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雨唄  作者: 雨宮雨霧


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2026年3月俳句&川柳まとめ

2026年3月俳句&川柳まとめです。


紅梅を見上げるように飛ぶ雀


焦ってもいつかはちゃんと燃え尽きて


いぬふぐりいつ顔を出しそこに居た


随分と仲がいいのねどちら様


春陰やベランダの木も俯いて


そういえばあったねそんな日のことも


風船を片手に持った特別さ


舞い戻る季節に触れた最期の日


人生を思い出に変え卒業す


ありがとう思いを胸に抱いて去る


水温む季節を感ず透明さ


見えやせぬ道へ踏み出す一歩から


啓蟄や目覚めし命あくびする


苦しんで先も見えない過去の僕


三月や淡い期待を抱きつつ


果てしなく続く未来へ分岐点


酒星を見上げゆれるはブランコの


迷いつつここまで来れたことがいい


からっぽの心に苗木植う昼間


呆気なく消える日常この文字も


友達と別れて帰る風車


生きていることが不思議で切る電話


菜の花や遠目にわかるその生命


死を願う日々も過去へと閉ざす道


鶯の声で目覚める命かな


ああなんで泣いているかも知らぬ夜


草青むいつもの道を振り返る


忘れてね私はずっと居なかった


貝寄風や命巻き上げ道歩く


思い出すこともなくなり君は死を


水仙や植木のそばで見守るは


一日とまた一日と過ぎる筆


死に際にふと見て伝う朧月


祈る手に零れるものはなにと云う


春雨の降る前の肌しっとりと


間違いもない人生をらしく居て


白酒を注ぎひっそり浮かぶ笑み


じゃらじゃらと長い鎖と過ごす地に


雪柳きっと一番似合う君


木漏れ日のゆれる道筋ゆく猫と


桃の花咲く帰り道ゆるむ頬


いつかまた別れるとてさきみがいい


地虫出づ花や花やと求め這う


夢を追い風に紛れる道しるべ


あんなにも小さい子がね蓬生え


心から望んできたわあの星を


初花や目に映るたび胸踊る


どうせなら共に生きたいそして死を


芽立ち木の命に触れるその瞳


青空の映る窓辺にかかる布


泣いているわけじゃないのよ春の水


まだ生きているということ摩訶不思議


古草の伸びる道端人は過ぎ


成長を見守れぬほどさびしさは


青麦や車窓を過ぎて風の吹く


寂しさも一つの種だまたいつか


一面の絨毯になるたんぽぽに


綺麗事だと受け取らず残る悔い


卒業という始まりの道を行く


またいつか来ても来ずとも別れあり


生きてきた道を繋いでいく明日


2026年3月計63句

2026年計183句


自選

酒星を見上げゆれるはブランコの

芽立ち木の命に触れるその瞳

人生を思い出に変え卒業す

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