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116. 海の離宮編(28) 誕生日会
※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。
ペルラの、誕生日ではない誕生日会。
直前に聞かされた時、ペルラの目には驚きの色が浮かんでいたが、ディアバスが腕によりをかけた料理を、ペルラはパクパク食べた。
そして、オーニチェとディアバスの他愛もない会話を黙って聞いていた。
ディアバスがマンゴータルトを運んできた。
ディアバスとオーニチェが誕生日の歌を歌った。
オーニチェは、緑の小箱を取り出した。
箱も、あの日の血は全部拭き取って磨いてある。
「ペルラ、ベルデ様からのプレゼントだ。
渡すのが遅くなって、すまない」
ペルラはオーニチェと小箱を交互に見た。
受け取るか迷っているようだった。
オーニチェは小箱を開けた。
中には、淡い虹色の光をまとった、見事な真珠のネックレスがあった。
「どうだ?……似ているか?」
ペルラは真珠を見つめると、手を伸ばした。
静かに泣いていた。
「着けるか?」
ディアバスが優しく聞いた。
ペルラはうなずくと、ネックレスをディアバスに渡した。




