―第0️⃣3️⃣6️⃣話― 【推し活・白状します】夜な夜な怪談を書く父が、朝ドラにノックアウトされた話。
突然ですが、今年の3月まで放送されていたNHKの朝ドラ『ばけばけ』を楽しみに観ていました。
実は、夜な夜な秘密のノートに怪談を書き綴っている「隠れオカルトオタ」の私にとって、あの作品はまさに神ドラマでした。
明治時代の松江、そして熊本を舞台に、怪談好きのヒロイン・トキと外国人の夫ヘブンが怪談を紡いでいく——朝ドラとしてはかなり異色のテーマです。キャッチコピーの「この世はうらめしい。けど、すばらしい。」という言葉通り、怪談なのにどこか温かく切ない空気感に、私は毎朝ノックアウトされていました。
そして何より、ヒロイン・トキ役を演じた髙石あかりさん。最終回を迎えてしばらく経ちますが、彼女の快進撃が今、本当に凄まじいことになっているみたいで注目しています。
――――――
まず、ヒロインに選ばれたオーディションのエピソードからして鳥肌モノです。なんと応募者2,892人の中から選ばれたのだそう。
本編を観ていた方なら分かりますよね、あの圧倒的な「自然体の演技」。怪談を語るシーンの表情、声のトーン、絶妙な間の取り方……。完全に『ばけばけ』の世界観に大化けしていて、「この子、ただ者じゃない!」と画面の前で何度唸らされたか分かりません。
――――――
「朝ドラが終わったら、ロスになるな……」なんて心配は無用でした。
第50回エランドール賞を受賞、MIYASHITA PARKの2026年度キャラクターに就任、そして本編終了後には異例の4日間連続スピンオフドラマまで制作される人気ぶり。
朝ドラ後に一気にブレイクする女優さんは多いですが、彼女は一過性のブームではなく、確実にこれからの時代を背負う存在になると確信しています。
――――――
昨晩、そんな髙石あかりさんの素晴らしさをリビングで熱く語り倒していた私。
「いや本当にね、あかりちゃんのあの怪談を語る瞬間の目線がさ――」
そこへ、中学生の娘が冷ややかなツッコミを一閃。
「お父さん、熱弁の熱量がちょっとコワイ。お母さんへのプロポーズの時も、それくらい熱く語ったの?」
すかさず、ハーゲンダッツを食べていた妻がカットイン。
「お父さんからそんな熱い言葉、付き合ってから20年、一度も聞いたことないわよ?だって、プロポーズは私からしたから」
……二の句が継げない夫がここにいます。
気がつけば足元では、ちゃとらんが「あかりちゃんより、私のカリカリの方が重要だニャ」とでも言いたげな顔で、スネに頭をすりつけてきました。
どうやら推しの女優を語っただけで「夫への説教タイムへと化けさせる妻のトーク術」の方が、遥かに伝統芸能の域に達しているようです(笑)。
ちなみに髙石あかりさんを推す理由は、その演技力だけでなく、出身地も一緒だからってのもあります。
宮崎県人、頑張れ!




