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102. 海の離宮編(14) 疑問

※主な登場人物は、作品あらすじ欄にまとめています。

ディアバスは自分の部屋になだれ込もうとしている男達と戦いながら、一つの疑問が頭に浮かんだ。


「ペルラは?」


周りの近衛が戦いながら答える。


「わかりません!」


ディアバスは目の前の敵をいなすと、廊下に走り出た。

後ろで近衛同士が叫ぶ声が聞こえた。


「殿下に続け!」


「ペルラ様の部屋に行くぞ!」


廊下には人がいなかった。

ペルラの部屋よりさらに先の角で、離宮守備隊の数人が敵と切り合っているのが見えた。


――あそこで侵入を防げているなら、ペルラは大丈夫なはずだが。


ディアバスはペルラの部屋のドアを開けた。


「ペルラ!」


前室は暗く、返事はなかった。

廊下はそれなりに騒がしいが、ペルラのことだから、気づかず奥の寝室で熟睡しているのだろうか。


ディアバスは静かに前室に足を踏み入れた。


その時、奥の寝室のドアの下の隙間から、足元にコロコロと真珠が転がって来て、ディアバスの靴にぶつかって止まった。


ディアバスは部屋の全ての灯りをつけると、寝室のドアを体当たりで勢いよく開けた。


「ペルラ!」

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