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超短編集  作者: 正丸八光


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転生したら両利きなってた2

 俺は中2で死んでしまい、43才の哲郎と言う名のオッサンに転生してしまった。鏡の前に立ち新たな自分の姿を見つめ溜め息を付くと、腹の脂肪をペシッと叩き食卓に向かった。哲郎さんの母親は良くしてくれて、朝から豪華で旨い食事をいっぱい作り「さぁ、たんとお食べ!」俺が両手で箸を持って食べる様子を嬉しそうに眺める。おかげで退院してから1ヶ月で10キロも太っちまった。哲郎さんは独身で母1人子1人、28の時に車に引かれ15年間も意識が無かったらしい・・俺は、つい1ヶ月前まで中学生だったのに、いきなり43に・・2人とも、いい人生とは言えなかったなぁ・・目の前にいる哲郎さんの母親も苦労したんだろうなぁ・・これからは、ささやかな幸せを・・いや、おもいっきり楽しく幸せな日々を送らせてやる!俺は、そう自分に言い聞かせたが、何をすればいいのか分かんねぇ・・俺、中2だもんな・・


(終わり)



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