第42話 エライザ
新メンバーの登場です。
第42話 新メンバー
予定通り、迷宮ボスの周回をしている。
非常に高い回復能力を持つヴァンパイア・ロードではあるが、魔力を手裏剣に込めた死点への攻撃は、とても有効で、その一撃で倒せるようになっていた。
ミーニャを含めたパーティーの連携はとても良く、危なげなく周回を繰り返している。
しばらくの間は、ギルド支部と迷宮を行ったり来たりしながら、レベリングをしていた。
そんなある日のこと、「今日、ギルドのマーリン支部に連絡があって、なんでも明日に新メンバーが来るらしいよ。それが驚いたことに、国王様の推薦だって言う話だ」とメンデス。
「ええっ!国王様が…?お偉い人が来るのかな?」
「心配ですわね…」…みんな不安げだ。
「どうだろうね…。詳細は何もわからない。ただ、偏見を持たずに自分たちの目で判断してと、ギルマスからの伝言だよ」
「まあ、仲良くやっていこうよ。できるだけ温かく迎えてあげよう」
「もちろん!」
「さあ今日はもうこの辺で終了して、能力鑑定しておこう」
「了解」
*
ギルド支部に戻って能力鑑定をしてもらった。
ミーニャやメンデスを含めて、みんなレベル11に到達していた。
僕も鑑定スキルで確認すると、無事にレベルアップできたみたいだ。
レン 人間族 15歳 男
職業 忍者 職業レベル11↑
基礎ステータス
力 20、知性 20、信仰心 20↑、生命力 20、体力 20、敏捷性 20、
幸運 20↑、器用さ 20
職業スキル
ステルス レベル9↑、遠見の術 レベル7、暗視 レベル8、
気配察知 レベル10↑、状態異常抵抗 レベル6、暗殺 レベル9↑、
投擲 レベル9↑
固有スキル
時空間操作 レベル9↑、魔力操作 レベル9↑
生活魔法
火属性 レベル7↑、水属性 レベル6、風属性 レベル6
土属性 レベル6、精神属性 レベル7↑
その他 攻撃魔法適正なし
基礎ステータスがカンストしたのをはじめ、いろんなスキルのレベルが上がった。
でも必殺技の取得はなかったし、攻撃魔法適性はないままだ…。
どうなるかは分からないけど、地道にレベルを上げていくしかないよね…。
*
翌日、僕たちが冒険者ギルドのマーリン支部に着くと、中が何か騒々しい。
「やっと来たか。待っていたぞ」
僕たちを出迎えたのは、ギルド支部長のジャンだった。
「早速だが、話を聞きながら来賓用の応接室まで着いてきてくれ」
「いいか、国王陛下より君たちライジングサンにメンバーのご紹介があった。
オブストリア公爵家の三女でエライザ様という御名だ」
「知っているだろうが、オブストリア家は、我が国の軍事部門の棟梁だ。三女のエライザ様も、幼い頃から抜きんでた才能をお持ちで有名だ。くれぐれも粗相の無いようにな」
「分かりました」
ドアを開けて応接室に入ると、そこにはまるで絵画の世界から飛び出してきたような、可憐でいて、それでいて凜々しく、美しい人間族の少女がソファに腰掛けている。
僕たちは急いでお辞儀をし、顔を上げながら挨拶をしようとすると、その少女は優雅な所作で立ち上がると、それを制した。
「お待ちください。パーティーに加えて頂く私の方が先に自己紹介をするのが正しいと思います。私の名はエライザ・フォン・オブストリアと言います。どうぞエライザとお呼びください。レベル11のロードです。宜しくお願いします」
「こちらこそ、宜しくお願いいたします」みんなの声が重なる。
「初めまして、エライザ様。僕は…」
「待ってください。私を仲間と認めてくださるなら、エライザと呼び捨てにしてください」
「…分かりました。エライザ、僕はパーティーのリーダーで、戦士レベル11のメンデスです。タンク兼アタッカーです」
「初めまして、エライザ。僕はレンです。忍者というclassでレベル11です。アタッカーをしています」
「私は…」「ボクは…」その後、メンバーは順番に自己紹介し、新しいメンバーを迎え入れるのであった。
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