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89. 海の離宮編② 砂浜

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

ペルラは初めて来た砂浜に大喜びだった。


波打ち際で、波から逃げて遊んでいた。


「あまり海の方に行くなよー」


ディアバスは、少し離れた所から叫んだ。


「大丈夫だよー」


ペルラは笑顔で振り返った。


その拍子に、結っていた髪がほどけた。

淡いミントグリーンの長い髪が広がって、強い太陽の光と波しぶきで、小さな水晶をばらまいたように煌めいた。

最近、ペルラは自分で髪を結っているため、うまく留まっていなかったのだろう。


ペルラは少し困った顔をすると、足元をキョロキョロ見回した。


「簪(かんざし)はあきらめろー」


ペルラは顔を上げて、ディアバスを見た。


「わかったー」


ペルラは再び笑顔になると、波打ち際を走り出した。

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