3.正式稼働開始!
ログアウトして数分したら、姉さんが帰ってきた。
「ただいまー」
「おかえりー」
「あ、OFOやってみてどうだった?」
「あーそれが……」
事情を説明する。
「えー!レア職業を引いた!?すごいね!」
「うん。でも糸だけでどうやってやっていこうかなーって・・・」
「まあレア職業がどんなにデメリット存在してもある程度はできるようになっているんじゃない?」
「そうかぁ……」
「あ、そうだ!今のうちにフレンド登録しちゃおう!スマホ出して!」
ゲーム熟練者の言葉は為になるなぁ……
スマホを出して決めたパスワードを打ち合う。
まだ姉さんは初期設定を行ってないけど、使っているVR機器のIDを打てばフレンド登録はできる。
因みにIDは強固に守られていて、本人が教えないと他の人にはほぼ分からない位のセキュリティーがある。一応僕は姉さんのお古を使っているけど、それは姉さんにIDを教えて貰って所有者設定したから。
まあお古と言っても普通に高性能なものなんだけどね……
フレンド申請承認っと!
『フレンドが追加されました』
フレンド登録に使った僕の携帯の通知が鳴った。
これもセキュリティ対策の一つで、何かしらの端末―――OFOの公式サイトでフレンド登録が行われた際、本人に通知が来るようになっている。さらにその通知はメールアプリ会社と連携し、勝手に削除できないようになっている。と、いったセキュリティシステムがたくさん存在する。
あ、因みに通知は一か月後に自動的に削除するかどうか選べるみたい。
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◆フレンド一覧
ユキ ログアウト中
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「よし、これでOK。早速OFOやってくる!」
「夜ご飯までには戻ってきてよー」
———姉さん元気だな。
・・・じゃあ夜ご飯の準備でもするかぁ。
姉さんが初期設定を終わらせた後、一緒に夜ご飯に炊き込みご飯と卵焼きを食べて明日の正式稼働に備えた。
そして次の日になり———
正式稼働は15時からだと知った僕は部屋の掃除をしていた。
てっきりもう朝からできるものかと思っていたのに・・・
まあ朝からのゲームは健康に悪そうだから良しとするかぁ。
「―――そういえばもう直ぐだよ!凪!」
「あ、ほんとだ」
現在の日本時間の時刻、14時45分。それを伝えに姉さんが話しかけて来て、ログインができる状態になっている事に気づいたので、VR空間で待機している事に。
え~っとこのVRヘッドギアを被って―――
「―――『ログイン:OFO』」
僕は昨日居たOFOの初期設定の場に来た。
ふう。あとは十五分か。
OFOは技術的に時間加速はできるが、それをしなかった。でもイベントの時などはするらしい。
だからあと十五分だ。
残りの時間は〔糸術〕の練習に使った。スキルレベルはここでは上がらなかったけど、レベル以前に操作がムズイからね。これがレア職業といわれる所以かな。
『皆さまー!稼働まで残り15秒でーす!』
妖精ちゃんのそんな声が聞こえてきて、空にモニターが出てきた。
それには『10!9!8!的なのをしてください!』とイラスト付きで出てくる。
そして残り10秒になると、モニターが追加で沢山出てきて、指示通りに手を挙げて秒数を数えている人たちが映されている。
3!
2!
1!
0!
『正式稼働開始でーす!サーバーを選んでくださーい!』
OFOはサーバーに分けられていて、全第十サーバーまでがある。1サーバーに付き十万人を予定しているらしい。
絶対に第一サーバーとか第十サーバーは人が多いと思うから、中途半端な第四サーバーにしよう。あみだくじの番号も4番にしたしね。
ポチッとな。
そうして、僕の体は第四サーバーに転送されていった。
◆世界観設定
『時間加速』
VR空間内での機能。30年前にケース社が初めて開発した。時間加速を初めて使用したゲームは『Reality・Online』というVRMMOゲームである。
因みにそこから更に成長し再びVRMMOゲームを作るとなった際、クラウドファンディングをしたら複数のお金持ちや企業、財団が投資し、100億円が集まった伝説を持つ。
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【あとがき】
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