんだよ!俺死んだら王次郎の面倒だれがみんだよ!)

(ん?王次郎もよばれてるの・・?)

(・・・王次郎は絶対わたさないぞ!ってか出れないぞ!)


そんな、俺がイヤイヤしている最中に自爆蜂が来ては、ドア付近を爆破して王次郎が通れる程の穴を作っている。


(・・・・・ダメ!ぜったい!・・・王次郎はわたさんぞ!)



仁王立ちになり必死の抵抗を試みたが、あえなく失敗。

現在、兵隊蜂に捕まえられ連行中です。


・・・・


『マッマ!オンモオンモ!タノシー!』キャッキャッ


王次郎は喜んで俺の後を追いかけている。

・・・若干、数倍は有る王次郎に煽られて兵隊蜂が必死で飛んでいるけど・・・


・・・・ってかさ・・主様なんで、普通にしてんだろ?・・・一緒になって俺を連行してるのが気になる。


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