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雨唄  作者: 雨宮雨霧


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2026年4月俳句&川柳まとめ

2026年4月俳句&川柳まとめです。


目が覚めていく草木より春暑し


数だけが増える毎日紡ぐ葉を


花曇目を閉じ声の透き通る


思い出すことがなくともここに在る


入学に心弾ます子の強さ


完璧を求めることが必ずも


春嵐窓を叩いて部屋の中


幸せに笑ってほしいそれだけで


進級や友と戯れ離れる日


やっとこさ起きれば鳴いて去るカラス


花の雨降るなと人は云い傘を


睡魔との戦いもせずねむりへと


玄関を開けて震わす忘れ霜


散っていく命のような切なさは


焦燥の積もる四月に向けた背の


死と詩と死願う夜空に浮かぶ月


春昼にとろけるまぶた日を浴びて


成長も頑張りもないのうのうと


春陰や玄関先に置いた花


雨の日の暗い窓際本の影


散る花や季節は巡る行き場なし


どうすれば逢えて話せてまた泣いて


いかなごの並ばぬ鮮魚売り場かな


生きる意味理由も価値もあなただけ


春惜しむ道のまんなかまた次の


何事も生きる糧だよなんて嘘


そうね過去そのはずなのに春の暮


いつまでも過去に縛られ動けぬ身


ただなにも持たず心に風光る


考えて渦にのまれるこの先を


ベランダの向こうは目覚め山笑ふ


ねえなんで今想起する死と命


花の散る姿は春の闇に去る


なめられたものだよほんと世は闇ね


暖かも超特急で向こう岸


死ぬ前に書き残したいものを世へ


鐘霞むほどに微睡むひざに猫


七日間外に出ずとも眠りこけ


すずらんも君を呼んでるねえおいで


生きているからこそ逃げてしまいたい


鳩ばかり住み着く団地つつじ咲く


死ぬ前に書ききっただけがんばった


もうちょっと朝寝をさせて鳥の鳴く


辛くても微笑み終われたらいいと


春の野や雨は打ち付け籠もる人


憧れてやまない普通なれずとも


本までも湿るみたいで春時雨


叶えてもくれない星を仰ぐ時


もう遅い後悔なんてするものじゃ


行く春も追えず過ぎゆく涙かな


カーテンを開ければ夢へ春の月


もういやだ人を愛していることが


ふと似合う気がしてやまぬ八重桜


冷たさに混じるぬくもり回顧する


膨らます話と探すクローバー


名も知らぬ花をかざして歩く路


裏道の馬酔木の花に酔いしれし


優しさを今更知るのそうやって


白色の歩道橋染め桜散る


無機質な通知音だけ響く雨


雨の降る肌に恋しき春火鉢


2026年4月計61句

2026年計244句


自選

玄関を開けて震わす忘れ霜

名も知らぬ花をかざして歩く路

雨の降る肌に恋しき春火鉢


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