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超短編集  作者: 生丸八光


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勇者の酒場

 魔王城がそびえ立つ森の手前にネオンをキラキラ光らせた酒場が一軒ある。その店は魔王討伐に向かう勇者一行が立ち寄る勇者の酒場と呼ばれていた。

「よぉーし!明日から魔王を倒しに森へ入るぞぉー!」

 1人の勇者が酔っ払った勢いで椅子に飛び乗り、高らかに声を上げると店主が

「おぉ!遂に死ぬ覚悟が出来ましたか!」

「はぁ?俺が死ぬ分けねぇだろ!死ぬのは魔王の方だ!」

 睨み付ける勇者に店主はニッコリと微笑み

「でも私は、これまで魔王討伐に向かう大勢の勇者達を見送って参りましたが、悲しい事に誰も戻って来ませんでした。だから心配で・・」

 悲しい表情になる・・

「そんな心配御無用!俺達は必ず戻って来るから!」

 勇者が鼻息を荒げ、剣を突き上げる様子に店主は、またニッコリ笑って

「なら全財産を私に預けて行きなされ、森に入れば金を使う所もないし、魔王を倒して戻って来たら、10倍にしてお返しますので!」

「いいだろう!」

 勇者一行の5人は全財産を店主に預け、酔っ払った勢いそのままで明日を待たずに森に入って行った・・

 店主がひっそりと始めた勇者の酒場は、今では魔王の城より大きくなっている・・


(終わり)




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