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第4話 スキル

第4話 スキル

広い一室を与えられた。

豪華な調度品、寝心地の良いベッド、美味しい料理。

なかなか良い待遇ね。

でもこれは、私が期待されているから。

なすべき事をなさなければ、すぐに取り上げられてしまうわ。

私には鑑定スキルが使えるって話だった、早速鑑定してみよう。

ステータスオープン。

視界の中に半透明なモニターのような物が出現し、自分のステータスが確認できるようになった。

わあ、これは面白いわね…。

私のステータスはかなり高いし、スキルも豊富らしいけど、見事にレベル1ばかりね。

まあそれが当然なんだけど、女神様、ここはサービスなしか…。

時魔法が強いって言っていたわね、確認しよう。

えっ!スロー・タイムの魔法しかないじゃないの!

女神様はこれを使えっておっしゃられたけど、これしかないなんて…。

意識をモニターのスロー・タイムに合わせると、内容が確認できた。

“スロー・タイムを発動すると、時間の流れが緩慢になる。

その中でも術者は普通に活動でき、スロー・タイム中の魔法の詠唱は破棄できる。“

えっ、これってスロー・タイム中は無詠唱で魔法を使えるって事?

スロー・タイムで相手の行動を遅くして、剣技で圧倒しても良いし、魔法を連発しても良いと…。

これは凄いわね、チート技だわ。

楽しみだわ、明日からどんどん実践してみよう。

何だか疲れた…、今日は早く眠りましょう。

翌日、国王陛下の約束通り、私の仲間となるパーティーメンバーを紹介された。

魔族では比較的珍しい戦士classレベル10で、青い肌と銀の髪と瞳を持つ12歳の少年のゲイリー。

僧侶classレベル10で、緑の髪と瞳を持ち、黒い肌の色をした13歳の少女のイオタ。

魔法使いclassレベル12で、青白い肌に赤い髪と同色の瞳が特徴的な、最年長の15歳であるオリビア。

三人はみんな赤のクリスタルを額に持っている。

因みに、クリスタルの多くは身体の中心線上にあるらしい。

その中でも大半が額に存在する。

私みたいに胸に存在するのは少数派。

また、へその上にある場合もごく希にあるのだとか。

赤のクリスタルは、伝説的な色の紫を除いて、最高位のクリスタルということだ。

流石に能力の高いメンバーが選ばれたようである。

「僕は戦士のゲイリー。剣術を一緒に極めていこう。宜しく」

「私は魔法使いのオリビア。勇者様は時魔法が使えるんですってね?一緒に戦うのが、とっても楽しみだわ。よろしくお願いします」

「私は僧侶のイオタ。魔王討伐まで、パーティーを支えてみせます。宜しくね」

「皆さん、魔法戦士のルナです。戦闘経験を積んで、強くなるので、魔王の討伐を目指して頑張りましょう。宜しく」

みんな年が近く、かしこまらずにやっていけそうだ。

「私は戦闘経験がないから、最初は雑魚を相手に練習させてね」

「そうね、王宮の北の森は弱い魔物が多いから、まずはそこでレベル上げね」

「そうしましょう、宜しくね」


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