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めこねこの日々のあれこれ  作者: めこねこ


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―第0️⃣4️⃣6️⃣話― 【情熱の火】時々発症する「ゲームがしたくなる病」と、私が業界の上客である理由。

私は、飽きやすい性格なのかもしれない。


時々、そう思います。熱しやすく冷めやすい、と言ったらいいのでしょうか。「おぉ!」と思ったら飛びつき、それなりに首を突っ込み、そして気がつくと、情熱の火がふっと消えている。


過去を振り返ると、その「焼け跡」がいくつもあります。


たとえば、キャンプ熱。YouTubeのキャンプ動画からだんだん火がつき、ちょこちょことギアを買い揃え、自宅で試して、いざキャンプへ。……しかし、ハマった時期が子どもたちの大きくなった頃と重なり、付き合ってくれる家族がおらず、自然鎮火しました。


たとえば、DIY熱。今でも時々手を出しますが、一時期は「庭に小屋を建てるぞ!」と意気込み、あれこれ工作物を駆使して庭いじりに励んでいました。さらにはピザ窯を作ろうと計画し、そのための電動工具まで色々と調達。結果、予算の都合と妻の猛反対に遭い、こちらも鎮火しました。


そんな「焼け跡だらけ」の私ですが、数年に一度、決まって再燃するものがあります。


そう、ゲーム熱です。



■ かつてのゲーム少年


そもそも私、子どもの頃からのゲーム好きでした。


ファミコン、スーパーファミコン、セガのマスターシステムからメガドライブ、PCエンジン……と、様々な機種を揃えてきました。大きくなるにつれてMSX、PC-8801、PC-9801へと手を伸ばし、パソコンへの欲求とゲーム熱を、常に満たし続けてきたのです。


しかし、大人になるほど、家族が増えるほどに、ゲームをする時間は失われていきました。ゲーム熱は、静かに沈静化していったのです。


ところが——その火種は、消えてはいなかった。

数年に一度、ムクムクと盛り上がっては、私を誘惑してくるのです。



■ 再燃、そして毎回の挫折


数年前は、ドラゴンクエスト3のリメイク版でした。


久々にソフトを買い、夜な夜なプレイ。……しかし、やはり時間が取れず、序盤で止まったまま。今も冒険は中断されています。


次に手を出したのが、デッドバイデイライト(DbD)。殺人鬼から逃げ切るため、4人のプレイヤーが力を合わせて脱出を試みるゲームです。べるくらさんという配信者のプレイが面白く、動画にハマってPS4版を購入。……ところが、プレイには「PS Plus」という会員加入が必要と判明。滅多にゲームをしないのに会費はもったいない、と、ソフトだけ買って頓挫しました。


そして昨今。


なぜか、マインクラフトに情熱が湧いてきました。

もともとドラゴンクエストビルダーズでクラフトの楽しさを知っていたので、元祖たるマイクラの存在は知っていました。ただ、絵柄に可愛らしさが薄い気がして、これまで興味を示していなかったのです。


しかしYouTubeを観ていると、その自由度の高さ——プログラミングや創意工夫であらゆるものを作り出せる懐の深さ、今なお更新を続ける息の長さに惹かれ、ついにプレイを開始しました。


しかし……ここで、まさかの肉体的敗北を喫します。


3D酔いです。


私、乗り物酔いはしないほうなのですが、PC画面で3Dゲームをすると、高確率で酔ってしまうのです。みなさんが楽しそうにプレイする姿に憧れて始めたのに、まさかの生理現象で断念。実に、残念であります。



■ それでも私は、業界の「上客」である


ここまで読んで、「結局、何ひとつクリアしてないじゃないか」と思われたでしょう。その通りです。


しかし、私は声を大にして言いたい。

私こそ、ゲーム業界にとって理想的な「上客」なのではないか、と。


考えてみてください。


私は、その時々でちゃんとゲーム機を買い、ソフトを買います。そして、長くはプレイしません。けれど、文句は一切言わない。なぜなら、途中で投げ出しているのは、単に私自身だからです。


サーバーに負荷もかけず、サポートに問い合わせもせず、ただ静かに買って、静かに去る。


メーカーにきっちりお金を落とし、それでいて手間を一切かけさせない。

こんなに業界の発展に貢献している客が、他にいるでしょうか(いる)。


さて。次に熱が出るのは、何に対してでしょうか。


実は最近、ウォーキングに興味が出始めています。

……ただ、これも嫌な予感がします。きっと高機能なシューズと、ウェアと、万歩計と、なんなら専用リュックまで買い揃えたあたりで、満足してしまうのでしょう。


そしてまた、わが家の「焼け跡」に、新たな一区画が加わるのです。


妻にだけは、絶対に気づかれないようにしなければ。

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