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91. 海の離宮編④ 星明かり
※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。
夕食の時間になってもペルラは部屋から出てこなかった。
ディアバスは部屋をノックした。
「ペルラ?」
しばらくして、ドアが開いた。
ペルラが立っていた。
部屋は真っ暗で、窓の外の星明かりがよく見えた。
ペルラはこぶしを握りしめて、黙っていた。
ディアバスは静かにかがんだ。
ペルラの頬に、幾筋も乾いた涙の跡があった。
それなのに、まだペルラの瞳は涙で潤んでいた。
「……散歩でも行くか?」
ペルラの目から涙がこぼれた。
ディアバスが手を差し出すと、ペルラは手を取り、部屋から廊下に踏み出した。




