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第3話 謁見

第3話 謁見

女神の話が終わると、唐突に私は浮遊感を覚えた。

それがしばらく続き、落ち着いたとき、周囲のざわめきが聞こえた。

転生し、新たな世界に来たのだろう。

「おお、成功だ!勇者様が召喚されたぞ!」

「まて、何だあれは!あれが勇者だというのか?人間族のような肌の色をしているぞ!失敗ではないのか?」周囲はますますざわめいている。

私は、そのままもう少し様子をみることにした。

「まてまて、よく見ろ!クリスタルの色が紫だぞ!伝説の色だ。俺は初めて見たぞ」

「おお、本当だ。紫だ。伝説通りではないか。やはり召喚は成功したんだ」

女神様の言うとおりだわ、紫色は特別なのね、さてそろそろ起きましょうか。

私は目を開けると、ゆっくりと立ち上がり、周囲を見渡した。

ざわめきは一瞬にして、静寂へと変わった。

「皆さんごきげんよう。私はルナ。女神ベス様により異世界より召喚されし者」

「おお、勇者様はルナ様というお名前か。私は召喚の儀の責任者ロメルと申す者。ルナ様、早速ですが国王陛下に謁見願えますか?」

「わかったわ」

謁見の間に付くと、片膝をついて頭を垂れた。

確かこんな風にすれば失礼じゃないはずよね…。

「そなたが勇者殿か?」

「ジュリアス陛下、勇者様はルナ様というお名前です」

「うむ、勇者ルナよ、面を上げよ」

「国王陛下、初めてお目にかかります。女神ベス様により、異世界から召喚されましたルナと申します。このような場は不慣れで御座います故に、ご無礼をはたらくかもしれませんが、ご容赦をお願いします」

「勇者ルナよ、そのような些末なことは、気にすることない。そなたは我らの希望なのだ。そなたには、力をつけ、ゆくゆくは魔王の討伐をお願いしたいのだ」

「その件につきましては、女神ベス様より伺っております。魔王の討伐、お引き受けいたします」

「そうか!期待しておるぞ」

国王陛下との謁見は無難にいきそうだ。

「まずは勇者様の能力を鑑定したく存じます。宜しいでしょうか」

「分かったわ」


ルナ 魔族 13歳 女

職業 魔法剣士 職業レベル1

基礎ステータス

 力 13、知性 17、信仰心 15、生命力 16、体力 13、敏捷性 17、

幸運 17、器用さ 16

職業スキル

 火属性魔法 レベル1、水属性魔法 レベル1、風属性魔法 レベル1

土属性魔法 レベル1、気配察知 レベル1、状態異常抵抗 レベル1

刀剣技術 レベル1、瞬動 レベル1

固有スキル

 時魔法 レベル1、魔力操作 レベル1、魔力吸収 レベル1

生活魔法

火属性 レベル1、水属性 レベル1、風属性 レベル1、

土属性 レベル1、精神属性 レベル1


「おお、なんと多彩なスキルを持っておられるのだ。流石、勇者様だ」

「しかも、伝説の時魔法の使い手だとは…」

「ジュリアス陛下、この鑑定結果を鑑みて、パーティーメンバーを選考いたします」

「うむ、任せたぞ」

「ルナよ、明日にはパーティーメンバーを紹介しよう。まずは、その者達と修行に励むのだ。良いな?」


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