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第41話 連携

第41話 連携

第二層のボスをなんなく倒すと、そのまま第三層へ移動した。

僕たちは、キーアイテムが収納ボックスに入ったままであるのを確認した後、第三層のダークゾーンを通り、いくつも続く小部屋へ、その奥へと進み、長い通路へと出た。

さらにこの通路を左手に進んでいき、渦巻き状に時計回りに続いている通路を、渦の中心といえる部分へと進んでいった。

「この先に第三層の中ボスであるヴィレントがいる。作戦は以前と同じで良いよね。ミーニャに今から説明するから、みんなも一応確認しておいて」

「お願いなのです」

「まず最初に、範囲攻撃魔法をお見舞いする。サーシャ、頼んだよ」

「ん」

「レンとミーニャはあらかじめ気配察知能力を全開にしておいてほしい。で、位置を確認できたら教えて。レンはその後に魔弾をお見舞いして、それからはいつものように攻撃に移ってほしい」

「了解」

「レイリアはブレス対策にまず防御魔法を、それからは臨機応変に。で、必要に応じて、回復呪文をお願い。ミーニャはヴィレントの位置を確認し指示しつつ、ポーションを使って適宜回復をお願いする。余裕があれば巻物を使って攻撃もしてみて」

「わかったわ(のです)」

「サーシャは範囲魔法の後、スリプルの呪文で、できれば相手の動きを無効化して」

「ん」

「で、睡眠に落ちたら全力攻撃、大丈夫かな?」

「了解!」

それから先に進んでいくと、ヴィレントは気配を消しながら、僕たちのパーティーを待ち構えていた。

「10m程先にいる!」僕とミーニャの声が重なる。

それとほぼ同時に、サーシャのファイア・ストームの呪文が炸裂した。

炎の嵐がヴィレントを包む。

僕は大きく跳躍すると、上方からヴィレントの位置を再確認した。

そして炎が消失すると同時に、右示指に込めていた魔弾を発射した。

炎のダメージを受け、少し反応が遅れたヴィレントは、魔弾を避ける事が出来なかった。

魔弾の命中により、更にダメージを受けたヴィレントに、今度はメンデスの攻撃が襲いかかる。

それを素早い動きでヴィレントが躱した。

しかし、そこにミーニャの炎の巻物の攻撃が発動し、ヴィレントの動きを阻害することに成功した。

それで僕とメンデスがヴィレントを挟撃する状況となった。

ヴィレントは、棒状の武器を使って、メンデスへの攻撃を開始した。

素早い動きから、執拗に攻撃を繰り返すが、メンデスは何とかそれを盾で受け止めている。

僕は手裏剣でヴィレントに攻撃をしかけるが、ヴィレントの素早い動きとステルス能力のために、大きなダメージを与える事が出来ない。

そのような戦況がしばらく続いたが、ヴィレントはブレス攻撃に移ろうとした。

しかしそれが徒となった。

サーシャのスリプルの呪文がヴィレントを捉えたのだ。

チャンスだ、僕は一気に距離を詰めると、背後よりヴィレントの首を攻撃し、首をはねることに成功した。

「みんな!良い感じじゃないかな?」

「上手くいったのです」

「ん、ミーニャも連携良かった」

「連携に問題はなさそうですわね」

「これなら、明日からでも迷宮ボスを周回できそうだね。じゃあこのままボスを倒してマーリンに戻ろう。レン、秘技・死点三重殺と秘剣・魔力斬で迷宮ボスをやっつけてね」

「メンデス!そんな必殺技はないよ。からかわないで!」

「レン、冗談だよ。でも頼んだよ。レンの攻撃が頼りだ」

「了解」

みんなが迷宮を進んでいく中、僕は以前のヴァンパイア・ロードとの戦いを思い出していた。

…相手がダメージを負っていない状態で、死点に魔力を込めて攻撃したらどうなるかな…。

その後、先ほどの状況を思い出し、スキルを使っていない状態での戦闘技術を磨く決心をしていた。


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