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51. ジュニパー編⑧ 食堂

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

ディアバスがローエンと学校の食堂で昼食を食べようとしていると、ヴィレンスが来た。


ヴィレンスはシナモン王太子の専属護衛だが、非番の日には、こうして一緒に昼食を取ることが多かった。


「おう、ヴィレンスじゃん」


ローエンが声をかけると、ヴィレンスは無言無表情のまま、右手を軽く上げた。


「ちょっと待てよ」


ディアバスが椅子に置いていた荷物をどけて、ヴィレンスの席を作る。


「今日は肉。当たりの日だな?」


ローエンが言うと、ヴィレンスはほんの少しだけ笑顔を見せた。



昼食が終わると自由時間だ。


最近はペルラがジュニパーと過ごす時間が多いため、ディアバスは手持ち無沙汰でこの時間も鍛錬場に行くことが増えた。


昼の鍛錬場は、剣の音が絶えず響き、教師や生徒の声が飛び交っている。

青空の下で、友人と剣を振るのは爽快だった。


少し前から、ディアバスにも金属剣を使った練習の許可が出ていた。

以前なら受け止めきれなかった剣を、最近は正面から返せるようになっていた。


ペルラと夕食を取ったあとも、ディアバスは以前と変わらず鍛錬場に向かうことが多かった。


静かに集中して練習できる夜の鍛錬場も好きだった。


夜会うとしたら、ヴィレンスだった。


鈍い金属音が夜の鍛錬場に響く。


ディアバスは間合いを詰め、そのまま押し込もうとした。

しかし、剣がぶつかる度に、ヴィレンスの剣がわずかにずれて、崩しきれなかった。

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