相変わらず底の見えない嬢ちゃんだぜ
パ―――ン!「「「おぉ〜〜〜〜」」」
「なぁ...嬢ちゃんよ?」「学ぶためよ」「(答えが)早えぇよ!」
俺と嬢ちゃんは貴賓席で、公軍が行なっている最新兵器のお披露目を目の当たりにしている。
「ソイツは兵士たちに...って事だよな?」「両方よ!」「両方だぁ?!」
相変わらず食い気味の答えに俺が首を傾げていると
「あなたは技師でしょ?なら...使うだけの兵より、整備と点検する人員の方がより習熟する必要がある事に気が回らないの?」
そう言われて合点がいった俺は「なるほどな」と頷いた。
「だが、火縄銃は正直メンテナンスと呼べる程の事は「それで良いのよ!」えぇ?!」
「いいゲビック?アレは主にゴミや埃を取り除き、椿油なんかで月に一度拭いてやるだけで良い代物よ。でもね...その清掃方法は、この後支給する拳銃なんかも基礎は同じなのよ。でも、やる事は増えるでしょう?」
「そりゃそうだ。あー…つまり、一つづつ慣れさせるのが目的って事かい?」「そうよ」
俺は火縄銃に関してはかなり簡単過ぎると思ったんだが、どうやら嬢ちゃんは仕組みより今後の手入れの熟練度を上げるのが目的らしい。
「それに...手入れをしていたら、自然と仕組みも覚えるでしょ?」「違ぇねぇな」
毎度思う事だが...この嬢ちゃんは、いったい何処まで見据えてるのか...本気で底が知れねぇんだぜ。
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