87.『樹海林檎』
500G払って小舟に乗った感想は、思ったよりも揺れが感じなかったって所かな?
あ、でももしかしたらシステム的に補助が入っているのかも知れない!
VRの中ぐらいは船酔いから離れても良いよね。
因みに僕はそもそも乗り物酔いとかはしないタイプです。
まあそれは置いといて、小舟は運転手さんがオールを使って漕ぐけどかれこれ十数分漕ぎっぱなしなんだよね……僕がやったら完全に腕がパンパンになって筋肉痛で倒れそう……
む……『人の運搬』コースは15分間だから、そろそろ終わるかも?
あ、小舟に乗った所に帰ってきた。まあ知らない所に飛ばされたら迷子になりそうだしね……
いやプレイヤーには地図があるけども。
早速船から降りて、次行く場所を決める。
どうやら食事処があるみたいなので、そこで軽食を食べることに。
時間的には午後6時ぐらいだけど、現実世界に戻る時に夢化処理がされるからVR内でどれだけ食べても現実でもお腹は減ったままだからね!
という訳で、パンフレットのお勧めに書いてあった『樹海林檎』という店に入ってきた。
出て来たメニューは『水上のリンゴトースト』『フルーツゼリー』『天然樹湖水』の三つ。
『水上のリンゴトースト』はカリっと焼いたトーストに、薄切りリンゴと蜂蜜シナモンを乗せたオープンサンド。
『フルーツゼリー』はトーストにも載っているリンゴと、程よい甘さのミカンに正方形の形をした寒天が入っているゼリー。
『天然樹湖水』は―――
………
……
…
……まあ、水だね。逆に他にどう言えば良いのか……
この水は名前的にこの店の窓からも見える湖(世界樹付き)の水って事かなぁ……
そんなことを考えながら、皆と談笑をする
「! これ凄く美味しいですね!」
「程よい甘さね……」
「ぱ、パンフレットがあって良かったですね……———」
そんな感じで時間は過ぎ、一旦ログアウトして夜ご飯を食べてからログインし、もう少しだけ遊んだらログアウトして眠り、次の日となった。
◆世界観設定
『樹海林檎』
南の街———通称水上都市の高級食事亭。
パンフレットの『ここに来たならこれを食え!おすすめ食事処!』の項目で、堂々と連続五冠を達成している。
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【あとがき】
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