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筋肉聖女 ~神聖魔法より筋トレを選んだ侯爵令嬢、ウォーハンマーで無双する~  作者: みーしゃ


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第42話 筋肉聖女、友人の知恵から犯人に近づく!

「じゃあ、いくつかの視点から考えてみよう」


 ヨルは、アナスタシアに向かって話し始めた。


「まずは『動機』だね。なぜ、その人は不正をしたのだろう?」


「例えば、『試験に受かる自信がない』とか、『一定の評価を得られる成績で合格したい』とか……」


「あるいは、『良い成績を取って、選抜者トーナメントに出たい』という理由も考えられるよね」


「なるほど……」


「こうやって、考えられる動機をいくつか挙げておくんだ」


 アナスタシアは食い入るように、ヨルの言葉を聞き続ける。



「次は、『対象となる人』を考えてみようか」



「……対象となる人?」


「うん。『悪いことができる人』で『不正で得をする人』。そして、『王家に関わる人』だね」


 アナスタシアは、先ほどまでとは違う視点から事件を考え始めていた。


「なるほど! 条件を当てはめながら、その受験生が誰なのかを考えていけばいいのね!」


「そういうこと」


「まず、教官たちの言動から、王族に深く関係している人物ね」


「そうだね」


「そして、不正によって得をする受験生か……」


 アナスタシアは、少しずつ条件を整理していく。


「でも……今年、宮廷大学を受験する王族の方は、私は知らない――」


 アナスタシアが、そこで言葉を止めた。


「……あ!」


「気がついた?」


「私と同じ年齢の王族の方がいたわ!」


 ヨルがニコリと笑う。


「第三王子――」


 そして、アナスタシアとヨルは、ほぼ同時にその名前を口にする。


「ミカエル・ラスカリス殿下!」


 二人は顔を見合わせた。


皆さま、読んで下さり本当にありがとうございます!

毎日20:00頃、更新予定です!


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