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46. ジュニパー編③ 半分

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

「イグニス様は、ピアノ弾けますの?」


「うーん、小さい頃に少し習ったけど、弾けるとは言えないな。

ピアノの中を見たくて、半分に切ったら、母とピアノの先生に叱られて大変だったよ」


「イグニス様! それは叱られますわ~!」

淡い紫色の髪を揺らして笑うイグニスに、ぺルラも紫の瞳を細めて笑った。


「ピアノは半分に切れるものなのですね」


「そうだね。基本的には木だからね。

すぐに次のピアノを母が買って、練習は続いたよ」


「練習からは逃れらなかったのですね」


ぺルラとイグニスは楽しそうだが、ジュニパーや世の音楽家が聞いたら卒倒しそうな話である。


そう思いながら、アーバスことディアバスは三人分のお茶を淹れた。


イグニスは、ぺルラの植物の様子を時々見に来ては、お茶や食事に混ざるメンバーになっていた。


「イグニス様、ぺルラ。さぁ、お茶にしよう」


「アーバス、ありがとう。今日は何だ?」


「私、知ってますわ。レモンタルトですよ」


「レモンタルトか! 楽しみだな」


「はい。アーバスのレモンタルトは最高ですわ」


ディアバスがレモンタルトをテーブルに運んできた。

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