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姉川の戦い

 岐阜に戻った信長は浅井討伐の準備を進める。対して浅井家も来る織田家の侵攻に備えて砦を築くなど対策を行っていた。


 浅井討伐のため進軍した織田・徳川連合軍は調略などにより楽々と国境線を突破し浅井家の本拠である小谷城に攻め寄せ、虎御前山に陣を置いた。


 翌日には三名の武士に守備を任せて一旦兵を退く。この動きを見た敵軍は好機と出撃してくるも退けられる。


 さらに二日後、小谷城近くの横山城の包囲を開始した。そんな中、越前より援軍が到着、長政は城を出て朝倉軍と合流する。朝倉軍八千に浅井軍五千が加わり、総勢一万三千の軍勢となった。


 合流した浅井・朝倉軍は姉川の手前に分かれて布陣、朝倉には徳川が浅井には織田がそれぞれ相対した。両軍は激しくぶつかり合い大乱戦となるも、数時間続いた戦いは浅井・朝倉軍の敗走により決着した。


 敗走する敵を追撃して小谷城まで攻め寄せるも難攻不落の堅城であるために攻城を断念して横山城を攻囲した。横山城はすぐに降伏、城番に木下藤吉郎を置いて佐和山城を包囲した。佐和山城の監視に砦を築き、そこには丹羽長秀が置かれた。


 信長は数騎の馬廻りを率いて京に入り将軍に戦勝報告をしてから岐阜に帰還した。

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