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坂の上のりんご  作者: さくら れいな
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「お前、出てきてちゃんと謝れよ」

と言ってようやくカウンターから出てきた瞬間、

着物をたくし上げ、一発蹴り飛ばし、コケた瞬間に馬乗りになり平手打ちした。

すると、周りから羽交い絞めにされ、止められたが、怒りは収まらず、

「コイツがいるなら、あたし店辞めるわ!」

NO1が黒服に舐められるなんて大恥もいいとこ、今後の仕事にも影響する。

いや、むしろもう怒鳴った時点で悪影響しかないが・・・

すると、店長が

「お前、他の女の子やお客様からも態度が悪いってクレームきてんだわ、

ずっとお前に注意してきたが治らないし、今回は店のNO1を怒らせたんだから、

お前は今日で首だ。お前と女の子どっち採るとなれば、

売上あげてくれてる女の子を取る、お前がいても金にならねーから」

なんだか腑に落ちない言い方だったが、

「怜奈がきてから、女の子たちのやる気が変わってきたから、

辞められると困るんだよなぁ」

と言われなんだか嬉しくなった。

その次の日から彼は本当に来なくなった。

「NO1の力って物凄い影響力があるのね」

と初めて実感してしまった。

一人を首に出来るほどの影響力・・・怖いと思う。

また別のお店では、何が気に入らないのかさっぱり分からないが、店長に、

「怜奈さんを取るか私を取るかどっちかにして!」

女の子が言い寄ったらしく、またその店長も素直なので、

言われた通りに私に伝えてきた。

「そういうことだから、ごめんな」

と言われた。

売上のない子を取る店を初めてみた。

「わかりました、結構です。でもオーナーさんには伝えます。

じゃないとおかしくなるので」

「うん、いいよ」

その場で電話した。

これこれこうで、今日で辞めますと・・・

オーナーは

「そこに店長いる?変わってくれるかな?」

「変わってって」

私はそのまま帰り支度をすると、店長がきてまた電話を変わる。

「お前はそのまま帰らなくていい、終わったらお前を含めて上層部全員で話そう」

「分かりました」

自分のお客様が何組かいらしていたので、席に着く。

よほど店長は私が気に入らないのだろうと思ったが、辞める覚悟は出来た。

どっちに転んでも大丈夫。


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