―第0️⃣9️⃣2️⃣話― 【ドラマ紹介】ハマりそうなドラマが、出現しました——ただし、妻のほうが怖い。
私は近ごろ、日本のドラマを、あまり観ていません。
どちらかと言えば、海外のドラマを観ることのほうが、多いのです。それも、SF寄りだったり、メカや不思議が出てきたりする系の。
■ わが家の、海外ドラマ遍歴
イギリスものなら、かの有名な「ドクター・フー」に、「SHERLOCK」。「アウトランダー」なんかも、いい。少し前なら、「名探偵ポアロ」や、これぞ本物のホームズと思える「シャーロック・ホームズの冒険」も、大好きでした。
アメリカものなら、ヒーローもの。「HEROES」も観ていましたし、マーベルも、DCも、ひととおり。あとは、超常現象系。「X-ファイル」はもちろん、「V」なども、よく観ていたものです。(このあたり、以前に語ったものは省いています)
それでも、たまには、腰を据えて観た日本のドラマも、あります。
小さい頃なら、NHK大河ドラマ。渡辺謙さん主演の「独眼竜政宗」や、香取慎吾さん主演の「新選組!」。特に「新選組!」は、私が同じ県出身の堺雅人さんを、初めて知ったドラマでもあります。最近だと、吉沢亮さん主演で渋沢栄一の生涯を描いた「青天を衝け」……と。
こうして並べると、どうも大河ばかり。民放の連ドラは、なかなか興味が続かず、途中で飽きてしまうことが、多いのです。
■ そんな私が、三話まで観た
そんな中で、です。
見つけました。日本のドラマを。
もちろん、Amazonプライムや、Netflixのものではありません。あちらも面白い作品はありますが、言ってしまえば、長編映画を細切れで観せてもらっているようなもの。そうではなく、民放の、限られた予算と時間とコンプラの制約の中で、「あ、これは面白い」と、素直に三話まで観続けているドラマ。それを、見つけたのです。
『告白-25年目の秘密-』
松村北斗さん主演の、このドラマ。正直に白状すると、最初の第一印象は——「いわゆる、ジャニーズ推しのドラマかぁ」でした。(申し訳ありません。本当に、最初の最初の、正直な気持ちです。)
ところが、です。
水卜アナウンサーの「ZIP!」のワンコーナーで、おいでやすこがのこがけんさんが、新ドラマ紹介として、この作品を取り上げていた。それを観て——ビビビッと、電気が走ったのです。
なに、その設定。え、どういうこと。
こがけんさんの紹介も上手かったのですが、何より、その独特の設定が、なんとも興味をそそる。
■ 妻の、録画
しかし、その時にはもう、二話目に入るところ。第一話を、見逃しています。
……ですが、ご安心ください。
わが家の妻が、しっかり、押さえておりました。ちゃんと、録画済みです。
もっとも、妻の場合は、単に「SixTONESのメンバーだから」という理由で、押さえていただけなのですが。ともあれ、おかげで第一話から観ることができ——そして私は、このドラマを、完全に見誤っていたと気づきました。
あくまで個人の感想ですが、松村北斗さんの演技が、上手い。
自然体の、三十二歳の好青年。その演技が、実にナチュラルで、わざとらしいところがない。普通に、同僚や後輩にいそうな青年。それを受けるヒロイン、岡崎紗絵さんの演技も、また良い。
役者の腕もあるのでしょうが、演出が良く、何より脚本——言葉の選び方や、台詞回しが、とにかく自然なのです。すっかり、引き込まれています。
■ ただし、この爽太、ヤバい
とはいえ、ここで一つ、大事なことを申し添えておかねばなりません。
松村さん演じる主人公・雪村爽太は、ただの好青年では、ないのです。
番組公式が「最も無垢で、最も危険なラブサスペンス」と打ち出しているとおり——この男、初恋の相手を、実に二十五年間、ひそかに想い続けている。彼女のすべてを調べ尽くし、二十五年分の記録を、こつこつと綴り続けている。爽やかな笑顔の下に、それだけの執着を隠している、という役どころなのです。
ストーリーは、三話まででも、謎が謎を呼んで、二転三転。うかつに語るのは野暮ですから控えますが、いやはや、最後まで見届けたい、と思わせる内容です。
■ さて、わが家の場合
一つだけ、申し上げるとするならば。
この、二十五年分のストーカーノートを付ける、"最も無垢で最も危険"な雪村爽太。
……その執着を、あるいは超えてくるかもしれないのが。
わが家の妻の、スタートエンターテイメント所属タレントさんに対する、あの粘り強さです。
そういえば、つい先日も。カナダへ発つ息子に、「Snow Manのめめがいるから、写真を撮ってこい」と、念を押しておりました。地球の裏側にいる推しの、ニアミスの可能性まで、抜かりなく計算する女です。
二十五年、一人を想い続ける主人公。
片や、次々と推しを乗り換えながら、そのすべてに全力を注ぐ妻。
執着の重さで言えば、あるいは爽太に軍配が上がるのかもしれません。
けれど。その守備範囲の、広さと機動力において。
わが家の大物は、ドラマの主人公にも、まだまだ、負けてはおりません。




