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34:10万ルーブルを強奪しろ

しかし、ここで俺は原作の大事な部分を思い出した。


「待て!!! 俺はまだやることがある!!!」


俺はナスターシャ・フィリポヴナの手を握り、

全速力で夜会の会場を飛び出した!!!!!


目指すは――結婚式!

……のはずだった。


だが、俺は急に足を止めた。


(……待て)

(……俺、何か忘れてないか?)


ナスターシャが、驚いた顔で俺を見つめる。


「な、何よ!? 今度は何をするつもり!?」


俺は、夜会の会場を振り返った。


そうだ――あの金だ。


あの10万ルーブル!!!


あれは、ロゴージンが持ち込み、

ナスターシャが「汚い金」と言い捨て、

暖炉に投げ込もうとした呪われた札束!!!


だが、確か……


(ガーニャが、それを拾っていたはずだ!!!)

(アイツは金に目がくらみ、それを手にしていた!!)


(ならば!!!)


俺は、もう一度、会場に戻る!!!!


「ちょっと待ってろ!!!」


ナスターシャが「はぁ!??」と叫ぶのを背に、

俺はダッシュで夜会の会場へ逆戻り!!!!


「おい!!! ガーニャァァァァ!!!!」


俺は、息を切らしながら、会場を見渡す。


いた!!!!


ガーニャ(イヴォルギン)!!!


アイツは、

10万ルーブルの包みをしっかりと握りしめていた!!!


その顔には、欲望と葛藤が入り混じっている!!!


(……あんな金、アイツに持たせておけるか!!!)


俺は、言葉はいらないと悟った。


ガーニャが何か言いかける前に――

ダッシュで突進!!!


「えっ、お、おい!? 何を――」


バッ!!!!


俺は、一瞬で10万ルーブルの包みを奪い取った!!!!


ガーニャ、驚愕!!!

周囲の貴族たち、再びパニック!!!!


「な、何をするんだ貴様ァァァァァァ!!!」


もはや、投げるまでもない。

俺は、ガーニャを一瞥すると――


踵を返して、再びダッシュ!


「では!!」


叫びながら、俺は夜会の会場を今度こそ完全に飛び出した!!


ナスターシャ・フィリポヴナが、

呆れた顔で俺を待っていた。


「……本当に、何なのよ、あんた……」


俺は、彼女の手を握る。


「さあ!!! 今度こそ行くぞ!!!!」



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