爺がジジイを連れてきたんだぜ(ついでにババアもな)
「ほ〜やっとるのぅ?」「コレがセシル様の工房かぇ?」
「素晴らしいですな!息子から聞いておりましたが、公爵家が出処でしたか♪」
「へぇ〜...コレは、新しい内職には持って来いのようじゃ♪」
人手が欲しいとは言った。確かに言ったが...
(年寄しか居ねぇじゃねぇか)
実際にはまだ動けそうな奴は居るが
「アレは退役軍人ね」「そうですかい」
どっちみち長続きはしねぇ...
そんな事を考えていたら
「ゲビックよ?」「これはヴェルノア様」「良い良い。孫の前じゃしな♪」
相好を崩した好々爺が現れた。その隣には若い女性が居て...
「リバーシだったかしら?今でも楽しませてもらってるわ♪」
「アレは嬢ちゃ、いやセシル様が考えたモノでして...」
「それでも商品にしたのはアナタでしょう?感謝しているわ」
嬢ちゃんの母親に感謝されちまった。だがそんな事よりも気になって仕方無ぇ事がある。
「お二方に聞きてぇ事があります」「「なんじゃ?」」
俺は嬢ちゃんが男装していない事に触れ、鉱山側の工房にまで来た経緯を尋ねた。そうしたら...
「ここに来た者たちは世間一般的には気の狂れた者とされた人たちじゃ」
「でも皆、信念を貫いた人たちよ」「そうですかぃ」
本来なら一角の人物になっていても、可怪しくない集団だった。
それが、世間に蔓延る社会適合者に蔑ろにされ...
「ゲビックよ。言いたい事は分かるが、ソレを外では言うでないぞ」
「勿論でさぁ」「そうして下さいね」「はい。奥様」
実際には即戦力の老齢熟達者集団だったんだぜ。
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