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123. 海の離宮編(34) 冠

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

ミリスは謁見の間を出ていった。


謁見は終わった。


控えていた重臣たちも、順に退出していく。


オーニチェも席を立った。


「ペルラ、今日はありがとう。疲れただろう」


「はい。少し」


「もう楽にしていいぞ」


「ありがとうございます」


オーニチェはディアバスの方を向いた。


「お前もよかったぞ」


ディアバスは立ち上がると、のびをした。


「そうですか? 兄上にそう言われて一安心です」


ディアバスは笑った。


オーニチェはディアバスをじっと見て、それから微笑んだ。


「ディアバス。似合っている」


ディアバスもオーニチェを見て、微笑んだ。


オーニチェの頭上にも、よく似た意匠の冠があった。


「では、私は次があるので戻る。また後でな」


オーニチェは壇を下り、ピレイと謁見の間を出て行った。

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