90.いつも通りの―――
早速OFOをみんなでプレイすることに。
聖ちゃんが来るまでの四日間は、レベル上げとかをして、僕のレベルは43、シルシュのレベルは34まで来た。
そしてシルシュはその過程で多種多様のスキルを覚えている。
すももさん、朔さん、ショコラさんの三人には、従妹が来るからログインできないかも~的な事を既に伝えている。
まずは聖ちゃん―――じゃなくて、OFOないではリセちゃんと合流するところから。
宿屋から姉さんと外に出る。
僕たちが来た頃より、南の街には人が沢山来るようになった。
プレイヤー全体のレベルが上がったから?いや、[毒沼の湿地帯]の素材が出回ったからかな?
フィールドを攻略するために必要な物の素材は、そのフィールドの中にある場合が多いからね。
閑話休題。リセちゃんの泊まっている宿屋は、僕たちの泊まっていた宿屋から少し遠い所にある。
だからまた500G払って小舟に乗らせて貰った。小舟はプレイヤーには基本、タクシー代わり的な感じで重宝されている。
だけど、マナーの悪いような事をした人は乗らせてくれなくなって、住民からの好感度も下がるらしい。
まあ僕はそんなことをするつもりは無いから関係ないけども。
―――っと、目的地に着いたみたいだね。
基本的に街は大体水路で繋がっているため、小舟で行けない場所は殆ど無いと言われている。
そして自分で小舟を作って世界樹らしき物に入ることを試みた人が居て、早速試してみたら、世界樹の近くまでは実際に行けたけど、ドンドンと辺りが霧に塗れて行き、最終的には気づいたら最初に小舟に乗っていた場所にグルッと一周回ったように戻ってきたらしい。
その後、他の人も試したけど結果は同じで、体験者は『まるで夢を見ている感じだった』と、話していた―――とは船に乗っている最中に話してくれたいつも通りの姉さん談である。
それは兎も角、早速目の前にある宿屋に入ろう!




