表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
坂の上のりんご  作者: さくら れいな
22/24

また、別のお店に移籍した。

そのお店もやはり、女の子も黒服もみんな仲が良く、

店終わりに一緒に飲むことも多かった。

ここはキャバクラのようなシステムだが、クラブのように永久指名でもあり、

また携帯電話は待機の時以外はカウンターの所に置く決まりになっており、

席についているときに携帯が鳴ると、黒服が呼んでくれる。


着物が好きで、毎週金曜日は必ず着物を着ていた。

お店が終わる間際に、トイレに立つと携帯が光っていたので、

カウンターで洗い物をしていた黒服に、

「ごめーん、携帯光ってるからちょっと取ってもらえると嬉しいなぁ?」

と甘えながらお願いすると、何も言わずに、携帯を取ってくれたが、

カウンターに投げて寄こし、今までそんなことをされたこともなかったので、

ビックリしたが、一瞬で頭にきた。

「あんたさ、今投げたよね?どういうつもり⁉」

彼は黙ったまま何も言わない。

「てめー、聞いてんのかコラ‼」

「うるせーな、聞こえてるよ」

と、耳をほじる。

余計に腹が立ち、

「お前、ちょっとカウンターから出てこいよ!」

と怒鳴ると、店長や他の黒服が気づき、間に入る。

「なんだよ、怜奈。何があったんだよ」

「コイツ、あたしの携帯投げて寄こしたんだよ!

万が一にも携帯が壊れたら、お前が責任取るのか?

あたしの売り上げ、お前が保証できんのか⁉」

「・・・」

「黙ってんじゃねーよ。出来るかどうか聞いてんだよ‼」

「・・・」

黙ったままの彼、

「ちょ、いいからお前こっち出てこいよ‼」

と草履も脱ぎ捨て、足袋一枚で床を叩き、店長たちも


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ