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80. バサルク王宮編(23) 予定
※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。
朝食会を終えると、オーニチェは王太子執務室へ戻った。
机の上には、朝のうちに届けられた書類がすでに積まれていた。
オーニチェが椅子に座ると、ピレイが今日の予定を確認していく。
「午前は財務官との打ち合わせ、その後、水路の改修箇所をご視察いただきます。
午後の会議は予定通りでよろしいですか?」
「ああ」
「それから、ペルラ様の……」
ピレイが言いかけると、オーニチェが顔を上げた。
「ディアバスも面会させることにした」
「承知しました」
「私も同席する」
ピレイは手元の予定表を確認した。
「アルモンド様も、本日ペルラ様と面会される予定です」
「そうだったな」
「ペルラ様のご負担を考えると、別々に時間を取るより、一度に済ませた方がよろしいかと。
面会そのものも短時間にいたしましょう」
「そうだな」
「では、そのように調整します」
ピレイは予定表に書き込んだ。
「面会は、本日午後で手配いたします」
「頼む」
オーニチェは次の書類を手に取った。
「では、財務官との打ち合わせですが……」
扉が叩かれた。
「失礼いたします。殿下、急ぎご確認いただきたいことが」
「分かった。入れ」
オーニチェが答えた。
ピレイは予定表を閉じた。




