↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
筋肉聖女 ~神聖魔法より筋トレを選んだ侯爵令嬢、ウォーハンマーで無双する~  作者: みーしゃ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/52

第44話 筋肉聖女、正義の実現方法を考える!

「これで、疑わしい人を絞り込むところまでできたね」


「うん」


「次が一番重要なところだね」


「一番重要?」


「アナ、正義を実現するためには、『実現力』も考えないといけないよ」


「実現力?」


「相手は王族だよ。確固たる証拠も必要だし、国王陛下に、王子を調査できるだけの権限を持たせて、調査を命じてもらわなければならない」


「つまり、『正義』って、声を上げるだけじゃだめなんだ。正義を実行するための『実現力』まで備えて、はじめて成し遂げられるものなんだよ」


「確かにそうね」


「もし殿下が犯人だとしたら、まず間違いなく否定をすると思うよ。証人に口留めもするだろうから、証言はまず得られないと思う」


「証言を得られなければ、証拠は不正判定の水晶くらいになるけど、それらはアナに対しての不正であって、殿下に直接関係するものではないからね」


「うーん……」


 アナスタシアは黙ってしまった。


「それにアナは同じ受験生だからね。ライバルである殿下を貶めようとしているとか……あまり言いたくはないけど、痴情のもつれから殿下の足をひっぱろうとしている――なんて主張までしてくるかもしれない」


「!!! 私が告発したことで、逆に私が疑われる可能性すらあるのね!」


「正義を実現するためには、告発という攻撃だけでなく、こちらの防御も考えておかないとね」


「……じゃあ、不正を見逃すしかないの?」


「そのために考えようよ。正義を実行するための『実現力』を!」


「国王陛下に内密にお伝えするだけではダメかな?」


「……実は、僕に考えがあるんだ」


 ヨルはアナスタシアにそっと耳打ちをする。


「なるほど! それならばもみ消される心配はないわね!」


「うん。不確実性も高いけれど、僕は、意外と可能性が高いと思っているんだ」


「つまり、不正は試験だけには留まらないってことね」


「そういうこと。もし、殿下の不正の目的が単なる『合格』ではなく、『名誉』やその先のことまで考えているとしたら、それだけで終わらせるとは思えないからね」


「ん、その先?」


「うん。今は口に出すのは憚られるかな。まあ、まだ先のことだから、今は気にしなくていいよ」


「分かったわ」


「上手く当たるように祈っているよ」


「当たったときは任せて!」


 アナスタシアは力こぶしを作って見せる。


「ふふっ」


 ヨルの顔に笑顔が浮かんだ。


皆さま、読んで下さり本当にありがとうございます!

毎日20:00頃、更新予定です!


もし、面白かったり楽しんでいただけたり、また、続きが気になりましたら、下にある【評価用の星(★★★★★)】をポチッと押して応援していただけると、作者の励みになります!

一言だけでもよいので、感想やレビュー、応援の星をどうぞよろしくお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。