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めこねこの日々のあれこれ  作者: めこねこ


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27/103

―第0️⃣2️⃣7️⃣話― 火の国もっこす、ファイアーナポリタンを作る

私の趣味のひとつに、実益も兼ねた、それなりにこだわりのあるものがあります。


男の手料理です。


そもそものきっかけは、一人暮らし時代の「節約」でした。しかしそのうち、外食やお惣菜を買ってくるより自分で作るほうが美味しいと気づいてしまって……。

慣れてくると準備も片付けも苦にならない。それどころか、いかに時短で、いかに調理道具を汚さずに作るか、という創意工夫そのものが楽しくなり、気づけばすっかり凝り始めていました。


結婚してからも、その習慣は変わらず、週末になると自然と包丁を握り、鍋を振るいました。子どもが生まれてからは食育も意識するようになり、いろいろな料理を食べさせたいという思いが、さらにこだわりに拍車をかけていきました。


最近では、身長を伸ばしたい息子のためにカルシウム豊富な料理を、少しダイエットしたいという娘のために腹は満たされるがローカロリーな料理を、と、もはやオーダーメイドシェフの領域に突入しつつあります。


そんな日々の中、ある衝動が突然やってきます


栄養のこと、カロリーのことを考えながら作っていると、ふと、たまに抑えきれない衝動に駆られるのです。


そう、ジャンキーなものを、作りたい、と。


といっても、私の考えるジャンキーとは、味が濃くて満腹感があり、ビールやハイボールに無条件で合う料理のこと。体に悪い方向性ではなく、「背徳の美味さ」とでも言うべきもの。


先日、その衝動がついに抑えきれなくなり、久々に特製ナポリタンを作りました。


――――――


まず、ソーセージはシャウエッセン一択。これは譲れません。

そして、このシャウエッセンと一緒に——魚肉ソーセージも入れます。


「せっかくのシャウエッセンが台無しじゃないか」と思った方、少し待ってほしい。斜め切りにしたシャウエッセンと、同じく斜めに切った魚肉ソーセージ。これを、焦げ目がつくくらいカリカリに炒めると、得も言えぬハーモニーが生まれる。これ、マジにオススメです。騙されたと思って信じてほしい!


次に、玉ねぎの薄切りを「思っている倍」投入して一緒に炒めます。もちろん、これも焦げるくらいに炒めます。そして、ここにピーマンとニンジンも加える。この時点での味付けは塩コショウのみ。それだけで、すでにかなり美味しい状態になっています。


十分に炒めたら、ようやくケチャップの登場です。入れるつもりの量の半分だけをここで投入し、酸味を飛ばしつつ、「焦げるんじゃ?」と思うくらいまで火を入れます。ケチャップを炒めるこの工程が、より味の深みを作る肝になります。


ここまで来ましたら、本日の真の主役、太めのパスタを投入します。茹で上がり時間より1分ほど早めに引き上げて、具材と一緒に炒めながら最後の火を通します。残りのケチャップもここで同時に投入。パスタ自体にも少し焦げ目がつくくらいが理想です。


ここまで火を込めると、すべての食材に味が凝縮されます。ケチャップが焦げ、肉が香ばしく、パスタがその旨さを全部吸い込んだ状態。もはやただのナポリタンではありません。


――――――


出来上がりは、自分で言うのもなんだが、半端なく美味しいです。

子どもたちはもちろん、普段は私の料理を褒めることが少ない妻でさえ、思わずニヤリとします。それだけで、すべての手間が報われます。


材料分量や作り方を概念でお伝えしましたが、ぜひ一度、火を込めて作る


「ファイアーナポリタン」


を試してみてください。きっと、後悔はしません。

(ただし、翌日の罪悪感は保証できません。(笑))

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