表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
HAMBURGER BLUES  作者: ハンバーガーブルース


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
33/199

HAMBURGER BLUES第21話 完  納車式と、黄色い流星

HAMBURGER BLUES第21話 完           

納車式と、黄色い流星




黒城歴 午前零時三分




ベラ地区




WAGYU BURGER




閉店




看板の灯りだけが


静かに揺れている




noah


「……で?」




noah


「冷蔵庫の修理って何だったんですか」




noah


「5日間ですよ」




noah


「5日」




noah


「普通潰れてますからね店」






Walker


「観測するな」






noah


「しますよ」






cool


「まぁまぁ……」






beem


「少し待て」






bads


「黙って座ってろクソガキ」






noah


「なんなんだよ!!」






bads


今日も同じ服




The Adicts




ダーティイエロー




超ミニワンピース




肩を大胆に見せるシルエット




古代惑星ジュエリー







足首




すべて黄金色






イエローアッシュ




サイド編み込み




アップスタイル






The Adicts


イエローハイカットスニーカー






2日間




一度も着替えなかった






noah


「……」






noah


「その服」






bads


「は?」






noah


「ずっと着てるよね」






静寂






Walker




ニヤリ






cool




笑いを堪える






beem




黙る






bads


「……」






bads


「……」






bads


「うるせぇな」






noah


「いや」






noah


「珍しいから」






bads


「……」






bads


「……」






bads


「…………」






その瞬間




ベラ地区




全停電






真っ暗






noah


「え?」






遠く




Club One




巨大スピーカー






ブツッ……








Ancient Quantum Blues




“IRON MEMORY”






レコード針が落ちる






ザザッ……






低いノイズ






古代ブルース






鉄の音






鼓動






街全体に響く






同時






ベラ地区




全住民




灯りを持って現れる






鍛冶屋




漁師




DJスノー




酒場の店主




運動会で戦った連中




子供たち




老人たち






全員




笑っている






noah


「……」






noah


「なに」






noah


「これ」






Walker




静かに言う






「観測開始」






その瞬間






ドンドドンドンドンッ






ドドンドンドンッ








七百年前の鼓動






闇の向こうから






一つの光






ダーティイエロー






低い




長い




凶悪なシルエット






四本出しマフラー






古代Vツイン






怪物






ドンドドンドンドンッ






窓ガラスが震える






子供たち




歓声






老人









DJスノー




「トォォォォル!!!!!」






Club One




爆音






全員




拍手






noah




立ち尽くす






「……」






「……え」






「……え?」






beem




静かに歩く






黄色い怪物の横へ






手を置く






「五日間」






「店は休んでいない」






「未来を焼いていた」






noah




震える






Walker




「黒城から」




「次元の狭間シティー」




「往復千七百キロ」




「川底」




「酒」




「喧嘩」




「哲学」




「友情」




「全部」




「お前のため」






cool




「驚いたぁ?」






bads




腕を組む






「感謝しろ」






「クソガキ」






「五日間」




「死ぬほど大変だったんだからな」






noah









「……」






「なんで」






「なんで」






「そこまで」






静寂






beem




笑う






「家族だからだ」








完全沈黙






noah




泣き出す






「……」






「……バカじゃん」






「みんな」






「ほんと」






「バカだろ」






cool




泣いてる






Walker




空を見上げる






「連続性とは」






「記憶ではない」






「血縁でもない」






「共に騒ぎ」




「共に走り」




「同じ酒の匂いを覚え」




「同じ音楽を聴き」




「同じ未来を信じた者たち」






「それが家族だ」






静寂






その時




beem




badsを見る






ダーティイエロー






バイク






ワンピース






同じ色






beem




「そういうことか」






noah




「……?」






Walker




笑う






「お前」






「気付いてなかったのか」






noah




「え?」






cool




「同じ色なんだよぉ」






「バイクと」






完全停止






noah




振り返る






ダーティイエロー






怪物






そして




bads






同じ色






同じ歩幅






同じ未来






noah




絶句






「……」






「……」






「……マジかよ」






bads




顔真っ赤






「見るなァァァァァ!!!!」






「違うからな!!」






「別に!!」






「深い意味とか!!」






「一切ねぇからなァァァ!!」






Walker




「泣いてる」






bads




「殺すぞ!!!!」






ベラ地区




大爆笑






その時




DJスノー




巨大樽を持って現れる






「祝酒だトォォォル!!!!」






最新酒




【SOLAR ECLIPSE MARGARITA】




度数93%




太陽蒸留




月塩熟成




ブラックライム使用






香り




柑橘







古代樽






全員




グラスを持つ






noahだけ




最高級紅茶






【WHITE STAR TEA】






Club One




音量最大











ネオン
















友情






beem




静かに言う






「肉も」






「機械も」






「人も」






「一人では完成しない」






「火を入れてくれる誰か」






「走らせてくれる誰か」






「笑ってくれる誰か」






「それがいて」






「初めて命になる」






静寂






noah




泣きながら笑う






「……ありがとう」






人生で初めて




素直に言った






全員




静かに笑う






そして




beem




鍵を渡す






「乗れ」






noah




震える手






エンジン始動








ドンドドンドンドンッ






ドドンドンドンッ




遥か昔の伝説鼓動




黒城全域




窓が揺れる






歓声






拍手











DJスノー




「銀河一ィィィィィィ!!!!!!」






Walker




笑う






「観測完了」






「未来確定」






「連続性維持」






「家族成立」






全員




グラスを掲げる






「乾杯ィィィィィ!!!!!!」






古代ブルース






爆音






黄色い流星は




その夜




ベラ地区を






朝まで走り狂い続けた








【HAMBURGER BLUES】




【Noah Engine Arc】







そして




新しい日常へ続く――







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ