第30話 必殺技
第30話 必殺技
冒険者ギルド・マーリン支部に戻った僕たちは、リーリアさんに迷宮攻略の報告をした。
「アークワン迷宮の踏破、おめでとうございます。これで皆さんCランク冒険者ですね。冒険者証の更新をしますね。それに、今日は能力鑑定の協力をお願いします。宜しいですか?」
「ギルドからの要請ということですね?それならば、鑑定を受ける義務がある、了解しました。お願いします」
メンバーは順番に能力鑑定を行っていった。
みんなは、それぞれレベル10に達していた。
「やったわ、とうとうレベル10!」みんな口々に喜びを表している。
僕の方はというと、やはりみんなに取り残されている。
レベルは9までしか上がらなかったのだ。
複雑な心境となったが、こればかりは仕方がない。
追いつくように、またソロで頑張るのみだ。
レン 人間族 14歳 男
職業 忍者 職業レベル9↑
基礎ステータス
力 20、知性 20↑、信仰心 18、生命力 20↑、体力 20↑、敏捷性 20
幸運 18、器用さ 20
職業スキル
ステルス レベル8↑、遠見の術 レベル4、暗視 レベル8↑、
気配察知 レベル7↑、状態異常抵抗 レベル5↑、暗殺 レベル8↑、
投擲 レベル7
固有スキル
時空間操作 レベル7↑、魔力操作 レベル7
生活魔法
火属性 レベル6↑、水属性 レベル6↑、風属性 レベル6↑
土属性 レベル5、精神属性 レベル6↑
その他 攻撃魔法適正なし
やはり攻撃魔法の適正はない。
このまま攻撃魔法を覚えることはできないのかな。
しかし職業スキルや生活魔法の属性レベルは確実に上がっている。
落ち込んでもいられない、順調だと信じよう。
「食事の後、今後のことを相談しよう。僕たちの部屋に集まって貰えるかな?」
「わかったわ」
*
「今後のことだけど、どうする?僕とレンは、この後、王都リベリスに戻って、しばらくギルドのクエストをこなしていこうと思うんだけど、…できればパーティーを解散せずに、レイリア、サーシャ、リン達にも来てほしいんだ。どうかな?」
「良かった。私たちもパーティーを解散したくはなかったの。このままパーティーを続けましょう」
「ん、これからも宜しく」
「宜しくなのです」
「うん!これからも宜しく」
「良かった、安心したよ。では、明日は休息日としてゆっくりしよう。で、明後日にここを出よう。それでいいかな?」
「了解」
「みんな、僕はレベル上げのため、明日ソロで潜るよ」
「そう言うと思ったわ。気をつけてね」
「うん。頑張ってみんなに追いつくよ」
翌日、僕はソロで迷宮に潜り、第三層を何度も周回し、無事にレベル10に到達したのだった。
レン 人間族 14歳 男
職業 忍者 職業レベル10↑
基礎ステータス
力 20、知性 20、信仰心 19↑、生命力 20、体力 20、敏捷性 20、
幸運 19↑、器用さ 20
職業スキル
ステルス レベル8、遠見の術 レベル5↑、暗視 レベル8、
気配察知 レベル8↑、状態異常抵抗 レベル6↑、暗殺 レベル8、
投擲 レベル8↑
固有スキル
時空間操作 レベル8↑、魔力操作 レベル8↑
生活魔法
火属性 レベル6、水属性 レベル6、風属性 レベル6
土属性 レベル6↑、精神属性 レベル6
その他 攻撃魔法適正なし
…その夜。
「なあメンデスちょっと良いか?」
「どうしたんだい?改まって?」
「うん、メンデスの必殺技、…あの流星剣とか五月雨ってやつ、あの技どの様にして身に着けたの?」
「えっ?」
「あの技、なんか格好良いよね。技の動きとか、ネーミングとか。自分で考えたの?」
「ええっ!そんなわけないじゃないか」
「マジか?じゃあどうやって?」
「レン、冗談で言ってるんじゃないよな?」
「当たり前だよ」
「そうか…。必殺技はね、レベルアップの時に覚えたんだよ。戦士classがレベルアップしていけばみんな覚える技だよ」
「そうなのか…。忍者classには必殺技なんてないよ…」
「そうなのか?でももっとレベルが上がれば覚えるかもしれないよ?」
「そうだと良いんだけど…、どうだろう…」
「それならさ、ヴァンパイア・ロードを倒したときの技、あれに名付けをしたら?そうだな…、秘技・死点三重殺とか、秘剣・魔力斬とか、どうよ?」
「どうよって………マジか?………」
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