―第0️⃣3️⃣8️⃣話― 【万感の想い】圧倒的パフォーマンス——嵐のライブと、我が家の嵐の一日。
みなさん、5月31日の嵐のラスト・ライブ配信、ご覧になりましたか?
昨日のわが家は、文字通り「てんやわんや」の一日でした。
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事の発端は、数日前の妻からの宣言。
「15時から嵐の配信見るから、よろしく」
……よろしくとは、何をよろしくされているのか。
しかし長年の結婚生活で培った経験上、この「よろしく」が意味するのはひとつ。その時間帯の家事一切を、夫である私が担う、ということです。
さらに当日の朝になって追加情報が入電。「子どもたちのお弁当の仕込みを9時からしたい」と。
逆算すると、私の起床時間は5時起きです。
朝食を作りつつ、高校総体の応援に出かける息子のためにサンドイッチを用意し、そのまま夕食用のタコスの仕込みへ。フル回転の午前中でした。
タコスにしたのは、配信を見ながらでも食べやすいから——と、こういう場面でも夫は「みんなが食べやすい」を考えてしまうわけです。
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妻は宣言通り9時からお弁当の仕込みを開始。私はすごすごと書き物をしたためるため、涼しい場所に退散しました。
なんだかんだで妻の準備が終わったのが13時過ぎ。
さて何をするかと思いきや——お風呂です。
15時から21時30分までの6時間30分、何者にも邪魔されないための、戦略的入浴です。
「あなたも先に入っておいた方が焦らなくていいわよ」と娘にも声をかけ、娘も素直に入浴。14時30分過ぎに娘が出てきたタイミングで、汗だくの息子も帰宅。そのまま問答無用でお風呂へ。
15時ちょうど。
家族全員、清潔な状態で配信スタンバイ完了です。
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事前配信では懐かしのMVやコンサート映像が90分×2セット。妻はもちろん最初から全部観ています。
私はその間にトルティーヤを焼き、タコスの準備を整えました。17時には夕食が完成。声をかけると、「食事しながら見たい」とのこと。
……18時のライブ開始と同時に「いただきます」が宣言されました。
前半は熱心なファンならではの選曲が多く、私にはなかなかついていけない展開でしたが、後半になると私でも知っている曲が続き、気づけば家族4人のボルテージが自然と上がっていきました。
そして、フィナーレ。
5人が思いの丈を込めた約30分の挨拶のあと、最後の曲「FIVE」が流れた瞬間——妻は号泣しました。
私のような俗人は少し面食らうほどの、本気の涙。それでも、その気持ちが理解できないわけでもなく。嵐の有終の美を、家族4人で静かに見送ることができました。
なお、妻との交際開始時期から数えて今年で約27年ほど。嵐がデビューして26年と半年とほぼ一緒。また、私の誕生日があるメンバーとまんま一緒というなかなか縁を感じるグループ。
私の中でも、一つの大きな区切りとなる一日でした。
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すべてが終わり、感動の余韻が漂う中、妻からの一言。
「さて。明日から見逃し配信、見られる間は毎日見ますので」
……。
5時起きから始まった1日を経て、私はすでに十分お腹いっぱいです。
嵐のパフォーマンスは圧倒的でした。しかし本当に圧倒的だったのは、推しのためなら家族を総動員できる妻のプロデュース力だったのかもしれません。




