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雨唄  作者: 雨宮雨霧


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2026年5月俳句&川柳まとめ

2026年5月俳句&川柳まとめです。


夢に居るような気分に芝桜


ああなんで泣いているのか過去の中


春まじや一葉すらも飲み込んで


窓の外緑の増える木々は陽に


駅前に今年も来るや燕の巣


面影を残したままに寂れゆく


珍しく子どもの声がみどりの日


また起きて寝て起きて寝て過ぎる風


夏空を窓から仰ぐこどもの日


信じないばかりか見向きしなくなる


おじいさんこれ若返る玉手箱


立夏だと思えば山も深くなり


学校のそばを通れば夏浅し


なぜだろう未だ蝕むあの日々の


夏の朝知る由もない別れの日


人生で一番絞まるこの心


肌白く艶のかかった柏餅


反抗の積み重ねから生まれし気


母の日の静かなものよどの部屋も


神様に教えてあげる生き地獄


雨粒もダイヤに変える若葉かな


永遠のない生き様に触れる声


青空を忘れかけるは迎へ梅雨


どうやって生きていけって云うのです


ボタニカルよりぼたもちのほうがいい


道を行く筍流し振り返り


忙しない日々を逃れる卯波かな


ねえごめんそんな小さく浅はかな


花苺小さな夢をたくわえて


移ろってぬるくなりゆく風をみる


葉桜や日差しも空に覆す


受け取れたからこそ生きる言の葉を


花あやめ道に置かれたランドセル


これは罪あの子を置いて去ったこと


噴水に突っ込みわらう子の姿


考えもしないでしょうが生きる言


贅沢に苺ミルクを口につけ


成し遂げたものは一人のものでなく


恋をしたなんて嘘だよ逸らす目を


矢車を眺めし丘の上の屋根


つま先も飲み込みしろく夏の霧


なにをしに来たの愛してくれないの


真っ黒な姿現す蛾と網戸


生かしてることも知らずに生きる君


水玉や光を映し夢わたす


今になり分かる言葉は五十トン


カーテンを持ち上げ過ぎる麦嵐


大丈夫嘘か真か知る由も


木苺をもいでその場で食う帰り


孤独だけずっと隣に居てくれる


人の居ぬ団地を囲むさつきかな


埋まらない空白の欄声はなく


蒸し暑い空気を裂いていく風に


夏の灯に植木の影はひとりきり


トゲのある言葉も薔薇のようなもの


思い出すものは痛みで覆われて


青芝を駆けて転んで笑えたら


そばに居てくれるの君の言葉なら


どこからか視線を浴びて髪洗ふ


とりあえず今ある道を踏みしめる


日陰へと吸い寄せられる薄暑かな


2026年5月計63句

2026年計307句


自選

夢に居るような気分に芝桜

矢車を眺めし丘の上の屋根

つま先も飲み込みしろく夏の霧

俳句と川柳を詠み始めて5年目になりました。

これからものんびり詠んでいけたらと思います。

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