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転生するなら貴族の飼い猫でしょ  作者: 描空
魔神教団編

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248/257

248話 資材調達

前日の話し合いで魔神教団に先制攻撃を仕掛けることに決まったが、そんなにもすぐに先制攻撃をすることはできず、まずは必要な物や使えそうな物を集めることにした。各国の指揮官たちにも自国で戦いに使えそうな物を探してもらうために、俺は各国の指揮官を自国にテレポートで返した。準備が整い次第迎えに来ることを伝えて、各々様々な物を用意してもらうことにした。ファリスもファラブに返そうと思ったが、ファリス曰く、必要な物は全て持ってきているとのことだったので、ファリスは返さずファラブの人たちと訓練をしてもらうことにした。久しぶりに俺たちのみとなり、外界で何か必要な物や使えそうな物はないかと話し合いをすることにした。


「使えそうな物なんてある? 僕の記憶には細かいことは全然残ってないから力になれなさそう」


リベルは早々に思い出すのを諦めた。


「それならファラブの人たちと訓練してきたらどうだ?」


「良いね。体動かしたら思い出すかも知れないし。それじゃあ思い出したら戻ってくるよ」


そう言いリベルはファラブの人たちと訓練に行った。俺は今まで旅してきた経路やあった出来事などを思い出すのに努めた。ジュナに会って、ユディに会ってと思い出していったが、大まかなことしか覚えておらず、もどかしい気持ちになった。その時、ユディが言った。


「なぁリフォン、ファンタジーリュックあるだろ、あれって魔繊維って素材でできてたよな? 各国を探せばその魔繊維を使った物が見つかるんじゃないか?」


ユディの素晴らしい提案に俺はすぐにでも行動に移したいなと思ったが、各国をテレポートで移動する労力と探しても見つからない可能性があるというポイントですぐには行動に移せなかった。俺が好ましくない反応を見せるとジュナが言った。


「子爵領でポーションを作ってたネリーさんにポーションを作ってもらうっていうのはどうかな? ポーションなら何個あっても無駄にならないし、各国の人たちをサポートできるし」


ジュナの言い分はもっともだ。でも、エクサフォン国のことだからウェリルからネリーにポーションをありったけ作る依頼はされているだろうから、俺たちが行かなくても大丈夫だとは思った。久しぶりに顔を見せてポーションを買うついでに寄るぐらいで良いだろうと判断した。次はユディが言った。


「バルフィー山脈にいるダナフたちや彼らと同等の強さを持つ魔物を引き入れるのはどうだ? 魔神に従属化させられないようにするリフォンの負担は増えるだろうが、それ相応の戦力にはなるだろう」


ユディの提案は一理ある。でも、今から戦力になる魔物たちを探しに行って、話を付けて味方になってもらうというのは時間もかかるだろうしあまり現実的ではない。ユディは鬼人でバルフィー山脈のダナフたちと共に生活していたからすぐに味方になってくれるとは思うが、他が絶望的だ。ユディの提案は魅力的だが、現実的ではないため却下した。次はルリが言った。


「私たちみたいな精霊を味方にするのは? 精霊なら魔物と違って話もしやすいし、従属化させられる心配もない。探しに行って説得する労力はかかるだろうけど、それ相応の力にはなれると思うよ」


ルリの考えは是非とも実行に移したい。でも、俺たちには精霊の知識が全くと言って良いほどない。ルリの種族であるアプサラス以外の精霊に会ったこともないし、聞いたこともない。ルリの故郷がどこにあるのかも分からないので探す労力は計り知れないだろう。魅力的な提案であるからこそ、実行に移せないのが悔やまれる。次はイシュが言った。


「私の仲間を探すのはどうだ? 即戦力になるし、各国にいるだろうから国王に戦力を募ることを申し出てくれれば、絶対に参加してくれる。以前にリフォンに張り紙も貼ってもらったから期待できると思うぞ」


イシュの提案は、もう俺たちが出来ることは全て行った状態であるため、今はもう待ちの姿勢を取るしかない。イシュの仲間ならきっと力になってくれるだろうからそれに期待して今は待っておくことにした。もう案も出尽くした時、リベルが戻ってきて言った。


「そう言えば、リフォンとジュナが僕をおいてシュルラーでルイバディってパーティと共同討伐してた時にさ、パッターカパラって素材があるって言ってたよね。それが採れる所はカパラの地って呼ばれてて、ワイバーンが群れを成して人を近づけないようにさせてるとか。今思ったけど、それって魔繊維の代替品になるんじゃない? 今の僕たちならワイバーンなんて朝飯前だし、ルイバディの人たちは人為的なものだって言ってたから、もしかしたら魔神教団が関わってるかもよ」


俺はリベルの言葉に賞賛の言葉を送りたくなった。そんな重要なことを忘れてしまっていた俺はなんて馬鹿なんだと責めた。でも、リベルが思い出してくれたからもう大丈夫だ。パッターカパラは確か、石のように硬いのに薄くて扱いやすく嵩張らない素材だ。魔繊維が使われているファンタジーリュックのように魔法のような素材ではないが、パッターカパラも十分実用的だ。パッターカパラを用いてマントや大きな布を作れば、簡易的な盾となり身を守れるかも知れない。俺たちにも、各国の人たちにも有用でカパラの地を探し出せば良いだけで、おそらくルイバディの人なら知っているだろうからリベルの案を採用することにした。


「よし、パッターカパラを求めてカパラの地を探す班とカパラの地の現在地を知っているであろう人に聞く班に別れて行動をする。カパラの地を知っているであろう人たちには俺とリベル、ジュナで聞きに行くから、他のみんなはカパラの地を探していてくれ。おそらくエクサフォン国からそう遠くない外界にあると思われる。じゃないとエクサフォン国にカパラの地の情報はないだろうからな。そう言うことで早速行動開始だ」

次回もお楽しみに


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