―第0️⃣6️⃣4️⃣話― 【異常気象!】世界のエアコン事情と、わが家の「壊れたエアコン」問題。
ネットニュースを見ていたら、「イギリスでは日中の暑さで、社会が機能不全に陥っている」という見出しが目に入り、読んでみました。
すると、イギリスだけではありません。今、ヨーロッパ各地が記録的な熱波に見舞われていて、各国で40度を超える暑さが観測されているというのです。スペインでは45度に達した地点もあり、暑さに関連する死者が200人を超えると推計されているとか。
大変痛ましいニュースだと思って見ていましたが、思えば昨年の日本の夏も、多くの方が熱中症で搬送されるニュースが続いていました。
門外漢の私が「この暑さは異常気象だ、温暖化だ」と言ったところで、説得力も何もないのですが……一つ、気になったことがあります。
世界の、エアコン事情です。
■ フランスの学校に、エアコンがない?
朝のニュースでも、同じ話題が報じられていました。
その中で、「フランスの学校のエアコン導入率」が、クイズ形式で出題されていたのです。
女性アナウンサーが「12%くらいですかね?」と予想していましたが、正解は、それを大きく下回る7%だとか。
確か、私の幼かった頃の、日本の学校のエアコン事情と、似たような水準ではないかと思うのです。
聞き齧った情報によれば、フランスでは景観法などにより、室外機の設置がかなり制限されていて、一般的なアパートメントにはエアコンの導入が難しいのだとか。加えて、ヨーロッパの夏は本来短く、「暑い日はあるけれど、日本のように7月から9月まで3か月以上ずっと夏」というわけではない。だから、エアコンは「贅沢品」の一つと位置づけられてきたそうです。
それでも、最近の気候変動で、そうも言っていられなくなっている。実際、今回の熱波では、フランスでも多くの学校が休校に追い込まれたと報じられていました。
世界のどこにいても、変わらない「夏の苦労」が、これから出てくるのかもしれません。
■ わが家の、恨めしい一台
そんなことを考えながら、私は今、少し恨めしい気持ちで、一台のエアコンを見つめています。
昨年の夏までは、元気に動いてくれていた、リビングのエアコン。
ところが昨年12月、暖房を入れようとして——壊れていることが、判明しました。
約12年もの間、活躍してくれた一台です。まあ、よく頑張ってくれたものです。
問題は、これから。このエアコンを、今後どうするか、なのです。
実はこのエアコン、以前にも一度、壊れたことがありました。
そのときは、エアコンの保険に入っていたため、修理費は全額、保険でまかなえました。修理費は、3万円近く。本体を買えば最低でも15万円はする代物ですから、それよりは、はるかに安く済みます。
ですが、今回もまた、三万円かけて修理して——果たして、最低でも2年は、もってくれるのかどうか。そこに踏ん切りがつかず、今、どうするか迷っているのです。
新品を買えば、10年近くは安定して動いてくれる。けれど、一気に大きな出費となる。
一方、運試しで3万円かけて修理し、うまく延命できれば、金額以上の効果。けれど、下手をすれば、前回壊れて今回も……となり、3万円が無駄になる。
悩ましい、ところです。
■ 45度の世界は、他人事ではない
幸い、わが家はリビングとダイニングがつながっているため、今のところは、ダイニングのエアコンをフル稼働させれば、どちらの部屋もどうにか過ごせています。
しかし、です。
もし、今ヨーロッパで観測されているような45度などという事態が、この日本でも起きたら。果たして、一台のエアコンで乗り切れるのか。
しかも今後は、省エネ基準の強化で、エアコン本体の値段そのものが上がるという話もあります。この悩みどころは、どうやら当分、解決しそうにありません。
ちなみに、わが家にはまだ、エアコンを入れていない部屋もあり、家族からは「そっちを先に」という提案も出ています。
■ 父の部屋は、最後の最後
え、私の部屋ですか?
もちろん、エアコンなど、導入されておりません。
私の部屋にエアコンが入るのは——わが家のすべての部屋が、充実したエアコン事情になった、その最後の最後でしょう。
世界では45度の熱波、日本でも記録的な猛暑。そんな時代に、一家の大黒柱の私だけが、扇風機一台で夏をしのいでいます。
考えてみれば、これもまた、ある種の「異常気象」なのかもしれません。
——せめて、部屋で過ごす時に掻いた汗の分は、しっかりと水分補給をしていかなければ。
ちょうど手頃なウイスキーが手に入りましたので、氷多めのハイボールでしっかりと補給します。
これが、わが家で最も後回しにされる男の、ささやかな自衛策です。




