ほかほかになる、私。
えー、目覚めたんだけど、これは何?まず、何となく男の臭いが凄い。あと、女の子の匂いも。それもこれもアイツのせいだ。
思い出してみよう。
たしか……まず、優斗が私を抱き寄せてきて、……私はそれを利用して優斗の胸の匂いを嗅いで…オスの匂いがして…。
で、仕返しに胸を揉まれて、……なんだっけ?あれ?
思い出せなくて「私どうなってたの?」と優斗に聞くと、「あぁ、集中豪雨が降ったぞ」と返ってきた。どうやらそこで雨が下着に迸ったようだった。
だからかぁ。さらに思い出してみよう。その後確か私が我慢できなくなって、優斗の着用済み下着を嗅いで、優斗のほかほかを噛み締めてたんだよね。
あの時の男の子の臭いが好きかもしれない。今度から朝一番にしよう。優斗もソウイウコトするんだなぁ。男だった頃の自分を思い出してしまう。
しかも優斗も「おい、嗅ぐな。臭いだろ?」とか言ってたし、『わからせる』んじゃなかったんだろうか。だが、その後、本格的に『わからせ』が始まった。
まず、下着を履いたままの私の胸を楽しんだのかな?わからない。とにかく「ニャーニャー」泣いていたことだけしか覚えていない。
どうしよう。思い出すほど、頭が痛くなりそうだから記憶を飛ばしてもらおう。
ということで、再度優斗に迫る。
「ねぇ、もう1回、しよ?」
「さっき洗濯回したとこだろ?我慢しろ」
冷たい対応に少しムラムラして服を脱ぎ捨てた。やっぱり、優斗を感じたい。優斗好きーー!!
いきなり脱ぎ始めた私に困惑したのか、優斗は「さっき洗濯したとこって、言ったよな?」と言いながら脱いでくれた。優しい。チョロい。やっぱり攻めは私だよなぁ!!!!
「ぅん。……でも、信念の剣をここに入れてほしいなぁ」と上目遣いする。そしてすかさず、優斗の匂いを堪能する。
そして、璧と信念の剣の間を楽しむ。てか、ちょっと待て。なんかデカくね?アイツのは確かに璧はデカかったが、こんなに長かったか?この前より大きい気がするし、なんか俺のよりデカい気がする。伸びた?多分17センチか18センチあるだろ。私の手のひらから指先まで行ってもまだ余ってるし、あと、マジで太い。
まぁ、いいや。とりあえず、この重い璧を小さな私の手のひらに乗せて、ぽよんぽよんする。剥けきっていない信念の剣の鞘に舌を入れて開封する。やっぱりこの匂いが好き。
そしてペロペロする。下着の濡れた感触が気持ち悪い。優斗の生命の種をぶっかけた聖遺物とか良さそう。我ながら、この発想はやばいかもしれない。
「お、おい。それ以上はやめろよ。下着なくなるぞ?」と優斗に警告されたが、そもそも今、もう、下着は無い。
買いに行くにも下着が無い。桜色が紅に染まったので慰めるやつはもういない。
もう2度と届かない、この思い(下着買わなきゃ)。
「もう、ないよ?」と私が言うと、「だから言っただろ?とりあえず、洗濯終わるまで、覚悟しろ」と優斗の信念の剣が私の口に突き刺さる。
一瞬「オエェェ」となりかけた。歯医者でさえこんなに奥に入れて来ないもん。そして、「気持ち悪いだろ?それ。洗濯かごに入れとくぞ」と服を全て洗濯かごに入れられた。まあ、優斗のも入ってるんだけど。
「にゃん♡」と何度泣かされただろう。明滅する白い光に視界が奪われる。かろうじて信念の剣が私を貫いていることだけは分かった。
「おやすみ、輝奈子。起きたら、婚姻届出しに行くだろ?」と声が聞こえた気がした。
「ぅん……。結婚………。ほかほか……」




