↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
81/144

81. バサルク王宮編(24) 面会

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

ペルラは寝台に横になっていた。


扉が開く音に、ゆっくりと顔を向けた。


オーニチェの後ろに、ピレイがいる。

そのさらに後ろには、アルモンドとヴィレンス、ディアバスの姿もあった。


「おはよう、ペルラ」


「おはようございます、オーニチェ様」


ペルラの声はかすれていた。


「オーニチェ様に見せたいものがあるんです」


ペルラは微笑んだ。


「何だ?」


「ほら。いただいたお花。つぼみが咲いたんです」


ペルラが花瓶の枝を指した。

枝先に、白い花が二つ開いていた。


「きれいでしょう?」


「きれいだな」


オーニチェとペルラはしばらく黙って花を眺めていた。


ペルラはもう一度、部屋に集まった顔を見回した。


「今日はみんないるんですね。うれしい」


それから、ディアバスを見つけた。


「ディア、ディア」


ペルラが小さく手招きした。


ディアバスはオーニチェの横に並び、寝台のそばにかがんだ。


「りんごのスープ、作ってよ」


「作ってやりたいけどなあ。バサルクにはりんごないからなあ」


「あ……」


「うーん、パイナップルのスープでもいいか?」


「いいよ! スープができたら起こしてね」


ペルラはうれしそうに笑うと、目を閉じた。


「……俺が?」


ディアバスは横のオーニチェを見上げた。


オーニチェもディアバスを見ていた。


ディアバスはもう一度、ペルラを見た。


ペルラは微笑んだまま、もう寝息を立てていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。