―第0️⃣2️⃣2️⃣話― 夜ひとりで観るサメ映画が、最高にいい。 ―200mの死闘から鮫の惑星まで―
連休明けの慌ただしさも少し落ち着き、
ようやく夜に自分の時間が持てるようになりました。
そんな夜、私がこよなく愛しているのが……「B級映画」です。
「カルト的な趣味ですね」と言われることもありますが、そうではありません。万人受けはしないけれど、根強いファンがいる世界。王道のスプラッターホラーやゾンビ物、パニック映画など、あの「独特の緊張感」がたまらないのです。
中でも、新作を見つけると「とりあえずチェックせずにはいられない」のが、
サメ映画です。
■「サメ」という名の、究極のシチュエーション
サメ映画の金字塔といえば『ジョーズ』ですが、それ以外にも、迷作と呼ぶべき傑作たちが数多く存在します。
例えば、私が「これぞ心理戦!」と唸ったのが、『ロスト・バケーション』。秘境のビーチ、岸からわずか200mの岩場に孤立したサーファー。満潮になれば岩は沈み、そこには巨大ザメが……。海で泳いだ経験がある人なら誰でも感じる「足のつかない恐怖」が見事に描かれた、知略と生存の物語です。
また、B級ながらキラリと光る設定なのが、『パニック・マーケット』。大津波で完全に浸水した巨大スーパーマーケットが舞台。生き残った人々は商品棚の上に逃げ込みますが、足元の水面下には、津波に乗って紛れ込んだ人喰いザメが泳ぎ回っている……。「じっとしていればいいのに、トラブルで水に入らざるを得ない」という絶望的なシチュエーションが、最高にハラハラさせてくれます。
■予算の壁を越える「工夫」と「熱意」
最近では、超巨大ザメが蘇る『MEG ザ・モンスター』のような超大作から、ハリケーンに乗ってサメがロサンゼルスに降り注ぐ『シャークネード』、果てはサメとタコが合体した『シャークトパス』まで、ジャンルはもはやカオス状態。
でも、私がサメ映画を好きな本当の理由は、その「工夫」にあります。
予算に限りがあるため、ロケ地を広げられない。その分、会話劇で緊迫感を持たせ、俳優陣の迫真のアップで画面を繋ぐ。有名どころの出演者は少なくとも、確かな演技力を持つ俳優たちが「本気」でサメと戦っている姿がいいんです。
「次はどうなるんだ!?」と思わせる仕掛けや、予想外のアクシデント、そして「そう来るか!」というどんでん返し。そこを素直にツッコミながら楽しめるのが、サメ映画の醍醐味です。
■【最新レビュー】ついにサメが世界を支配!?
最近観たのは、『Planet of the Shark 鮫の惑星』。タイトルからも分かる通り(笑)、近未来、海面が上昇し世界が水没。人間がサメとの死闘を繰り広げるという、まさに『ウォーターワールド』を彷彿とさせる設定です。
設定は壮大なのですが、中身はいつもの通り。「いや、そこは逃げられるでしょ!」というツッコミどころと、なぜかサメパニックなのに濃密に描かれる人間ドラマ。この「ちぐはぐさ」こそが、サメ映画ファンの栄養源なのです。
■翌朝、私を待っていたもの
そんなサメ映画を胸熱で深夜まで観ていたせいか、昨夜はサメに追いかけられる夢を見ました。
必死に逃げて、逃げて、ようやく目が覚めたら朝の6時。
……我ながら、重症です。
万人受けはしませんが、ぼーっと頭を空っぽにして、日常のストレスをサメに丸呑みしてもらう。そんな夜があってもいいと思いませんか?
皆様も、たまにはスリリングな海の世界へ、ダイブしてみてはいかがでしょうか。
(ただし、足元には十分ご注意くださいね!)




