89.いやそれブーメラン……
今日は従妹の聖ちゃんが来る日!
因みに、お父さんが空港まで迎えに行ってから一時間近く経っているからそろそろ―――
―――ピロン♪
あ、通知が来た。
お父さんから『もう直ぐで着くよー』と連絡が来たから、家族総出で玄関で待つ。
「―――そういえば聖ちゃんと会うのはまあまあ久しぶりねぇ」
「まあもともと数年に一回しか会ってなかったしね」
「僕はもう小さい頃から殆ど話したこと無いかも?」
聖ちゃん家―――新川家は、ウチとかなり離れてるからそんな手軽には会えないのが難点だよね。
―――ガチャ……
僕らがそう話していると、錠前が解除され、お父さんと聖ちゃんが帰ってきたことを知らせる。
向こう側がドアを開けると、見慣れたお父さんの姿と、数年も会っていないからか、見た目がまあまあ変わった様に感じる従妹の姿があった。
「ただいまー」
「……こんにちは」
「おかえりー」
「「こんにちは!」」
お母さんがお父さんに、僕と姉さんが聖ちゃんに声を掛ける。
……本当に久しぶりに会うなぁ……
因みに聖ちゃんの髪型はショートカット。身長は僕と同じくらいの中学三年生だね。
まあそんな訳で、一旦もうお昼時なので昼ご飯を食べることに。
雑談をしながらご飯を食べると、聖ちゃんの緊張が少し薄くなった気がする。
そして話題はOFOの話へ。
「———要するに、イベントで居た『ナギ』と『ユキ』は、二人の事だった、ってこと?」
「その通り!」
「正解」
「凄いね」
「……いや私からするとソロの上遠距離職で最新フィールドに居ること自体が凄いと思うけど……!?」
「……そうなの、かな?まあ格闘も使ってたし、ほぼほぼ、近接職だけど……」
そう!なんと聖ちゃんは遠距離職———弓使いの上位職業『近接弓術使い』でソロで南の街———通称水上都市まで来ていたのであった。
……というかよくソロであのカエルを倒せたなぁ……
単純にPSが高い……
「———いやそれまあまあブーメランだよ……?」
……姉さんの読心術を受けながら、今日を終わらせるのだった……
◆世界観設定
『聖の心の中』
「———要するに、イベントで居た『ナギ』と『ユキ』は、二人の事だった、ってこと?」
(名前、安直……というか凪兄さんがナギだったんだ……完全一致)
……聖がゲーム内でナギを『ナギ兄さん』と呼ぶ心配はなさそうだ……
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【あとがき】
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